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都市伝説 No230 黒い夢の意味とソレにまつわる奇怪な事件

人は誰しも眠ると夢を見ると思うが、カラー、モノクロ、セピア、そのいずれにも該当しない「黒い夢」を見たときには用心した方がいい――。

黒い夢の話をしよう。

夢の色には個人差があり
白黒、セピア、カラーの三種類があるのは有名な話だと思う

この色の差は感受性の違いによるものだと言われているが、
オカルト的な一説に夢の色は「魂の色」だという説がある

夢の色が上記の三種類のウチのどれかなら何も問題はない
だけど世の中には夢の色が黒くなっていくという現象があるらしい

この黒い夢は真っ黒なのに普通の夢と同じように内容を把握出来る
黒い夢は最初から黒い訳ではなく、最初は普通の色だったのが
次第に暗くなっていき最終的に真っ黒になるのだという

近畿地方のある県の田舎町で
一人の学生が真夜中に突然奇声をあげながら
父親の車を運転して暴走、120キロの速度で電信柱にぶつかり車は大破
この学生と偶然巻き込まれた中年男性が氏亡するという事件が起きた

警察の調べでこの学生はどこにでもいるような普通の子で
何か大きな問題を抱えていた訳でもなく、
事件当日も普段とかわらず学校生活を送っていたという事が分かった

家宅捜索をしてみてもおかしなものは見つからず、
この男子が何故このような奇行に走ったのかは
不明なまま事件の捜査は打ち切られた

しかしこの男子が通っていた学校ではある1つの噂が流れた
彼は黒い夢に取り付かれて狂ってしまったのだと

この男子は事件の数日前に友人達とテレビで見た夢の色の話をしていた
その時この男子は自分の夢が日に日に黒くなっていっていると話したのだという
また、夢の中で自分は車を運転していて何処かに向かっているとも

前述したように夢の色が本当に魂の色だと言うのなら、
夢が黒くなるというのは

「魂をナニカによって黒く染められてしまっている」のかもしれない