笑える霊体験

笑える霊体験『ドMな霊』『喪黒福造がやってきた』『姉は霊より強し』


『ドMな霊』

主に兄の話

大学受験のときに、深夜トイレに行ったら青白い不気味な幽霊とご対面(初対面
→「うるせえ!!今大事なときなんだよ!!受験終わったら相手してやるから我慢しろ!!」

受験も何とか終わり、それからも何度か会う
→「いやー友達できてよかったわーwwwはしゃぎ疲れたから後でね」
→「今バイトあがって疲れてんだよ!後にしろ後に」
→「単位ヤバいから後にして。今おべんきょしてんの」
→「てめえと関わって内定もらえるんなら幾らでも遊んでやるよ」

何とか内定も取れて社会人になっても出現する
→「いやーやっぱりお客さんに喜んでもらうと嬉しいよねーwwww
今日はこの気持ちのまま寝たいからまた今度な」
→「すっげえクレームつけられた…ほっといてくれ、好きなだけ落ち込ませてくれ」

と、こんな調子で適当に幽霊をかわしていたらしい。
そして最近俺のところにもその幽霊が現れた。
当然ビビりもしたが、なんとなく寂しそうで恨みがましい感じだったので、
「兄貴にかまってもらえなくて寂しいの?
つか、そういう風に会話してもらえんならかまってもらってるってことなんじゃねえの?」
と言ったら、

(゜д゜)

という顔になって消えていった。

兄貴に「あいつ、俺が適当にあしらうとすげー嬉しそうな顔するんだけど、
幽霊なのにドMなのかよ。勘弁してくれよ」とぼやかれた。

すまん、俺が原因かも知れん。


『喪黒福造がやってきた』

金縛りにあったときの話

いままで心霊現象とか霊感とかまったく感じたこともなく平和にくらしていたのだけれども、この間金縛りにあった
動けないから、とりあえず目だけ動かして様子を伺ってみるとなんかカーテンが全開だったんだよ
あれ開けっ放しじゃんしまったーとか考えてたら、自動的に窓が開いてって

そこから笑ゥせぇるすまんの 喪 黒 福 造 が ニ ヤ ニ ヤ し な が ら こっちガン見してた

喪黒福造って二頭身くらいの体だけど、その時見た喪黒福造は普通の成人男性だったんだよね
でも大きい顔と耳まで裂けてそうな口、引き込まれそうな目は相変わらずで。
とにかくそんな喪黒福造が窓の隙間から自分の事見てるわけだよ
良く分からないけどとにかくすごく怖くって
隣の部屋に居る父ちゃん呼ぼうにも声は掠れて出てこないし、喪黒福造はじっとこっち見てるし

そこでふと気付くと、なんか喪黒福造が接近してるんだよね
喪黒福造がっていうか、部屋が縮んで窓とか壁とか迫ってきてる感じですごいグワングワンしてるの
あ、もう死ぬって思って覚悟を決めたとき、かろうじてうめき声が出たんだよ。
うあぁーぐうーみたいな。
父ちゃんが声かけてくれて金縛りが解けて飛び起きたんだけど、カーテンも窓も閉まってた。
鍵だってちゃんと閉まってたし。
もちろん喪黒福造も居ないし、もっと言えば自分が寝ていた体制じゃ窓なんか見えやしないハズだったんだよね

自分的には洒落怖に書き込んだって違和感ないくらい怖かったけど、誰に話ても笑われるからここに書くよ
夢だったのかもしれないけど、妙にリアルで怖かった


『姉は霊より強し』

子供の頃、家族で田舎に行った時の話。

兄貴と近所に買い物行った帰り道、用水路の橋を渡ろうとしたらどこからか
声が聞こえてきたのよ、なんて言ってるのか分からないけど助けを呼んでるようなそんな声。
ヘタレな兄貴に押し出されて橋の欄干から水面を覗いたんだけど何もいない、その代わり声はもっとはっきり聞こえてきた。

「お兄ちゃん、下になんかいるよ」

兄貴の元に駆け寄って再び欄干の方を振り向いたとき、下側から真っ白い手(みたいなの正直あれが何だったか今でもわからん)がにゅっと現れた時、二人して大声あげて泣きながら実家まで駆け戻った、ちなみに途中から兄貴は俺のことを完全に忘却して独走してた。
ようやく落ち着いて、祖母の話を聞くにはな、数年前に件の用水路で遊んでるうちに行方不明になったガキンチョがいたそうでその子の亡霊じゃないかって、聞きながらがくがく震えてたよ、俺。

んでもって、それから30分後、従姉妹の所で遊んでた姉がプンプンしながら帰ってきた。

「あのねぇ、さっきそこの橋のところで溺れてる子がいたから助けてあげたのに振り向いたらいないんだよぉ!ありがとうも言わないでさぁ!」

その日を境に俺の中の姉と兄評価は一変したのは言うまでも無い。