120 :本当にあった怖い名無し:2006/08/09(水) 05:07:56 ID:X9hAhTZU0
海怖「偶然だったのか、必然だったのか」
海と学校にまつわる怪談。どこの学校にでもありそうな話だけれど、その話はとても具体的で信じて怯える奴が出てきてしまったんだが――。
海とはちょっと離れるんだが、まぁ体験談を少々。
京都の舞鶴にある古い校舎での話。
南京都にあるうちの学校は3年生になってすぐ1泊研修と銘うった小旅行がある。
基本的には舞鶴にある学校の校舎横の旅館に泊まって、
次の日に海にいって遊ぶだけ、という行事だ。
その年は自分が3年になり参加することになった。
最初の1日はレクレーションをしてそのまま旅館にはいる。
割とお利口さんが多いせいかアホな行動を起こす奴もなくすぐにみんな寝静まった。
そして布団に入って恒例行事のようにみんなで布団を寄せ合い怪談話に浸ることになった。
その中であるクラスメイトが始めた怪談にこんな話があった。
何年か前の研修で、イナホさんという女子生徒がいた。
彼女はいつも同じクラスの人間に暴力を加えられている、
いわゆるいじめられっ子だった。
そんな彼女だが、一つ下のクラスに仲の良い男の子がいた。
彼女がひどいイジメにも関わらず学校に来ていたのは、
その子に会うためだけ。
だから彼女はその子と離れてしまう修学旅行も休んだし、
研修にも行くつもりはなかった。
けれどイナホさんは先生や両親に無理に説得され、
しぶしぶこの研修に参加することに・・・
そして研修2日目。
海入りを拒む彼女にクラスメイト達は、
彼女を海の中へ引きずり入れるという陰湿なイジメを行った・・・
結果彼女は帰らぬ人となり、
今も尚この時期になると海から這いずり出て、
この校舎前に来ては通りかかった生徒や教師を海に連れて帰るらしい。
彼女が現れる前は、必ず海の方からラップ音が鳴り響く。
この付近を歩いている時、
ラップ音が鳴り始めたら後ろを振り向いてはいけない。
もうそこには彼女が立っている。
あなたを連れ帰ろうと不気味な顔で様子を伺っている。
彼女を追い払う方法は一つ、ただそのままラップ音のする方角・・・
つまり海へと向かい「もう1泊研修は終わりましたよ」と大声で叫ぶこと。
そうすれば彼女はあなたのもとを去っていく・・・・
こんな内容だった。
その時はよくある系の話だと思い
正直自分としては他の人が話していた怪談のほうが怖くなり、
そっちばかり怖がっていた。
ただ一人、どんな話も真に受けてビビってしまう奴がいて、
そいつだけは布団に潜って震えていた。
夜中になって2人でトイレにいっていたクラスメイトの一人が、
ガクブルしながら部屋に戻ってきた。
巡回の教師も何があったって部屋に飛び込んできて、
そいつに聞いたらぼそっと、
「ラップ音が聞こえた」
って言うもんだからさっきの怪談を聞いてた全員顔が青くなった。
俺が「○○は?」と、
トイレに行ったもう一人の、怪談で一番ビビってた奴の事を聞いたら、
「途中ではぐれた」とそいつがまたつぶやいたせいで
教師全員総動員でそいつを探しに行く事になった。
俺らが後々で全てを知ったのはパトカーの音が聞こえて校舎前に止まってから。
警察が数人こっちへ入ってきたので、
俺達も事情を聞こうとダッシュで旅館の玄関口にいったら
いなくなってた彼が警察といくつか話していた。
そいつはラップ音が聞こえた後、いきなり振り返って逃げていった、
もう一人の足音が聞こえなくなり、さらに恐怖心に駆られたらしく、
怪談に従ってラップ音が鳴るほうへ走っていったらしい。
校舎の裏側を回ったところで、
黒い火が付いた棒を振って火を付けようとしている人影を見て、
「もう1泊研修は終わりましたよ」と大声で叫んだそうだ。
で、男がダッシュで逃げたところを、
学校側の民家の人が取り押さえて警察に通報したらしい。
実は前の週にも放火未遂事件があって住民や警察が警戒していたそうだ。
ラップ音は火付け棒(だと思われる)から出ていた火が燃焼する音だった。
その年、卒業したばっかりの卒業生で学校に火ぃつけたかったとか後後聞いた。
もし誰も気がつかずに火をつけられていたら、
校舎ごと俺達のいた旅館もアウトだったに違いないと思うと
本当に怪談のおかげだ、すごい偶然にみんな驚いてた。
もう10年ぐらい前の話だが・・・
あんなに珍事が続いたのは良くも悪くもあれが最後だったな
この付近を歩いている時、
ラップ音が鳴り始めたら後ろを振り向いてはいけない。
もうそこには彼女が立っている。
あなたを連れ帰ろうと不気味な顔で様子を伺っている。
彼女を追い払う方法は一つ、ただそのままラップ音のする方角・・・
つまり海へと向かい「もう1泊研修は終わりましたよ」と大声で叫ぶこと。
そうすれば彼女はあなたのもとを去っていく・・・・
こんな内容だった。
その時はよくある系の話だと思い
正直自分としては他の人が話していた怪談のほうが怖くなり、
そっちばかり怖がっていた。
ただ一人、どんな話も真に受けてビビってしまう奴がいて、
そいつだけは布団に潜って震えていた。
夜中になって2人でトイレにいっていたクラスメイトの一人が、
ガクブルしながら部屋に戻ってきた。
巡回の教師も何があったって部屋に飛び込んできて、
そいつに聞いたらぼそっと、
「ラップ音が聞こえた」
って言うもんだからさっきの怪談を聞いてた全員顔が青くなった。
俺が「○○は?」と、
トイレに行ったもう一人の、怪談で一番ビビってた奴の事を聞いたら、
「途中ではぐれた」とそいつがまたつぶやいたせいで
教師全員総動員でそいつを探しに行く事になった。
俺らが後々で全てを知ったのはパトカーの音が聞こえて校舎前に止まってから。
警察が数人こっちへ入ってきたので、
俺達も事情を聞こうとダッシュで旅館の玄関口にいったら
いなくなってた彼が警察といくつか話していた。
そいつはラップ音が聞こえた後、いきなり振り返って逃げていった、
もう一人の足音が聞こえなくなり、さらに恐怖心に駆られたらしく、
怪談に従ってラップ音が鳴るほうへ走っていったらしい。
校舎の裏側を回ったところで、
黒い火が付いた棒を振って火を付けようとしている人影を見て、
「もう1泊研修は終わりましたよ」と大声で叫んだそうだ。
で、男がダッシュで逃げたところを、
学校側の民家の人が取り押さえて警察に通報したらしい。
実は前の週にも放火未遂事件があって住民や警察が警戒していたそうだ。
ラップ音は火付け棒(だと思われる)から出ていた火が燃焼する音だった。
その年、卒業したばっかりの卒業生で学校に火ぃつけたかったとか後後聞いた。
もし誰も気がつかずに火をつけられていたら、
校舎ごと俺達のいた旅館もアウトだったに違いないと思うと
本当に怪談のおかげだ、すごい偶然にみんな驚いてた。
もう10年ぐらい前の話だが・・・
あんなに珍事が続いたのは良くも悪くもあれが最後だったな
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