206: 本当にあった怖い名無し 2013/05/26(日) 10:08:25.11 ID:Q0g/U8VT0

洒落怖 ロゴ大黒

洒落怖「本当に怖い~系サイト 某国の言葉で書かれた俺をヤる相談」

今から10年前になるんだけど、自分は19歳フリーターで、
ガソリンスタンドの夜勤バイトへ原付で向かう途中、
ウィンカー無しで右折してきた軽自動車と正面衝突して
フロントガラスに顔面強打しながらふっとばされて重傷を負ったんだ。
大腿骨骨折で、2ヶ月半ほど入院して、
右足の中には宇宙にいくという金属の棒を入れられて退院した。

もちろんバイトはやめることになったし、右足の筋肉は牽引で全部無くなったし
一年後には金属を抜く手術もあるしで、二一ト街道まっしぐらだった。、

車にはねられた直後に思った
「今氏んだら誰にもお別れすらできないし、明日には居ないのか。」
という恐怖を思い出すと、それ乗り越えたのが今の自分だとか思って妙に活力が出た。
実際には痛い痛いって喚いていただけで、
救急隊や医者や看護師や家族に救って貰ったんだけど。

で、活力はあるけど体は動かないし、インターネットばかりやっていた。
ADSLが普及して、2chではFLASHとかが流行ってた頃だ。
二一トながら怪我人なので、
朝から居間のパソコンでネットをしながらワイドショー見てても何にも言われない。

テレビでの当時の話題は「自サツサイト」だった。
今もあるかは知らないけど、自サツしたいけど怖いという人が、
集団で自サツをするために志願者を募るサイトだった。

さっそく、自サツサイトとやらを調べてみると、色々と出てきた。
色々と覗きながら一番書き込みが多い所に貼り付いてROMりだした。
なんで自サツするのに仲間が必要なのかとか、
此処の管理人はどうしてサイトまで作る手間をもって、
自サツ者を募って自由にやり取りさせたりするのかとかに興味が湧いた。

「~県住みで車出せます。練炭で5人まで募集です。」
そんな内容の書き込みがある。
はっきり言って今から死のうとしている人間の心理は理解できないが、
こんな事書くのは逆にコイツはあやしい?という興味が湧いて、
メールとか出して話を聞いたりした。
主催の人間にメールすると、
本当に自サツしたいのか?というような胡散臭い奴らばかりだった。

更にはTV関係者と名乗る人物が現れて、
自サツ志願者にインタビューがしたいとか、
そんな書き込みを始めた。
そいつにも自分はメールを送った。
プロだけど、自分と同じように興味があったようだった。
管理人と連絡を取りたがっていた。

今思うと、足が折れて二一トやってて、
次にどう生きていこうか不安でしょうがなかった自分にとって
弱い者イジメをするには格好の連中だったんだなと思う。
生きろ生きろの一方、
グダグダ言わないで氏ね、誰も助けやしないぞと、
親の金で生活してネットしてる俺が偉そうに語っていた。

俺は一人では無かった。
そこで大暴れするうちに、2人の友人ができた。

17歳でちょっと精神病院入っている「アヤ」という子と、
パソコンに強い「黒猫さん」という人達だ。
俺達はメッセンジャーでよくチャットしていた。
アヤは自分と同様に、荒らし回って掲示板の機能をほぼ壊滅させていたのだが、
黒猫さんは俺達とは違って、主催者や志願者のメールアドレスに
メール爆弾やらウィルスやらを送り込んでいたらしい。
そして、稀に発言するときには「ねえ、管理人さん」と話しかけていた。

そんなこんなで掲示板荒らしは2ヶ月ほど続いた。
俺達はいつも同じ掲示板でダベり、
検索ランキングで上位だったサイトの掲示板はもはや、
集団自サツ嘲笑掲示板へと姿を変えていた。

俺達3人はその掲示板だけを荒らし続けた。
俺は客が一番現れるそのサイトを手動で駆逐することを目的としていた。
アヤは友だちになった俺とよく話せるからそのサイトに居たのかも知れない。
ただ、黒猫さんは俺達の浅はかな考えとはちょっと別の目的があったみたいだ。

ある日、いつも通りにネット巡回していて、
「集団自サツ募集掲示板」のブックマークをクリックした。

そしたら、いつもの背景なのに、全く別のサイトが立ち上がった。
何度もクリックするが間違いではない。
掲示板のタイトルは

「○○(俺のHN) SHOULD D/I/E」

今までのログは全部流れてしまっていて、
そこには大量のK国の文字のスレッドが乱立していた。
尋常な数ではない書き込みだった。
慌ててメッセで黒猫さんに連絡した。

その当時、K国の文字が何を意味するかなんて俺には想像もつかなかった。

黒猫さんから返事があった。
「その掲示板は、K国の文字で、貴方の居場所を特定してコ口す方法を話し合っています。
前々から尻尾を掴みたかったのですが、貴方のような戦法が一番効果的だったんですね。ありがとう。」

意味が分からなかった。

なぜ、自サツ募集を妨害した私に向けられた言葉がK国の文字だったのか?

なぜ、胡散臭い管理人がサイトを立ちあげて、自サツ掲示板を作る必要があったのか?

なぜ、TV関係者と黒猫さんが、表舞台に立たない胡散臭い管理人にずっと執着したのか?

浅はかだった自分が知ったのは、その2年後だった。

黒猫さんは、こんな話は面倒くさくて私には教えてくれなかったのだと思う。

あれは自サツしたい人を募る需要に合わせた掲示板なんかじゃない。
掲示板は日本語で作り、日本人がしぬことを目的にしたとんでもないものだった。

その後も、色々と自サツの方法を紹介したサイトが出てきてるよな?