246 2017/01/20(金)
ちょっとした話だけど誰かに話してみたくなったから投下

小さい頃は実家近くの神社でよく遊んでた
小高い丘というか控えめな山を切り崩したような
広い公園の一角にあったから行きやすいっていうのもあったけど
田舎だったし遊びに集まる場所といえばその神社って感じだった

その神社に時々ふらっと現れるおじいさんがいた
みんなで遊んだりおやつ食べたりしてると
「やってるかあー」って言いながら現れて鐘をつく場所の石段に座る
しばらく座ったあとは「ケガすんなあー」とか
「カラスが鳴いたら帰れー」とか言いながらふらっといなくなる
イト爺って呼ばれてたけど本当の名前かどうかはわからない

みんなイト爺が来ると「イト爺だー」「こんにちはー」とか
普通に近所の人にするように声をかけてた
私も近所のおじいさんが散歩に来てるんだなーって思ってた
本当にそれだけど特に印象的なエピソードもなくいつからか神社には行かなくなった





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この正月に実家に帰った時その神社に初詣に行った
そこでなんとなくイト爺のことを思い出して母にその話をしたんだけど
なんとも言えない表情をされた
母曰く、私は小さい頃よくイト爺の話をしたらしい
私だけじゃなく神社で遊んでた子はみんな親に話したことがあるらしく親ネットワークではイト爺の存在は割と知られていたみたい

神社に時々現れるおじいさんってことで
どこの親も最初は近所の人が散歩でもしてるんだろうと思ってたんだけど、
話を聞く限りイト爺に当てはまるような人物が思い当たらない
田舎だし周辺の人間はあらかた把握してる近所のおばさんに聞いてもわからない
神主さんや巫女さん、社務所につめてる人に聞いてもわからない
というかそんな人見たことがないと言われたとか
これは不審者かってことで母親たちが神社に見回り(というか様子見)に来たこともあるらしいんだけどイト爺を見ることはついになかったらしい

それなのにイト爺の目撃情報は子どもから度々出るもんで親たちはみんな首をかしげていたそう
ゆるい田舎だったこともあって、近所のじいさんばあさんが

「子ども好きの神様なんだろ。罰当たりなことしなきゃいい」

と言ったことでおさまったらしい
おさまったというかあまり気に留めなくなったって感じか
私といえばイト爺のことは覚えてたのに親に話したことや
親たちが神社に様子見に来てたことなんかはすっかり忘れてた
不思議なこともあるもんだなーってなんか懐かしい気分になった正月だった



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で、一昨日実家に用があってまた帰省したんだけど
空いた時間にふらっとあの神社に行ってみた
お参りにきてる人とかウォーキングついでに寄ったようなおばさんなんかがちらほらいて
田舎の神社にしてはまあまあの賑わいだった
私もお参りして境内から道路に続く石段を下りてた時に
下から上がってきた小学生ぐらいの子達とすれ違った
その時はっきりとその子達の口から「あ、イト爺だ」って聞こえた

何となく振り返らないまま帰ってきたけど、
いつか自分の子どもを持てたらあの神社に連れて行こうかなってぼんやり思ってる
イト爺いた?って聞いてみたい



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ぜひ振り返って、イト爺がいたのか確認して欲しかったな
でも大人には姿を見せないのかもしれないけど
イト爺の容姿はどんな感じなの?体格、顔立ち、服装とか思い出せますか?正体はなんなんだろう、神さまなのか、近くの地蔵様か…

読んでいるとあったかくて愛おしくかる体験談だね


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>>251
振り返ってみればよかったかな、とちょっと思いました
何しろ20年以上前のことなので容姿に関してはほぼ覚えていないんです
ただ今思えば当時のご老人にしては大柄だったような気もします
不思議な思い出です



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いい話


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イト爺いい
なんか泣けてくる

わかる
きっと「おお、あの子か。大人になったなヨスヨス」とほほ笑んでた
俺にはわかる




引用: みんなの不思議体験がききたい