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5
目的もなく雑貨店をウロウロしていたら、
レジで支払いをしている客の顔に、ふと目がとまった。
あれ、この人知ってるぞ、誰だっけ?
そうだ先月紹介してもらった、Tの知り合いのえーと…Nさんだ。
友人の知人、特に親しい仲に発展していた訳ではなかったが、
あちらも連れは居ない様子。
暇だし何となく声をかけてみた。
「Nさんだよね。覚えてる?」
「あ、この前会った…Tの友達のKちゃん?だっけ?」
「そうそうKだよ、こんなところで偶然。ごめん引きとめて」
数日後。
小腹がすいた折、コンビニに行くと
Nが惣菜パンを物色していた。
声をかける前に、あちらも気付いてくれた。
「ハハ、なんか縁が出来たんかなw」
またある日、帰宅前に立ち寄った弁当屋でカレーを注文し、
完成するのを待っていたら、Nが入ってきた。
「!?w いようN!」
「おおおw」
「Kなに頼んだ?」と聞かれて「カレー!」
「じゃ俺は特のりタル!」とN。
「そこは運命感じるゥ~とか言って一緒のカレーにすべきだろ!
レジで支払いをしている客の顔に、ふと目がとまった。
あれ、この人知ってるぞ、誰だっけ?
そうだ先月紹介してもらった、Tの知り合いのえーと…Nさんだ。
友人の知人、特に親しい仲に発展していた訳ではなかったが、
あちらも連れは居ない様子。
暇だし何となく声をかけてみた。
「Nさんだよね。覚えてる?」
「あ、この前会った…Tの友達のKちゃん?だっけ?」
「そうそうKだよ、こんなところで偶然。ごめん引きとめて」
数日後。
小腹がすいた折、コンビニに行くと
Nが惣菜パンを物色していた。
声をかける前に、あちらも気付いてくれた。
「ハハ、なんか縁が出来たんかなw」
またある日、帰宅前に立ち寄った弁当屋でカレーを注文し、
完成するのを待っていたら、Nが入ってきた。
「!?w いようN!」
「おおおw」
「Kなに頼んだ?」と聞かれて「カレー!」
「じゃ俺は特のりタル!」とN。
「そこは運命感じるゥ~とか言って一緒のカレーにすべきだろ!
6
あるときは早朝のレンタルチェーン店で。
「おはようw」
「うわっ!びっくりした!」
あるときは、道路を挟んで信号待ちをしているNと視線が交差。
「あれっ」
「よく会うなw」
さらに数時間後、約10km離れた駅前の百貨店の中で。
「ちょK、またお前かっ!」
「おうワシじゃ、出迎えご苦労!w」
度重なる偶然に、失礼な発言もかわせる程度には打ち解けていた。
「誓って言うけど、Nをストーキングしてる訳じゃないよ…?」
「分かっとる、お互い逆方向から歩いてきたしw」
じゃあね、と言葉をかわして手を振って別れたが、
数十分後にエレベーターの上りと下りですれ違った。
その夏の終わり、
数十万人規模の群衆がwktkしている花火大会の雑踏の中
ビールとジャンボ焼き鳥を両手に楽しんでいるNに出会った。
「お、来てたんだー」
「芝生広場から花火見ようと思って移動してきたとこ」
「なんか会っちゃうのは何でだぜ?」
「んー、お互い顔が濃味だから見つけちゃうのかね?」
いやいやいや、おかしいだろ。
ほんの2か月かそこらで、こんなに何度も特定の人物とバッタリ会うかな。
行きつけの店でなら分かるが、出会った場所はばらばら。
もしかして、冗談じゃなくNにストーカーされている?
だが、それはおそらくNにメリットが無い。
「おはようw」
「うわっ!びっくりした!」
あるときは、道路を挟んで信号待ちをしているNと視線が交差。
「あれっ」
「よく会うなw」
さらに数時間後、約10km離れた駅前の百貨店の中で。
「ちょK、またお前かっ!」
「おうワシじゃ、出迎えご苦労!w」
度重なる偶然に、失礼な発言もかわせる程度には打ち解けていた。
「誓って言うけど、Nをストーキングしてる訳じゃないよ…?」
「分かっとる、お互い逆方向から歩いてきたしw」
じゃあね、と言葉をかわして手を振って別れたが、
数十分後にエレベーターの上りと下りですれ違った。
その夏の終わり、
数十万人規模の群衆がwktkしている花火大会の雑踏の中
ビールとジャンボ焼き鳥を両手に楽しんでいるNに出会った。
「お、来てたんだー」
「芝生広場から花火見ようと思って移動してきたとこ」
「なんか会っちゃうのは何でだぜ?」
「んー、お互い顔が濃味だから見つけちゃうのかね?」
いやいやいや、おかしいだろ。
ほんの2か月かそこらで、こんなに何度も特定の人物とバッタリ会うかな。
行きつけの店でなら分かるが、出会った場所はばらばら。
もしかして、冗談じゃなくNにストーカーされている?
だが、それはおそらくNにメリットが無い。
7
その日はタクシーを拾おうとして、幹線道路沿いに立っていた。
近づいてくるタクシーに挙手して合図を出し、
ああ乗車中だったと気付いてガッカリ、腕をおろした。
しかし、数メートル手前で降車のためその車が停まった。
よっしゃ、と歩み寄りながら
「あ、もしかして…」
降車してきた客は、もう当然のように、やっぱりNだった。
さすがに怖くなった。
車を降りたNもこちらに気付き、目を見開いて驚いた顔をし、
けれど言葉は交わさずに苦笑いしながら去って行った。
それでNとはそれきりになった。
もう十年以上も前の話。
共通の友人Tとも疎遠になり、その後のNのことは分からない。
すごい勢いで偶然でくわしたが、友人の知人以上の発展はなかった。
N自身にも特に思い入れはなかった。
Nは元気でやっとるかなと懐かしんでいる今このとき、
あちらも同じことを思っているかも知れないし、そうではないかも知れない。
近づいてくるタクシーに挙手して合図を出し、
ああ乗車中だったと気付いてガッカリ、腕をおろした。
しかし、数メートル手前で降車のためその車が停まった。
よっしゃ、と歩み寄りながら
「あ、もしかして…」
降車してきた客は、もう当然のように、やっぱりNだった。
さすがに怖くなった。
車を降りたNもこちらに気付き、目を見開いて驚いた顔をし、
けれど言葉は交わさずに苦笑いしながら去って行った。
それでNとはそれきりになった。
もう十年以上も前の話。
共通の友人Tとも疎遠になり、その後のNのことは分からない。
すごい勢いで偶然でくわしたが、友人の知人以上の発展はなかった。
N自身にも特に思い入れはなかった。
Nは元気でやっとるかなと懐かしんでいる今このとき、
あちらも同じことを思っているかも知れないし、そうではないかも知れない。
8
お前さんの運命の人がNで、神だか仏だかご先祖が一生懸命になってるのに、フラグへし折りまくりな印象を受けたw
引用: ほんのりと怖い話スレ その101
コメント
コメント一覧 (16)
ご先祖さまたちが肩を落としてる姿が目に浮かぶねw
信じようと信じまいと。
なんとかくっつかせようとしたんじゃないかと予想w
いやBLでもいいんだがwww
ご先祖様が必死にやりすぎて御破談だ。
程ほどにしとけばよかったのにw
働いてるのかも知れない。もっと上のレベルの種の存続に
関わってるような存在とか。
プロ野球見に行って何千人もいる外野スタンドで
真横に同級生来た事あったで
さては読んでないな
一回ならわかるけど何度も何度も何度も何度も起こるから不思議って話やんけ
母親の田舎の近所にある食堂と、高校の近くの弁当屋の話になった時は笑ったわ
新しい従兄弟ができたみたいな感覚で思い出話できるのが不思議w
いずれどっちかがどっちかを……てな警告だったりして
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