廃村

オートバイで日本中の廃村や山村を旅して回ったというスレ主。旅行中に遭遇した怖い体験をみんなに聞いてほしくてスレを立てたそうです。日本全国には遊び半分で訪れてはいけない心霊スポットなどがありますが、スレ主が訪れた場所には一体何があったのでしょうか――(おうまがタイムズ)

※本文内にて、スレ主が建物を損壊してる箇所がありますが、廃村や廃墟であっても絶対にマネしないでください。やってはいけない反面教師としてお読みください(極度の緊張と非日常でのテンション、村全体の呪いでおかしくなったという解釈もあるようです)。



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こんばんわ、僕は19歳の男です、僕は着替えとキャンプ用品を積んだ
オートバイで今年の初夏から秋の終わり
ごろまで日本中の廃村とかを旅してました、ちょっと怖い体験もしたので良ければ聞いて下さい


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うむ
聞かせてくれ


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回りを山に囲まれた集落って、なんていうんでしょうかオカルト的な雰囲気はしますが単純に変な人が多いみたいです


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期待しています




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まず、僕は夏休みに東京あたりから滋賀県の琵琶湖までのキャンプツーリングの計画を立てたのです、この時は廃村めぐりはする気はなかったです


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とりあえず、計画としては行きは滋賀県まで下道でタラタラいって、帰りは名神高速と東名高速で一気に帰ろうと思っていました、もちろん野宿で


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とりあえず出発、都内から出て静岡方面へ向かいました、まともな道順も考えていなかったので箱根の山で夜を迎えました


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暗い峠の途中の脇道に少し広くなった自販機が沢山ならんでるところがあり、明るくて、バイクが沢山並んでいて近くのベンチにはバイク乗りの人が6人ぐらいました、近くにトイレもあるしここは野宿にいいかもしれません


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僕「あっ…!どうもこんばんわ」
(革ツナギの太り気味のお兄さん、Aさんとします)Aさん「今晩は…!どこから来たの?」


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僕「千葉からです」
Aさん「千葉から!」
Bさん「チバラギww」
cさん「あっそれ千葉住んでる人にいっちゃダメだって~!!」
僕「いや~僕別に地元愛とか全然無いですよw」
一同「( ´∀`)ハハハハハハ」


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Aさん「きみここで寝るの?夏でも山の上は霜が降りるし明け方は本当に寒いよ~」
cさん「10度は下がるね」
Bさん「霜で地面濡れるから朝はスリップ気を付けてね」


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僕「みなさん箱根の、地元の方なんですか?」
Aさん「そうだよ~みんな地元!そろそろみんなかえるや、琵琶湖までいくんでしょ?がんばってね!」
Bさん「んーあのさ、この先変な宗教の建物あるけど行っちゃだめだよ」


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僕「宗教の…?」
Aさん「そーそーなんだっけな…?子供の神様を奉ってるとかいう宗教の」
cさん「と、いってもいままで実害はない、夜タイコがドンドンうるせえだけ」


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気にはなったけど深夜も1時過ぎになったので
バイクとめてテントは張らずにベンチに寝袋で寝ました、


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その言っていたタイコの音が聞こえてきたらちょっと怖いなと思いましたが別にそんなことはなく、物凄く静かでした、星が凄く綺麗だったです


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ちなみにバイクは何?


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>>19
XJR1300です


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朝起きたら近くに一人用テントが増えてました、僕と同じキャンプツーリングの人みたいです
その人と一緒に「この先の宗教の施設」まで走りました、方向が西側で同じだったんです


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その人は、23歳で関西弁で、面白い人でした
すぐ打ち解けました
関西さん「なんやこの真っ赤な門は~」
僕か「でかいですね、こんな山の途中にあって、来る人いるんでしょうか?」


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よく晴れた朝方だったので全く怖くなく、関西さんと一緒に門をジロジロ見てました、
看板があって、「日本唯一子供神を奉る神社?」とか書いてありました


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僕はそれから関西さんと別れて、富士山の方へ走りました、(田舎の神社巡りとか面白いかもな~)とか思いました


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真っ昼間に富士山のあたりにつきました、僕はありきたりな観光名所よりもどうせなら冒険してやろうと、富士山を南東から時計回りにグルッと回りました、なあんにもない田舎の山道ばかりで風景はいいけどつまらないなーと思いましたが、富士山の西ふもとあたりの丘の上で凄く広い宗教施設を見つけたんです


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とにかく、物凄く広い、修学旅行で行った京都のお寺より広い、こんなに広大な施設なのになんで観光名所じゃないんだ?


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人っ子一人いない広大なお寺は、不思議な雰囲気でした、まだ恐い目にはあいません


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それから迷って甲府盆地へ出てしまいました
とりあえず富士川沿いに走って海沿いへ出て山脈地帯を抜けなければ名古屋方面まではいけないと思い、富士山沿いを走ります


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ヤバイのはここからです
富士山の国道沿いを南に走っていけばいいものを、変に冒険してしまいました、


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どんどんどんどん静岡方面への道をそれて
恐らく真逆の山岳地帯
方向へ行ってしまったのだと思います


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でもその時の僕は、キャンプ用品一式を積んでいたし、どこでも寝れる、どこにいったって恐くないと思っていたのでそのままGO!
元々無計画な旅が大好きで、迷うのを楽しんでいました


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街頭もない、舗装された夕暮れの山道を走り続けます


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山道を何百㎞(山道なのでバイクのメーターはそこまで動きましたが直線距離ではそれほどでもないはずです)も走っていると、僕は小さな廃村を見つけたんです


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なんだか、物凄くワクワクしました、僕はよそ者、その山村を踏み荒らしてる感がこの上なく
スリルがあり、最高でした


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この楽しさは本当になんなんだろう、やっちゃいけないことを、禁止されてる遊びをガンガンやる感じ、僕は夢中になって廃村のドアを蹴り破りまくりました


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おもしろい


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わくわくどきどき


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>僕は夢中になって廃村のドアを蹴り破りまくりました

こんなこと普通に誰もやらない


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大体、廃墟とかに置いてったままにしてるのは
アルバムとかです、一番面白かった部屋はアニメグッツが散乱していた部屋ですね!どうやら
若いオタクが住んでいたようで、それも見てみるとどれもこれも古い、僕のお姉ちゃんが見ていたカードキャプターさくらとか10年以上前のものばかりでした、ゲームきもドリームキャストとかスーパーファミコンとか、時代を感じました


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この部屋には昔のオタクが住んでいたンだな~www
とか思ってニヤニヤして凄い調子に乗ってました


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ガキすぎる


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ごめんなさい、犯罪なのは承知です、そのときは本当に調子に乗ってました、もう、非日常の感覚に狂っていました


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なら許そう
反省していれば良いw


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そのオタク部屋がある家を探索していると
某巨大新興宗教の大きな写真が飾られている部屋にでました、一番広いです


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僕はその宗教の噂は聞いていたので、うげえ…
とか思いましたよ


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…ん?この家…は


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まさかこの村…?
僕は流石にうわあ…ではなくゾッとしました


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この村全部が某宗教の村だったら…流石に怖い…


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つまりあの祠も神社もすべてそうだということです、僕は完全に暗くなる前にテントを張って寝ることにしました


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途中で蚊取り線香を落としたのでテントの中で安眠はできませんでした、それでも5時間ぐらいは寝れました、起きると時刻は午前4時、まだ全く陽の光は射しておらず、真っ暗でした


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何故か恐怖は全く無く、まだ暗いけどまた探索してやろう、神社も見てやろう、気持ちが物凄く沸いてきました、神様が!!!化け物がなんだ!!!俺が踏み荒らしてやる!!!!!!!


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来るなら来てみろこの野郎!!!!


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まあ、気持ちは理解できるw


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僕はライトを手に取り神社や祠を探索しました、辺りは真っ暗です勿論建物の中は空っぽ、10年どころではないほどボロボロで、正面の扉を何回か蹴ったら鎖が簡単に砕けて壊れました、鎖はガチガチに錆び付いて痩せています


84
ほうほう!

それでそれで?


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拾ったバールや家にあった金槌、使おうと思いましたが必要なかったなーとおもいました
非日常の感覚にいままでの人生で一番の高揚を感じました


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神社の一番広い空間に出ました、気持ちが高ぶりすぎて心臓バクバクでハアハア
言ってましたか
「なんもない…」


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「なんだっ…」そう言って、木の壁にバールの釘抜き部分をドスッと突き立てると
外から
「あ~~~~~あああああああああああああああ!!!!!!!」
「ウォーーーーーーーーーーン!!!!!!!」
とか訳のわからない叫び声が聞こえてきて、

僕は「来たか!!!来やがったか!!!!!!!」とか叫びながら外へ駆け出しました


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考えてみれば「来た」のは僕の方で異常者は完全に僕の方なんですが


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正体はすぐわかりました、ただの登山者と野良犬だったのです、暗くて物を高いところから落としてしまって大声をあげて、それに野犬が反応しただけのようです


104
>>102
そ・・・そうか・・・(ー_ー;)

ついつい身構えちまったぜ(-.-)y-~


103
でも向こうの方からしたら廃村の
神社からバールを持った青年が「来やがったなああああああああ!!!!!!!!」
と叫びながらこちらに走ってくるのは恐怖以外の何物でもなかったでしょう


105
>>103

これ、怖かった話?怖がらせた話?


107
登山者のお父さんは、逃げました、物凄いびびってました、俺は荷物から登山者だと気づいて
「あっ!待ってください!!!」と叫びました
急に声のトーンが変わったので登山者は止まってくれました


108
人間、非日常の環境や恐怖にかられると恐ろしいことをしてしまうものです
僕は探索にワクワクしていた反面、物凄い恐怖も感じていました、まともじゃなかった


109
登山者の人に「さっきのきみ、まともじゃなかった」「こんなところにいたら狂うぞ」
と言われ、明け方になっていたのですぐに荷物をまとめてバイクに積み、その村を出ました


110
まあ、気持ちはわかるw


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入ると半狂乱になる廃村かぁ~


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僕はバイクで高台に上がり朝日の射すその村の全体を眺めてみました、以外と大きい村だったんだ…

あれ?
あの登山者の人まだいる?


114
俺はジッ…とその人を見ました、
すると回りからワラワラワラワラ登山者の格好をした人が集まってきました、「あの人って団体からはぐれたのかな?」


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その人たちは神社にゾロゾロと入っているようなんです


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俺は滅茶滅茶に怖くなりバイクを走らせました、嘘だろ嘘だろ嘘だろおい!!!!!
何かの間違いだ!!!!!!!


118
俺は自分があの村でしたことが急に恐ろしくなりました
あの人たちは某宗教の人たちと見て間違いないでしょう


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怖い思いをした…もとい自分自身もおかしくなった、そんな体験でした
文章遅い上に下手くそでごめんなさい
見てくださってありがとうございます


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>>119
おお、乙でした
無事で良かったね


147
廃墟や心霊スポットで出る幽霊の何割かは恐怖にかられた探検者なのかもしれない…


153
人間コワイ。人間コワイ。人間コワイ。


154
おもしろかった!
こっちにまで緊迫感が伝わってきたよ



引用元: http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1449747678/