52017/06/06(火)
うちの怖がりな夫は零感どころか何かと鈍感
仕事柄、事故物件的なお宅に行くことがある
たいていは特殊清掃後なのと鼻が悪いので特に何も感じないらしい
特殊清掃と言っても血溜まりや体液を拭き取ったりゴミ撤去だけで、染みが残ってたり身体をぶつけて破損した壁等の建材はそのままだし、洗濯や使いかけの食器や布団なんかの生活用品は完全にそのままなこともあるみたい
それでも気分は悪くても怖さはないらしい
仕事柄、事故物件的なお宅に行くことがある
たいていは特殊清掃後なのと鼻が悪いので特に何も感じないらしい
特殊清掃と言っても血溜まりや体液を拭き取ったりゴミ撤去だけで、染みが残ってたり身体をぶつけて破損した壁等の建材はそのままだし、洗濯や使いかけの食器や布団なんかの生活用品は完全にそのままなこともあるみたい
それでも気分は悪くても怖さはないらしい
6
そんな夫でも、一度だけ日当たりも良く家主も健在のお宅で違和感を抱いたことがあったというお話なんだけど
一人暮らしのお婆さん宅で、その時はお婆さんとうちの夫の2人しかいないはずなのに、どうしてももう一人いる気がしてしまう
夫は怖い話が苦手で日本人形もぬいぐるみもこけしも怖いんだけど、そのお宅には日本人形が玄関に飾られてたので、人形に見られてる気がする恐怖心かと思ってた
作業中にお婆さんが諸用で数十分ほど家を空けた時にも、なんとなく自分と誰かの2人になったと思ってしまったし、どこからともなく視線を感じる
怖いので作業に集中していたらふいに「ありがとうございます」と室内から老人の声が聞こえた
一人暮らしのお婆さん宅で、その時はお婆さんとうちの夫の2人しかいないはずなのに、どうしてももう一人いる気がしてしまう
夫は怖い話が苦手で日本人形もぬいぐるみもこけしも怖いんだけど、そのお宅には日本人形が玄関に飾られてたので、人形に見られてる気がする恐怖心かと思ってた
作業中にお婆さんが諸用で数十分ほど家を空けた時にも、なんとなく自分と誰かの2人になったと思ってしまったし、どこからともなく視線を感じる
怖いので作業に集中していたらふいに「ありがとうございます」と室内から老人の声が聞こえた
8
お婆さんが帰宅したと思い、進行状況とあとどのくらい時間がかかるか何をするか、またその理由とかを話そうと振り向いたけど誰もいない
代わりに急に、先程までしなかった線香の匂いをハッキリと感じた
「やだな怖いよ…お婆さん早く帰って来ないかな」と思ってまた作業に集中しようとしたけど怖くて、振り向いたら玄関の日本人形がいる場面とか色々考えてしまう
玄関から見えない部屋にいるのに
そしたらなぜかそんな怖い思いにフッと被せるように、考えてもなかった光景が頭にスーっと入ってきた
正座したお爺さんがニコニコ微笑みながら、夫に何度も頭を下げる光景
「あ、そうか、亡くなった御主人か!お婆さんのことが心配なんだ」と自然と確信できた
そんな心温まるものでも怖がりな夫にとっては怖くて仕方がない
やっとお婆さんが帰宅して、仏壇を開いて線香を焚き、持ち帰った果物を供えて「おとうさんがこれ好きだったの」と夫に話しかけてきたので、対応するためにチラッと仏壇の遺影を見たら、さっき頭に浮かんだお爺さんの写真だった
ただそれだけなんだけど、夫はかなり怖かったみたいで帰宅するなり大興奮で報告してきた
代わりに急に、先程までしなかった線香の匂いをハッキリと感じた
「やだな怖いよ…お婆さん早く帰って来ないかな」と思ってまた作業に集中しようとしたけど怖くて、振り向いたら玄関の日本人形がいる場面とか色々考えてしまう
玄関から見えない部屋にいるのに
そしたらなぜかそんな怖い思いにフッと被せるように、考えてもなかった光景が頭にスーっと入ってきた
正座したお爺さんがニコニコ微笑みながら、夫に何度も頭を下げる光景
「あ、そうか、亡くなった御主人か!お婆さんのことが心配なんだ」と自然と確信できた
そんな心温まるものでも怖がりな夫にとっては怖くて仕方がない
やっとお婆さんが帰宅して、仏壇を開いて線香を焚き、持ち帰った果物を供えて「おとうさんがこれ好きだったの」と夫に話しかけてきたので、対応するためにチラッと仏壇の遺影を見たら、さっき頭に浮かんだお爺さんの写真だった
ただそれだけなんだけど、夫はかなり怖かったみたいで帰宅するなり大興奮で報告してきた
引用: 不思議な体験や霊感のある奥様 2
コメント
コメント一覧 (4)
優しい幽霊の話もいいね
おじいちゃんの好物を備えてるおばあちゃんみて
おじいちゃんニコニコしてそう
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