都市伝説 おうまがロゴ

・no.26 お地蔵さま
・no.27 琵琶湖湖底、死者の行進
・no.28 東京が渋滞する理由
・no.29 動物愛護団体
・no.30 ガソリンスタンド


■お地蔵さま
学生時代の話、私が通う塾の帰り道にお地蔵さまがあった。
受験が近かった私は、ふと思い立ち合格祈願をそのお地蔵さまにした。
家に帰り母にその話をしたところ、怪訝そうな顔をして
「地蔵に関わったらだめ。でも合格したらお礼だけは言うように。」と何度もしつこく言われた。
理由を尋ねても教えてくれず、周りの友達に聞いてもわからない。
その後、無事高校に合格できた私は、一度だけお礼を言いに行きそれ以後お地蔵さまには関わっていない。
それから数年後、母の実家に行ったときふと、そのことを思い出しおばあちゃんに聞いてみた。

すると以下のようなことがわかった。
・お地蔵さまは土地の守り神であることが多い。だから個人的なお願い事をするとその力がそがれてよくないことが起こる。(疫病や災害など)
・お地蔵さまはきちんと祀ることができてはじめて益をなすといわれている。お供えや掃除、草むしり等のお世話をする覚悟がないものがむやみに手を合わせてはいけない。
・割と新しめに作られたお地蔵さまは死亡事故をきっかけに置かれたものが多い。下手に拝むと連れて帰ってくるからだめ。
私はそれ以来、道ばたにいるお地蔵さまが怖くてしょうがない。



■琵琶湖湖底、死者の行進
琵琶湖は滋賀県の6分の1の面積を有する日本最大の湖である。
しかし、裏の顔として非常に自サツ者が多いことでも有名でもある。
大半の自サツ者は水上で発見されたり打ち上がったりするのだが、ある特定の場所で自サツをした人は浮かび上がってこないことが多い。
その場所で自サツした人は湖底深くに沈み、死蝋化(腐敗せず死体全体が蝋状の物質に変化したもの)して湖底をゆっくり漂流している。

ある大学が琵琶湖の生態系調査を行うために、カメラを付けた無人潜水艇を潜らせたところ、数十体の死体がまるで行進をするように琵琶湖の湖底を漂流していた映像は、動画サイトにも投稿され話題となったのは記憶にも新しい。(現在は削除済み)
余談だが京阪神ではそういった水を水道水として使用している。
そちら行く用事のある方は覚悟して水を使ってほしい。



■東京が渋滞する理由
東京は世界でも有数の人口密度を誇る都市だ。
しかも物流の中心となっており、年がら年中渋滞している。

ところが、専門家の分析によると現在の交通量程度では渋滞はそこまでおきないとされている。

では、なぜ渋滞が発生するのか。

じつは東京は、江戸時代に敵が攻めづらいように作られた道をそのまま流用してしまったために、直線が少なく、見通しの悪い道路になっていて、渋滞が非常に起きやすくなってしまっているのだ。

ちなみに、アメリカの国防総省が2002年に発表した首都攻略格付けにおいて、東京はワシントンについで第2位の攻めづらさとなっている。

現代でも通用する徳川家の戦略的都市計画。

渋滞に巻き込まれた際は、いにしえの技術に思いを馳せるのもよいかもしれない。



■動物愛護団体
ネット上にはいろいろと寄付を求めるサイトがある。
その中に「怪我をしたかわいそうな動物に寄付を」というのがあった。

写真付きで紹介されているそのサイトには、片足が無い犬や、内臓が飛び出た猫たちの画像があり
目を背けたくなるようなものばかりであった。

だが、回復経過の画像を順を追って掲載していたので、活動内容もよくわかり寄付もそこそこ集まっている様子。

しかし、不思議な点もあった。
重傷の動物の中には、無くなった手足が再生しているものや、見るからに死んでいてもおかしくない状態の猫が後日元気に遊んでいるものもあった。

そのことを不思議に思い、ふと画像のファイル作成日時を調べてみると、
恐ろしいことに、完治後の姿の画像は、無残な姿で横たわる画像より以前に作成されていることがわかった。



■ガソリンスタンド
千葉県では、地元であった話として語り継がれてる話。
深夜、ちょっとした用事で車でお出かけをした女性がいた。

途中でガソリンがないことに気づき、24時間営業のセルフガソリンスタンドに寄ることに。
スタンドについて給油をしていたが、男性店員がちらちらとこちらをみてくる。
なんかこわいなぁと思い、早く出ようと急いでいると怖い形相でその店員が走ってくる。
店員はいきなりその女性の腕をつかむとこう言った。
「あなたが先ほど使用したクレジットカードは盗難届の出ているカードです。事務所に来てください!」
全く身に覚えのない盗みの疑いをかけられ、パニック状態で店員に腕を引っ張られ事務所に。
事務所に入るなり店員は鍵をかける。
女性は本格的に身の危険を感じたが、その瞬間店員は平謝り。
「すいません乱暴なまねをして。ちょっと確認なんですが、後部座席のナイフをもった男性はお知り合いですか?」
監視カメラをみせてくれたが、見知らぬナイフをもった男性が車から降りてくるところだった。
男性は通報により逮捕。女性のストーカーだったらしい。店員の機転によって女性は難を逃れたとのこと。