時空のゆがみ おうまが

小学生の頃、都市伝説や不可思議な噂話、次元を渡る方法などのオカルトに詳しい同級生Aがいた。ある日、忘れ物をしたオレは教室にそれを取りに戻ったのだが、そこには何かを探している様子のAがいて――(おうまがタイムズ)



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つまらん話で申し訳ないが、小学校の頃、
オカルトマニアのようなクラスメートがいた。Aとしよう。

静かで根暗っぽいが友達は普通にいるタイプだった。
いろんなワケのわからん噂話や今でいう都市伝説に詳しい奴で、
時には呪術が使えるとかそんな噂も流れていた。
月並みな能力だが、やはり次元を渡るっていうのか、
別世界に行くっていうか何かそんな呪術も知っていたとか言われていた。

で、あるとき、放課後、忘れ物をして教室に戻ると、Aがいた。
何か失くしたようで、探していた。
オレはAとはちょっと言葉を交わす程度でそこまで親しくはないが、
その時はなぜか声をかけていた

俺「よう、A。何やってんの?」

A「ちょっと、あるものがなくなっちゃったんだ」

俺「何?」

A「あれがないと元の世界に帰れないんだ」

俺「何?もとの世界って」

A「ボクが前いたところ」

俺「ふーん。お前って転校してきたっけ?」

A「違うよ。世界そのものだよ」

俺「せ・・・世界!?世界だと!?」
スケールの大きい話に俺はついていけなかった。

A「とにかく探すの手伝ってくれたら、お礼はするよ」

と言って、なくしたという石?みたいなものの特徴を聞いた。

俺「あ、それならさっきどこかで見たぞ」
教室に来る途中の廊下の隅に転がっていた
妙な石みたいなオブジェみたいなものを思いだし、Aに教えた。

A「これだよ!サンキュー!」

俺「で、礼って何くれんの?ゲームか?」

A「もっといいものだよ」

そして時代は一気に20年後に・・・


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俺もいい年こいたオッサンになっていた。
大きくないながらも収入がそこそこいい会社に勤め、
妻と子供もいるんだが、実はちょっと前までは無職ニートだったのだ。
努力は人一倍していたと思う。
しかし、報われないどころ、ものすごい悪いタイミングで次々と不運が訪れ、
いつのまにか落ちぶれ借金は500万にもなっていた。

あの時、お礼としてAが言ったことは・・・

A「たぶん、キミはこの世界で人生を歩んでいても大変なことになるだろう」

俺「な・・・なに!?なんだと!?どういうことだ!」

A「ボクがこの世界に来てすぐわかったんだ。『ここ』の運気の流れはあと10年か20年で悪くなるってね」

俺「お前、そんなことまでわかるのか!?」

A「ああ・・次元移動をしているとだいたいわかってくる。もしキミがこの世界に嫌気がさしたら、別の平行世界へ行ける方法を教えてやるよ」

俺「な・・・なんだって!?」

そんなこんなで今、俺は『ここ』にいる。
ただし、この世界で再会したAが言うには、

「今のところ、君の運気はいいが、世界自体が崩壊にむかっている。俺はとんずらするけど、お前はどうする? 移動した世界が君にとってはいいところかどうかわからんがな」

とのことだ。
さて、どうしようか、と迷っているところだ。



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>>27
>世界自体が崩壊にむかっている
って、どういうこと?
天変地異? 戦争?

その世界を移動する時に妻子は連れて行かないの?
そもそも戸籍とかどうなってるの?


37
>>27 信じるよ


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移動した世界が悪いとこだったら
いいところに当たるまで移動し続ければいいんじゃない?





引用: 不可解な体験、謎な話~enigma~ Part84