94: 2010/07/22(木) 21:23:46 ID:f1/7hwgZ0
実怖「優しい幽霊と化物のように冷酷な同級生」
幽霊は怖い化物。でも時には人間の方が怖かったり幽霊の方が優しかったりすることも!?
実はその日、俺はずっと腹の調子が優れませんでした。
教師にも体調が優れない事は伝えていたのですが、
教師は「薬を飲んでれば治るだろう」といった感じの事を言っていました。
まあ、俺自身も薬を飲んだりトイレに行けば治るだろう、と楽観視していました。
しかし、時間の経過と共に腹痛は酷くなってきていました。
そして委員会に向かう途中の階段で、
俺は腹痛の為に歩くことはおろか、立っている事すら出来なくなりました。
ここまで体調が悪くなるのは人生初でしたので、かなり焦った記憶があります。
まさか腹痛で歩く事すら出来なくなるとは…と唖然としました。
さて、階段の踊り場で座り込んでしまった俺ですが、Kは俺を無視して歩いて行こうとしています。
俺は咄嗟に「腹が痛くて立つことも出来ない。悪いけど、先生を呼んできて欲しい」と言いました。
するとKは…これは、今も忘れる事が出来ないんですが、
俺の方に振り向くと「そんなの、自分でやればいいでしょ!」と叫ぶと、
俺を放置して行ってしまいました。
Kの、ドッシリとした後姿(Kは、かなりの肥満体型でした)が階段の上に消えてゆき、
俺は1人取り残されました。
誰かに助けを求めたくとも動けない、腹の痛みで叫ぶ事も出来ない…
しかも放課後なので生徒の往来も無い…
もしかして、このまま亡くなってしまうんだろうか、と本気で焦りました。
そんな感じで、しばらく踊り場でウンウン唸っていると、
偶然にも別の男子生徒が通りかかってくれました。
彼は「どうした、具合が悪いのか?待ってろ、先生呼んでくるから!」と言って立ち去り、
その後すぐに先生が駆け付けてくれました。
その後、病院に運ばれて診察を受けた結果、
俺は盲腸炎に掛っているのが判明し、即手術。
手術をした医師が言うには、盲腸は破裂寸前の状態になっており、
あと少し遅ければ危険だったとの事でした。
今、こうして俺が書き込みが出来ているのは、
先生を呼んできてくれた彼のお陰です。
本当に感謝してもし切れません。
退院後お礼を言おうとしたんですが、
何年何組の何と言う生徒かも分からないので、
とうとうお礼も言えずに卒業となってしまいました。
もちろん先生にも聞いたのですが
「ちょっと分からないな…顔も良く憶えてないしなあ」と返されました。
今、あの時の事を思い出すと、
ひょっとしてあの生徒は…?と考える時があります。
病気の人間を助けたとなれば本人も鼻が高いでしょうし、
周囲の噂にだってなる筈なのですが、
そういった事も聞きませんでした。
そういえば、彼が先生を呼ぶ為に立ち去る時、
一瞬で目の前から消えたような気が…
強烈な痛みで幻覚を見たのかも知れませんが。
幽霊というと、とかく恐怖の対象になりがちです。
が、果たして怖いだけの存在なんだろうか?と思います。
人間に怖い思いをさせる幽霊も沢山居るでしょうが、
中には良い幽霊も居て、
生きている人間を助けてくれる場合もあるんではないか、と。
ただ、それと同時に恐怖もあります。
先生を呼んでくれた生徒に、ではありません。
あの時、俺に対して「そんなの、自分でやればいいでしょ!」と叫んだK。
その時の形相が忘れられません。
俺は、Kのような人間が一番怖い存在だと思うのです。
あの、何かに取り憑かれたような顔、野太く冷徹な叫び声。
まあ、本当に何かに取り憑かれていたのかも知れませんが、
今もあの顔と声はトラウマです。
俺は腹痛の為に歩くことはおろか、立っている事すら出来なくなりました。
ここまで体調が悪くなるのは人生初でしたので、かなり焦った記憶があります。
まさか腹痛で歩く事すら出来なくなるとは…と唖然としました。
さて、階段の踊り場で座り込んでしまった俺ですが、Kは俺を無視して歩いて行こうとしています。
俺は咄嗟に「腹が痛くて立つことも出来ない。悪いけど、先生を呼んできて欲しい」と言いました。
するとKは…これは、今も忘れる事が出来ないんですが、
俺の方に振り向くと「そんなの、自分でやればいいでしょ!」と叫ぶと、
俺を放置して行ってしまいました。
Kの、ドッシリとした後姿(Kは、かなりの肥満体型でした)が階段の上に消えてゆき、
俺は1人取り残されました。
誰かに助けを求めたくとも動けない、腹の痛みで叫ぶ事も出来ない…
しかも放課後なので生徒の往来も無い…
もしかして、このまま亡くなってしまうんだろうか、と本気で焦りました。
そんな感じで、しばらく踊り場でウンウン唸っていると、
偶然にも別の男子生徒が通りかかってくれました。
彼は「どうした、具合が悪いのか?待ってろ、先生呼んでくるから!」と言って立ち去り、
その後すぐに先生が駆け付けてくれました。
その後、病院に運ばれて診察を受けた結果、
俺は盲腸炎に掛っているのが判明し、即手術。
手術をした医師が言うには、盲腸は破裂寸前の状態になっており、
あと少し遅ければ危険だったとの事でした。
今、こうして俺が書き込みが出来ているのは、
先生を呼んできてくれた彼のお陰です。
本当に感謝してもし切れません。
退院後お礼を言おうとしたんですが、
何年何組の何と言う生徒かも分からないので、
とうとうお礼も言えずに卒業となってしまいました。
もちろん先生にも聞いたのですが
「ちょっと分からないな…顔も良く憶えてないしなあ」と返されました。
今、あの時の事を思い出すと、
ひょっとしてあの生徒は…?と考える時があります。
病気の人間を助けたとなれば本人も鼻が高いでしょうし、
周囲の噂にだってなる筈なのですが、
そういった事も聞きませんでした。
そういえば、彼が先生を呼ぶ為に立ち去る時、
一瞬で目の前から消えたような気が…
強烈な痛みで幻覚を見たのかも知れませんが。
幽霊というと、とかく恐怖の対象になりがちです。
が、果たして怖いだけの存在なんだろうか?と思います。
人間に怖い思いをさせる幽霊も沢山居るでしょうが、
中には良い幽霊も居て、
生きている人間を助けてくれる場合もあるんではないか、と。
ただ、それと同時に恐怖もあります。
先生を呼んでくれた生徒に、ではありません。
あの時、俺に対して「そんなの、自分でやればいいでしょ!」と叫んだK。
その時の形相が忘れられません。
俺は、Kのような人間が一番怖い存在だと思うのです。
あの、何かに取り憑かれたような顔、野太く冷徹な叫び声。
まあ、本当に何かに取り憑かれていたのかも知れませんが、
今もあの顔と声はトラウマです。


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