博物館 異世界

子供の時に、兄と一緒に異世界に迷い込んでいたことが、最近発覚したというスレ主。「時空のおっさん」のように異世界の住人であるおじちゃんと出会ったそうです。また、他にも異世界に行ったという方の体験談も恐ろしく、異世界で捕まった人間は、無事にこの世に戻ってこれないのかもしれません――(おうまがタイムズ)



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過去に異世界に行っていたっぽいことが最近発覚したから投下します。

忙しくてなかなかまとめられずに来たけど
今日こそ書こうと思い立って書いてます‼
俺自身もまだなんか不思議な気分だからもっと明確にしていきたい。
だから見てくれてる人がいたらレスくれると嬉しいです
質問でもなんでも‼


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ほう…


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一つ目は、日暮れが近付いてくるとおじちゃんは何も言わずにいなくなるんだ
そうすると兄と俺はもうおじちゃんもいないし帰るかーって
おじちゃんがいなくなるのが帰りの合図みたいになってた
あと川に来る時もおじちゃんは気付いたらいた、みたいな感じだった
もう一つは雨の日。
雨が降ってても川で遊びたい兄弟は、よく傘もささずに川に向かった。

川に行くための道順は、実家から国道を渡ってひたすら歩き続ける
しばらく行くと畑と住宅地が混同したような土地になってて
まぁまぁ開発が進んでるなぁって印象の場所に出るんだ。
そこの大通りを山が見える方向に進んでいくと途中で二つの道に分かれていて、ここを左。
すると左右に何本か道があるんだけど一本だけ不自然に舗装されてない剥き出しの道があるんだ
その舗装されてない道を進むと大きい寺みたいな建物があって、辺りは林になってる
寺のすぐ横にある獣道を進むといつもの川に出る、というもの。

だけど雨の日だけは絶対にこの舗装されてない道が見つからないんだ。
兄と俺で必氏になって道を進んでいっても、この道だけはどこにも見当たらない
まるで道が消えたみたいに。
だから雨の日はいつも諦めてた


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続き

だけど、よくよく考えてみるとどちらもおかしい事だらけ
まず面倒見の良いおじちゃんが日暮れでこれから暗くなる川に
小学生の子供2人を残して立ち去る?
帰したいなら、もう暗くなるから帰った方が良いぞって言えば済む事だ
雨の日に至っては全くの謎。
子供のころって正確な場所は理解してなくてもなんとなくの周りの風景とか
特有の土地勘みたいなものがあって
いつも行く場所に迷ったりはあんまりしないと思うんだよ
ちょっとおかしいなと思いながらも
好奇心旺盛な少年たちを充分に満足させてくれるこの川が大好きだった
夏休みは雨の日以外はほとんど毎日通ってた


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早く先が読みたい。ワクワク

子供の頃は、異世界に繋がりそうな小道
いっぱいあったよな。


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そんなある日、おかしなことが起こった

その日もいつもの川で俺は兄とおじちゃんと遊んでたんだが
途中で兄と俺が川にダムみたいなものを作る遊びを始めたんだ
みんなもよくやらなかった?
石を積み重ねてダムを作って川をせき止めたりする遊び
良い感じに作業が進んで調子に乗った俺は

「このままいけば川が全部埋まっちゃうかもねー!」なんて言ったんだ
そうしたらいつもは優しい顔つきのおじちゃんが急に表情を変えて
今まで見たこともないような怖い顔になった
不気味な無表情。

俺なんか悪いことしたかな?と戸惑いつつ
それを紛らわすためにまた作業に没頭した


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カッパ様ぢゃ!カッパ様の仕業ぢゃ!!


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それから少しして兄が

「あれ?おじちゃんがいない」

まだ明るかったし、おじちゃんがいなくなるには早すぎる
辺りを探したが見当たらない。
なんだか怖くなった兄と俺は今日は帰ろうと足早に河原を去った
寺のような建物の場所もいつもより気味が悪いくらい薄暗くて、兄と俺はとにかく急いで帰った

その日以降その川へは行かなくなった。
川に行きたいという気持ちよりも恐怖心の方が大きかった
兄と俺の中でもこの川の話はなんとなくタブーになっていって
いつしか忘れてしまった。


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当時のことを思い返しながら、妙に気になってきた俺は
その道の付近を散歩しながら捜した。
中々見つからないので近所の人に詳しく説明して
十数年前、川につながる道ありませんでしたかねー、なんて感じで聞きまわったが皆
そんな道あったかなぁ、みたいな反応だった
でも1人のおばあちゃんが興味深いことを教えてくれた

「昔はちょうどこの山沿いに川が流れてて、そんな道もあったと思うんだけどねぇ。今はもう埋め立てられてしまってないと思うけど。」

埋め立てられてたなんてめちゃめちゃショックだった
しかし、そこだ!と思った俺はおばあちゃんに川の名前を聞いた
T川。どうやら流れていたのはT川という川らしい。
俺と兄が行かなくなってからどれくらいで埋め立てられたのか気になった俺は実家のPCで色々調べたが、
あまり詳しい情報が出てこなかったので俺は図書館に向かった


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wktk


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レスありがとう‼
続けますね

図書館で地元の地理に関する書籍を探して、T川のことを調べた。
すると年季の入った本の中に、白黒写真で見覚えのある風景を見つけた。
そう、いつも遊んでた川だ

しかし信じ難いおかしなことが年表に記載されていた

昭和×年、埋め立て工事着工。
昭和×年、埋め立て完了
おかしい。明らかに俺と兄が遊んでた川はT川。
だがそのT川はとっくの昔に埋め立てられてしまっていたというのだ
もっと詳しく調べてみると、町の開発のために埋め立てが決まったこと、
豊かな自然を守りたいと一部の人たちが立ち上がって反対をしたことなどが記してあった


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もやもやした気持ちのまま家に戻ると
ちょうど兄も帰ってきていたので
早速T川のことを覚えてるか聞いてみたが
やはり兄もはっきり覚えてた
俺と同じような記憶で
よく遊んだよな、なんて言った
おじちゃんのことや不思議なことも話に出てきて
2人で不思議な場所だったな~って思い返してた

そこで俺は今日聞いた話やT川に関して調べたことを
すべて兄に話した。
すると兄は少し黙ってから
おじちゃんは俺たちに何か伝えたかったのかもなぁとか言ってた


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川に行った最後の日、俺は「川が埋まる」ってキーワードを使った
多分おじちゃんは川の埋め立てに反対してた人で、その言葉がおじちゃんを怒らせてしまったのかなぁ…
なんて思ったりもする
おじちゃんの川への強い思い入れがあの存在するはずのない異世界を作り出したのだとすれば
それはとてつもない強さだよな

なぜ俺たちがあの異世界に引き込まれたのかはわからない。
たまたま迷い込んでただけなのかも
でもおじちゃんにはすげー悪いことをしたなって思う
まぁでも今となっては少年時代のいい思い出です

以上が俺が体験した異世界の話。
駄文失礼しました。
最後まで付き合ってくれた方、ありがとうございます‼


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>>32
お疲れ様です!!面白かったです。


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>>33
本当に今でも不思議。
やっぱり子供のころってこういう体験しやすいんですかね?


34
タイムトリップみたいなやつかwやっぱり皆子供の頃に経験する事が多いんやなー
乙!面白かった!



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異世界体験した人をネットでだいぶ漁ったんですが
みなさんも俺も同じようにおじさん的な人に出会ってる
なんか密接な関係があるのかも。


38
子供は小さいし時空の歪みとかに飲み込まれやすいんじゃね?(適当)
でも自分の時はおじさんじゃなくて家族連れだったからテンプレ裏山


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>>38
家族連れ⁉
それ興味そそりますねw
良かったら聞かせてください!


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>>39
小学生の時家族で博物館行った時の話。

当時自分はその博物館行くの2回目(学校行事で一回行った)けど弟は初めてだったからドヤ顔で化石ブースとか面白い場所案内する訳よ。
で、絶滅危惧種の図鑑を案内しようと小走りでそのブースに行こうとしたらメッチャ暗かったんだよ。
まぁその時は「アレ?配置換えでもしたんかな?」と思ったけど弟いつの間にか居ないしどんなに歩いても足元に豆電球レベルの白い光はついてるけど真っ暗な一本道だしで段々怖くなってきた。


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しかも当時LEDのLの字もテレビでやってない時代で「さすが博物館w最先端かよw」とか思ってたらテンション上がってきて段々怖さは無くなってきた。
そしたら今度は眩しい物体が何個かある空間に居た。
で、動物園みたいな柵っていうか手すりの向こう側に鎖で縛られてガタガタ叫んでる人型の何かが居た。
赤い点の奴と目が合った。


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で、人型の奴は裸のとギリシャぽい絵によく描いてある白いアレ着てるやつとか色々並んでて
目が合った奴は白人女性に近い裸の人で目が合った瞬間何か泣きながら叫んでた。
で、そこで「ココは本当に博物館なのか?」と思い
博物館なら普通生き物の説明が書かれてるプレートがあるよな…と思いプレート探してたら
プレートあったけど漢字とか読むの苦手だったのもあって読める字が無かった。
ちなみに関係ないけどそのプレート黒字に白の文字で書いてあって
その白い部分が光っててスターOォーズ的な映画の字幕みたいでちょっとカッコ良かったw

で、学校で習ったような字が1個も無いけど数字ぽいのならあったから
誕生年とか絶滅した年とかいつだろうと思いながら見てたら例えば704~500143みたいにとにかくあり得ない桁違いな数字書かれてた。

で、ようやくココは最初に来た博物館じゃないぞという事に気づいたのでもう一回さっきの人型生物見てると
何かを威嚇するような目から段々怖がってるような目になっていったし背後から何かしらの気配もしたので振り返ってみると父・母・なんか抱っこされてる子供・自分より小さい王子みたいな子供で構成される絵に描いたような家族連れが居て皆怖いぐらい美形だった

けど後々考えると明らかに地球人ではない色をしていたのを覚えている。
でも弟とはぐれてから初めてお客さんぽい人を見つけられてとりあえず何か話しかけようと笑顔で「こんにちは」って言おうとしたら
「こ」の字を発する前に王子みたいな子供が私の方を指差しながら叫んで母親の方も一拍遅れて叫んでた。
で、父親の方が何か呟きながら母親から抱っこしていた子供を貰い走り去って行ったので「?」と思いながらふと後ろを振り返った。


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ちょっと電波に聞こえるかも知れないど鎖で繋がれてた白人女性ぽい人から「逃げて」みたいな言葉が脳に直接流れ込んできたから自分も捕まったら目の前の人達みたいにされるのかなと急に危機感を感じて逃げた



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暗い中を展示物の明かりを頼りに走っているとなんとか隠れられそうな
麻雀卓ぐらいの大きさで高さは大人用の傘1、5本分ぐらいの文字やら絵やらが書かれてる置物があった。
で、隠れるためにその置物の裏にしゃがんで目を閉じたら
急に周りが明るくなって目を開けると絶滅危惧種の図鑑がある最初の博物館に戻っていた。
でもまだ混乱してて本当に戻ったかどうか半信半疑だったので自分以外の人間を探すために移動すると暫くして怒った母と再会したので戻れて良かったと思いました。(終わり)

ちなみにその後数回博物館に行きましたがあの暗い空間に行く事は無かったので今でも謎ですw


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>>58
異世界体験してる人って割といらっしゃるんですね
興味深い話ありがとう。


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>>47
博物館ですか…
面白いですね
見てますよ~


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過去に行ってしまったって感じなんですかね??
おじさんがいつの間にか現れたりするのは霊的な何かがあるのでしょうか…


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となりのトトロに出てくる不思議なトンネルや
千と千尋の髪隠しのハクを思い出したでござる



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>>40
時間の流れは現世と同じだったので
川付近の時間の流れが逆戻りして
過去になってたのかな?
実感としては過去に行ってたって感覚はないです!

>>41
たしかに。昔からある神隠しとかの類は
あの異世界から戻れなくなったパターンのかもしれませんね


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面白い


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>>43
レスありがとう

あとそういえば、かの有名なきさらぎ駅にもある
ルール的なものもよくよく考えればあったと思う。
川で捕まえた生き物は持ち帰れなかったんだ
めちゃめちゃでかいカニを捕まえた時に駄々こねて持ち帰ろうとしたけど
おじちゃんが無言で腕掴んで川に戻させるんだ
他にも川魚やカエルも一切ダメだったなぁ
異世界にはルールみたいなもの、もしくはやってはいけないタブーがあるのかもしれない


引用元: http://hayabusa6.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1457778697/