笑える霊体験

笑える霊体験『幽霊の服装』『爺ちゃんのイタズラ』『逃げ出した死神』『祖母からのメッセージ』

『幽霊の服装』

7年位前にドライブに行った先で撮った写真にありえない物が写っていた。

ドライブに行った先は数十年前に旅客機の墜落事故があった湖。


私の右肩を覆うように人が鮮明に写っていた(胸から下のみなので顔は見えない)

透けてるとか、ぼんやりとかじゃない。カラーだし、まるで人がそこにいるかのように鮮明に写り込んでいた。

観光地でもないし、周りにはもちろん人はいなかった。だいたい、右肩を覆うように写っているって事は私より前に立っていなきゃアリエナイ。


心霊写真だ………


しかし、よく見ると服装が
膝の部分が汚くやぶけたジーンズ(ダメージ加工や古着加工じゃなく自分で破いたぜ!みたいな感じ。しかも色が安っぽい青。)上は緑と茶色のチェックシャツ。


アキバそのものだった。


『爺ちゃんのイタズラ』

3年前、母方の祖父が亡くなった。
担当医から「今夜が山」と言われていたので病院には母方の親類一同が
集まっており、皆が見守るなかで爺ちゃんは逝った。

爺ちゃんは霊安室に移動され、親類一同も移動。
沈黙の時が過ぎる。
そこに、母方の親類とは普段疎遠な俺の親父がやってきた。
親父は神妙な面持ちで婆ちゃんに挨拶して、焼香台へと向かう。
親父は線香を手に取り火をともし、手で火を消し払い灰に立てる・・

はずだったのだが、手は線香との距離を見誤り、線香先端にヒット。
折り飛ばされた先端は、あろうことか同席してくださっていた担当医の靴
の上に・・
担当医は沈痛の面持ちで目をつぶっていたので気付いていない。
線香の煙は担当医の股間を狙うかのように細くあがっている。
教えてあげたいのだが、その担当医の沈痛過ぎる雰囲気に皆動けない。
そんな皆の動揺をよそに煙は容赦なく担当医を包みだす。

俺はそれまでの緊張もあり、そのドリフ級のあまりにもベタな展開に耐え
きれず、ついにクスッwと笑ってしまった。
連鎖するように姉がクスッw。
こうなると全員笑い上戸な我が家の家系はもう止まらない。
親類一同大爆笑。

何が起こったのか解らず、足から煙をあげながらキョトンとしている担当
医の姿に、最後まで踏張っていた婆ちゃんも耐え切れずに笑いだした。

いま思えば担当医には悪いことをしたが、笑い番組の好きだった爺ちゃん
が、最後のイタズラをしたような気がしてならない。


『逃げ出した死神』

コレは、母親から聞いた話。
去年の暮れ頃 母親が突然入院した。
病気の症状は、はっきり出ていなかったらしいのだが
寝ようとすると 金縛りに会い、黒い影のような物が母親の顔を覗き込み

「もうすぐ・・・」

と言って消えるという妙な体験もあって
念のための検診だった。

検診の結果 即入院。内臓にピンホールが開いていて
命にも係わるところだったそうだ。
入院中は その影も現れず
「もしかしたら ご先祖様が教えてくださったのかしらね?」と
母親も言っていた。

ところが 明日退院という日の晩、その影は現れたという。
看護婦の見回りとは明らかに違う真っ黒な影が
嫌な雰囲気をまとって、母親の顔を覗き込んだそうだ。

(これは ご先祖様とは違う。死神のような・・・)

そう感じた母親は心の中で

(私の命を持って行くなら仕方が無い。だけど まだまだ子供達に手がかかるのよ。
おとなしく命を差し出す代わりに、私に代わって子供達の面倒をみてやって。
下の子はアトピーで、ダニやホコリがダメだから 毎日掃除して・・・
上の子は、着る物に無頓着だから・・・)と言っている途中で
その黒い影は

「チッ!」

と舌打ちをして消えたそうだ。

以来 母親の体調は絶好調。

「死神すら持て余すような あんた達の世話をしているお母さんに 感謝しなさい。」

と 毎日のように言われている。


『祖母からのメッセージ』

笑える体験ではないんですが…。

三年前の四月、母方の祖母が亡くなりました。
その日は桜がちょうど満開で、風のない晴れた日でした。

葬儀のあと行った火葬場も周りを桜で囲まれていました。
最後のお別れを一通りすませ、係の方が棺の顔の部分の蓋を閉めようとしたんです。その時、さっきまで風なんかほとんど吹いていなかったのに、外から一瞬だけ“ゴォーッ”っと風の吹く音がして窓を叩いたんです。


その音に思わずみんなで窓の外を見ると…

風に舞うたくさんの桜の花びらが…。


…あれは、祖母からのお別れのメッセージだったのでしょうか。たまたまタイミングがよかっただけなのかもしれませんが…。
舞い散る桜を見ながら、親戚は口々に『おばあちゃんがさよならを言ってるよー』って泣いていました。 
以上、私の体験(になるのか?)です。

桜も泣いたけれど、火葬後の係の方の言葉(一部うろ覚え)

『亡くなられた方は、火葬した直後はまだ自分が死んだということを気付いていません。
でも自分の形(身体)が無くなってしまっているのでどこに行けばいいのか困り、ここ(火葬場)に留まってしまいます。
なので、ここを出てから家に帰るまで“おばあちゃんお家に帰るよー”“車に乗るよー”など、絶えず言葉をかけて一緒に連れて帰ってあげて下さい。
目には見えませんが、ちゃんと一緒についてきます』

そっちの言葉のほうが泣けた…。