8年前にも「謎の刀」によって家が呪われてしまったというスレ主。当時は近所の神主に相談することでなんとか対処できたのだが、今回は兄から「家が大変な事になってるからすぐ来てくれ!」と電話があり、急いで実家に戻ったところ、禍々しい気配が実家から漂っていて――(おうまがタイムズ)
1 2017/01/14(土)
スレタイ通りだが、実家が呪われてしまった。
それも二回目である。
前回呪われたのが八年前。
今回はほんの半年前。
インフルで寝込んでしまってヒマだから需要ないかもしれんけど勝手に語ってく。
それも二回目である。
前回呪われたのが八年前。
今回はほんの半年前。
インフルで寝込んでしまってヒマだから需要ないかもしれんけど勝手に語ってく。
5
登場人物の簡単な説明な
オレ
ブサメン男。現在は実家を離れて会社員。
父親
三年ほど前から外国で工場長。
母親
父親についていった。
兄
ひどいやつ。大抵この人のせい。近年結婚し、兄嫁と実家に住んでいる。
兄嫁
ひどいやつ。
神主さん達
八年前はお世話になりました。
今回はなんかもうごめんなさい。
オレ
ブサメン男。現在は実家を離れて会社員。
父親
三年ほど前から外国で工場長。
母親
父親についていった。
兄
ひどいやつ。大抵この人のせい。近年結婚し、兄嫁と実家に住んでいる。
兄嫁
ひどいやつ。
神主さん達
八年前はお世話になりました。
今回はなんかもうごめんなさい。
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とりあえず1回目、八年前の話な。
超簡単にまとめると、
兄が近所のじいさんの家から謎の刀を貰ってくる。
それから家族全員が不可解な夢を見始める。
いろいろあって刀が折れる。そこから実家で怪奇現象が驚くほど多発。完全に呪われる。
耐えかねて近所の神社の神主さんに相談。いろいろしてもらって怪奇現象が収まる。
実家には神棚が作られ、毎日お供え物をしなければならなくなる。
また、各部屋に貼られたお札も定期的に張り替えなければならなくなる。
折られた刀は警察の方々が処分してくださいました。
ここまでが八年前の話。
超簡単にまとめると、
兄が近所のじいさんの家から謎の刀を貰ってくる。
それから家族全員が不可解な夢を見始める。
いろいろあって刀が折れる。そこから実家で怪奇現象が驚くほど多発。完全に呪われる。
耐えかねて近所の神社の神主さんに相談。いろいろしてもらって怪奇現象が収まる。
実家には神棚が作られ、毎日お供え物をしなければならなくなる。
また、各部屋に貼られたお札も定期的に張り替えなければならなくなる。
折られた刀は警察の方々が処分してくださいました。
ここまでが八年前の話。
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そして今回の話。
ゆっくり語っていくぞ。
半年ほど前のある日、一人暮らしの俺のもとに実家に住んでいる兄から電話がきた。
兄「家が大変な事になってるからすぐ来てくれ!」
その時はあまり詳しくは聞けなかったが、どうやら怪奇現象絡みのことらしく、今すぐ来て欲しいとのことだった。
正直なところオレが行ったところでなにが出来るわけでもないんだが、八年前に怪奇現象らしい怪奇現象はほとんど体験したから、その恐怖はよく知っていた。
少しでも力になれればと思い、家族が大変だと言って会社を休み、すぐに実家に向かった。
ゆっくり語っていくぞ。
半年ほど前のある日、一人暮らしの俺のもとに実家に住んでいる兄から電話がきた。
兄「家が大変な事になってるからすぐ来てくれ!」
その時はあまり詳しくは聞けなかったが、どうやら怪奇現象絡みのことらしく、今すぐ来て欲しいとのことだった。
正直なところオレが行ったところでなにが出来るわけでもないんだが、八年前に怪奇現象らしい怪奇現象はほとんど体験したから、その恐怖はよく知っていた。
少しでも力になれればと思い、家族が大変だと言って会社を休み、すぐに実家に向かった。
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しかしこれが大きな間違いだった。
暫く実家を離れていてオレはすっかり忘れていたんだ。
兄が如何にkzであるかを。
暫く実家を離れていてオレはすっかり忘れていたんだ。
兄が如何にkzであるかを。
27
車を数時間走らせてオレは実家についた。
実家を見てヤバいと思った。
もう家に入らなくても分かるくらいに禍々しいオーラが漂っていた。
オレは元々霊感なんて1ミリもないのだが、それでも分かる程やばい空気が実家には漂っていた。
実家を見てヤバいと思った。
もう家に入らなくても分かるくらいに禍々しいオーラが漂っていた。
オレは元々霊感なんて1ミリもないのだが、それでも分かる程やばい空気が実家には漂っていた。
29
俺の実家は雪国にあって、寒さ対策に玄関にはガラス張りの風除室なるスペースがある。
そこの扉を開けようと手をかけた途端、その手首を何かに握られた。
なんも見えないけど、確かに握られた感覚が。
ヒェっと思って手を離すと、ガラスに髭がモジャモジャのオッサンが写っているのが見えた。
もちろん俺の周りにそんな人はおらず、ガラスにうってるだけな。
そこの扉を開けようと手をかけた途端、その手首を何かに握られた。
なんも見えないけど、確かに握られた感覚が。
ヒェっと思って手を離すと、ガラスに髭がモジャモジャのオッサンが写っているのが見えた。
もちろん俺の周りにそんな人はおらず、ガラスにうってるだけな。
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もうパニックになってしまったオレは全力で逃走。
後で考えてみれば八年前に刀を折った場所が玄関だったんだよ。
呪いの爆心地みたいな場所だし、何も無い方がおかしいんだよな。
後で考えてみれば八年前に刀を折った場所が玄関だったんだよ。
呪いの爆心地みたいな場所だし、何も無い方がおかしいんだよな。
32
家からある程度離れたオレは近くのコンビニに逃げ込み、兄に電話をした。
家の駐車場には兄の車があったし、兄はどこか近くにいると思ったが…
オレ「もしもし兄ちゃん?今どこにいんの? 実家についたんだけど…」
兄「ああ、今な、嫁と熱海で温泉旅行中。」
オレ「え??え??」
兄「実家さ、また大変な事になってしまったからなんとかしといてくれ。」
オレ「」
本当にどうしようもない兄である。本当にどうしようもない。
でもここで今回の詳細について詳しく聞くことが出来た。
家の駐車場には兄の車があったし、兄はどこか近くにいると思ったが…
オレ「もしもし兄ちゃん?今どこにいんの? 実家についたんだけど…」
兄「ああ、今な、嫁と熱海で温泉旅行中。」
オレ「え??え??」
兄「実家さ、また大変な事になってしまったからなんとかしといてくれ。」
オレ「」
本当にどうしようもない兄である。本当にどうしようもない。
でもここで今回の詳細について詳しく聞くことが出来た。
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家では心霊現象を収める為に毎日神棚にお供え物をして、定期的に各部屋に貼られたお札を張り替えなくてはならない。
神棚はともかく、問題はこのお札。
結構な値段がするのである。
このお札を貼るハメになった原因でもある兄が毎回購入、貼り替えをしていたのだが、裕福ではない兄夫婦の生活はカツカツだった。
神棚はともかく、問題はこのお札。
結構な値段がするのである。
このお札を貼るハメになった原因でもある兄が毎回購入、貼り替えをしていたのだが、裕福ではない兄夫婦の生活はカツカツだった。
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それに痺れを切らしたのは兄嫁。
「こんなものがあるから余裕のある生活が送れない!」と発キョウ。
家中のお札を破いて捨てたらしい。
終いには心配して様子を見に来てくれた神主さん達を「詐欺師め!」と罵って追い返したとのこと。
ついでに1年ほど神棚のお供え物もサボっていたというからもうどうしようもない。
「オレも止めたんだけどなぁ~」と、完全に尻に敷かれている兄。
その後は案の定収まっていた怪奇現象が再び多発。
恐怖した兄夫婦は今回の件をオレに押し付けて、事が収まるまでのんびり温泉に浸かってようって考えだ
「こんなものがあるから余裕のある生活が送れない!」と発キョウ。
家中のお札を破いて捨てたらしい。
終いには心配して様子を見に来てくれた神主さん達を「詐欺師め!」と罵って追い返したとのこと。
ついでに1年ほど神棚のお供え物もサボっていたというからもうどうしようもない。
「オレも止めたんだけどなぁ~」と、完全に尻に敷かれている兄。
その後は案の定収まっていた怪奇現象が再び多発。
恐怖した兄夫婦は今回の件をオレに押し付けて、事が収まるまでのんびり温泉に浸かってようって考えだ
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親に相談したか聞いてみたところ、金銭面での援助はしてもらっていたようで、かなりの額をもらっていたようだ。が、・・・
その殆どを趣味の旅行に使ってしまっていたらしい。
兄嫁曰く「たまには息抜きしないとやってらんないのよね~」
余裕無いのに2ヶ月に1回ものペースで旅行しまくる馬鹿野郎がどこにいるんだよ。
息抜けまくり。
その殆どを趣味の旅行に使ってしまっていたらしい。
兄嫁曰く「たまには息抜きしないとやってらんないのよね~」
余裕無いのに2ヶ月に1回ものペースで旅行しまくる馬鹿野郎がどこにいるんだよ。
息抜けまくり。
44
兄「まあ、適当になんとかしといてくれ。収まったら帰るから早めに頼むぞ。それじゃ!」ガチャッ
本当に怖いのは幽霊なんかより、生きてる人間だってハッキリわかんだね。
オレは怒りに燃えた。
このままではどうしようもない。
オレはまず神主さん達に謝罪と相談をしにいった。
どの神主さんもカンカンに怒っている、ということはなかったが、ちょくちょく皮肉のこもった小言を話の中に挟んでいた。
神主さんの話をまとめると、今回も収めようとするのであれば、前回以上の大掛かりな儀式が必要となり、また費用も前回よりも高くなるとのこと。
前回の費用で出来てしまった借金を家族みんなで返済しきったばかりなのにとんでもない話である。
オレは絶対に払いたくなかったから、家族と相談してから、もう1度話すことになった。
本当に怖いのは幽霊なんかより、生きてる人間だってハッキリわかんだね。
オレは怒りに燃えた。
このままではどうしようもない。
オレはまず神主さん達に謝罪と相談をしにいった。
どの神主さんもカンカンに怒っている、ということはなかったが、ちょくちょく皮肉のこもった小言を話の中に挟んでいた。
神主さんの話をまとめると、今回も収めようとするのであれば、前回以上の大掛かりな儀式が必要となり、また費用も前回よりも高くなるとのこと。
前回の費用で出来てしまった借金を家族みんなで返済しきったばかりなのにとんでもない話である。
オレは絶対に払いたくなかったから、家族と相談してから、もう1度話すことになった。
49
まずは兄に電話をした。
兄「そんなに掛かるのかよ。払っといてくれない?」
オレ「ちょっとふざけすぎじゃない?」
兄「もうあの家売ったらよくない?」
オレ「あの家建てたのお父さんでしょ!?しかもまだローン残ってるし!」
兄「あーもう任せるけど、オレはそんなに払えないからな」ブチッ
兄「そんなに掛かるのかよ。払っといてくれない?」
オレ「ちょっとふざけすぎじゃない?」
兄「もうあの家売ったらよくない?」
オレ「あの家建てたのお父さんでしょ!?しかもまだローン残ってるし!」
兄「あーもう任せるけど、オレはそんなに払えないからな」ブチッ
54
次に外国の父親に相談
父親「家のことは兄に任せたんだから、そっちでなんとかしなさい。」
まあそうなるよな。
それに父親曰く兄夫婦に百万円以上金を貸しているらしい。
本当にどうするつもりなんだよ兄夫婦。
父親「家のことは兄に任せたんだから、そっちでなんとかしなさい。」
まあそうなるよな。
それに父親曰く兄夫婦に百万円以上金を貸しているらしい。
本当にどうするつもりなんだよ兄夫婦。
56
オレは一生懸命解決策を考えた。
どう考えても神主さん達に頼るほかないのだが、頭に浮かんでくるのは兄夫婦への熱い怒りと憎しみだけだ。
そしてまた兄も忘れていたのである。
オレもまた、そのkz兄の弟であることを。
どう考えても神主さん達に頼るほかないのだが、頭に浮かんでくるのは兄夫婦への熱い怒りと憎しみだけだ。
そしてまた兄も忘れていたのである。
オレもまた、そのkz兄の弟であることを。
57
考えに考え、オレは一つの結論に達した。
呪いの対象が今は実家になっている。
この対象を変えることが出来ないかと。
場所から人に、詰まるところ兄夫婦に対象を変えることができないかと考えた。
そう思い立ってからの行動は早かった。
図書館や実家のパソコンをフル活用してその方法を調べた。
呪いの対象が今は実家になっている。
この対象を変えることが出来ないかと。
場所から人に、詰まるところ兄夫婦に対象を変えることができないかと考えた。
そう思い立ってからの行動は早かった。
図書館や実家のパソコンをフル活用してその方法を調べた。
59
結果的にそんな都合のいい方法は見つからなかったが、いくつかの似たような事例や方法をみつけることができた。
それらを組み合わせるような形で呪いの対象を変える方法を自分なりに作り上げた。
過程はある程度適当でいい。
なによりも大切なのは相手を怨む心。
怪奇現象が多発しまくる実家で準備を進めた。
それらを組み合わせるような形で呪いの対象を変える方法を自分なりに作り上げた。
過程はある程度適当でいい。
なによりも大切なのは相手を怨む心。
怪奇現象が多発しまくる実家で準備を進めた。
62
電気はカチカチ点滅するし、ラップ音どころが足音も当たり前。
パソコンも上手く動かなくなるし、耳元で囁くような声も何度も聞こえた。
怖くなかったと言えば嘘になるが、それ以上に怒りが勝っていた。
やり方はそんなに難しい方法ではない。
家を型どった黒い紙の上に水の入ったコップと玄関タイルの一分を置く。
ネットで調べた呪いの言葉を使ってそこに家中の悪いものを集める。
コップの上でその紙を燃やして燃えカスがコップの中に入る様にする。玄関タイルも入れる。
その燃えカス入りの水を兄夫婦の写真、髪の毛、日用品なんかをまとめたものに憎しみを込めてぶっかける。
それだけ。
まるで拗らせた中学生がやりそうな内容だが、これが割と効果があった。
まず家が静かになった。
今までの変な音やら気配やらなんにもなくなった。
それでもラップ音はバチバチしてたけど。
パソコンも上手く動かなくなるし、耳元で囁くような声も何度も聞こえた。
怖くなかったと言えば嘘になるが、それ以上に怒りが勝っていた。
やり方はそんなに難しい方法ではない。
家を型どった黒い紙の上に水の入ったコップと玄関タイルの一分を置く。
ネットで調べた呪いの言葉を使ってそこに家中の悪いものを集める。
コップの上でその紙を燃やして燃えカスがコップの中に入る様にする。玄関タイルも入れる。
その燃えカス入りの水を兄夫婦の写真、髪の毛、日用品なんかをまとめたものに憎しみを込めてぶっかける。
それだけ。
まるで拗らせた中学生がやりそうな内容だが、これが割と効果があった。
まず家が静かになった。
今までの変な音やら気配やらなんにもなくなった。
それでもラップ音はバチバチしてたけど。
65
オレはそれで解決したことにして兄に連絡。
兄「まじか早かったなー金かからなかったならいいや」とのこと。
もちろん詳細は伝えていない。
おれはすぐに実家を発ち、県外のアパートへと帰った。
兄「まじか早かったなー金かからなかったならいいや」とのこと。
もちろん詳細は伝えていない。
おれはすぐに実家を発ち、県外のアパートへと帰った。
66
その後兄夫婦は災難に苛まれる。
骨折したり、変な夢を見たり、どこにいっても怪奇現象が起きたりするらしい。
連絡は何度もくるが頼み事は一切聞かないようにしてる。
とりあえず氏んではいないようだけど、ちゃんとお祓いしないとそろそろヤバそうだ。
ついでに言うとオレのアパートでも大したことはないが怪奇現象が起きている。
やっぱり人を呪うのはよくない。
インフルが治ったらお祓いに行こうと思う。
骨折したり、変な夢を見たり、どこにいっても怪奇現象が起きたりするらしい。
連絡は何度もくるが頼み事は一切聞かないようにしてる。
とりあえず氏んではいないようだけど、ちゃんとお祓いしないとそろそろヤバそうだ。
ついでに言うとオレのアパートでも大したことはないが怪奇現象が起きている。
やっぱり人を呪うのはよくない。
インフルが治ったらお祓いに行こうと思う。
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余談だが、先週兄夫婦が離婚した。
原因は怪奇現象もあるだろうが、決め手は兄が行った除霊の儀式だとか。
いったいどんな儀式をしたのかは不明だ。
原因は怪奇現象もあるだろうが、決め手は兄が行った除霊の儀式だとか。
いったいどんな儀式をしたのかは不明だ。
引用元: http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1484395779
コメント
コメント一覧 (9)
兄も他人(弟とか嫁とかの自分以外)に呪い返ししそうな性格だから
その除霊の詳細聞いといた方がよかったのでは
kzとは早々に縁を切るべき。
自分は切った。
尻( ゚д゚)パンパン
kz兄が行ったのは、「そうだ呪いの対象を弟に移しちゃえ!」ってものだったりして。
兄弟だから思考が似ているし、そう考えると報告者のアパートが怒っている怪奇現象にも説明が付く。
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