警察官の怖い話ロゴ2

※40年以上警察に勤務していたという報告者の知人による怖い体験談の続話です。下記リンクより前の話をご覧ください。



25
警察オカルト第十弾

警察の業務は多岐にわたる。
遺失物の保管もそうだ。
例えば珍しいペットが保護されると飼い主でなくても飼っていたと引取り人が現れる。
ごみ捨て場で現金が見つかれば自分のお金かもと多数の人が問い合わせる。
竹やぶで、用水路で現金が見つかれば二匹目のドジョウを探しに我先にと人が集まる。
そして、身元不明の遺体も警察が保管する・・・

身元不明の遺体が発見されると事件性の有無と身元確認が重要となる。
すると前述のように大勢の人が身元確認に訪れるのである。
年間3万人の自サツ者、それ以上の失踪人という状況を考えれば当然のような気もするがそれだけではない理由も存在する。

それはごく稀にだが「遺体を欲しがる人」がいるのだ。
氏体マニア?医者の卵?精神異常者?いろいろな人がいるがこの場合「すりかえる」目的の者がいる。
保険金受け取りのため遺体を確保しようとする人間がいるのだ。
すでに失踪していても7年経たねば失踪宣告により死亡と認定されない。
そのため身内でなくても引き取ると言う人があとをたたないのである。
実際はしっかりと身元確認をするのでそのような不純な動機が成功することは無いのだが。
いずれ遺体確保を前提にサツ人計画を立てるものも現れるだろう。

もしかしたら一番怖いのは欲に囚われた人間かもしれない。




29
>>25
医者の場合はもぐりの医者ででもなけりゃ、
遺体は院内で無くなった患者さんの検体で、
十二分にカバーできていると聞いたが。


41
>>25
知り合いの、特殊な武術を一族で伝えている奴がいるんだが
(一族以外も習えるが、三日ともたず逃げ出すそうな)
本当の意味での必殺技を伝授されるときに、氏体を使ったそうだ



27
警察オカルト第十一弾

これも知り合いが同僚から聞いたと言う話。
占有離脱物横領罪。
早い話、氏んだ人のものを奪ったと言うもの。(細かく言うと微妙に違うが)
ある晩、終電の終点の駅で頭を強打したと思われる男性の不審死があった。
財布や携帯、鞄、時計など金目のモノ身元が分かるものは何も残っていなかった。
その後の検死で死因は脳溢血、脳梗塞の疑いが強く倒れた時に頭を強打したのだろうとのことだった。
所持品がないのは寝込みスリにやられたのだろうとのことだった。

その後しばらく経って、男性の時計が見つかった。
それは寝込みスリの男が持っていた。しかし、寝込みスリの男は捕まって良かったと言う。
男はある晩泥酔し大きくイビキをかいて(おそらくこの時点で脳溢血になっていたと思われる)寝ている男性を見つけスリ行為に及んだ。
しかし、先客があったらしく財布などはすでに無かった。
ふと男性の腕を見ると有名なスイス製の高級腕時計が残っており男はその時計を盗んだ。
ところがそれから何をしてもうまく行かない(スリのこと)。

そして一週間もたった頃夢を見た。
それは時計の持ち主の男性が時計を返せと言うと言うのだ。
その後寝るたびに時計を返せと言う。
精神的に参ってきていた時に捕まったのだと言う。
男は男性が死亡していたことは知らなかった。
男性の時計は奥さんとペアで買った思い出の品だったと言う。

愛用品には故人の思いが強く残るようで・・・



44
警察オカルト第十二弾

年間3万人を超える自サツ者や失踪者。
自サツ者は遺体が見つかったから自サツ者として統計上現れるが失踪者の場合その存否は不明である。
近年、都市は整備され治水や交通の面から川もその姿を変化させている。

実は失踪者や自サツ者に「ここでだけは入水しないでくれ」と言う場所が日本各地にある。
遺体を発見出来ない、引き上げられない場所が存在するのだ。
それは都市計画により地下に埋められた川。
たとえその川の中に遺体があるとしても潜水員の安全を考えるとどうしても捜索、引き上げが出来ないのである。

事故も事件も無いのに幽霊が出ると言われる場所、見通しもよく歩道もあるのに事故の絶えない道路。
調べてみるとその地下を川が流れている場合がある。
おそらく見つけて欲しいモノがメッセージを送っているのだろう。

もしかしたら地下の川は深海よりも謎に満ちているかもしれない。


54
>>44のお話の川は、都合の悪い人間を消すのにもってこいな場所だね


45
警察オカルト第十四弾

これは知り合いの同僚が聞いたと言う話である。(ちょっと遠くなったw)
水難事故や事件の際に川サライと言う言葉ある。
遺体はもちろんのこと遺留品、犯人が捨てたという凶器などの物証を探すことを言う。
これは水際から川や湖、海の中まで徹底的に捜索するものだがそれに従事した潜水員が経験したと言う話である。
どこまでも透き通って見える綺麗な水中ならさほど苦にはならないだろうが残念なことに日本の河川、海は視界がそれほど良くない。
場所によっては30センチ手前すら確認するのに苦労することも少なくない。
今回はそんな場所での捜索の話。

その従事した潜水員によるとある事件の物証を探していたと言う。
ところが物証は見つからず今日の捜索は打ち切りとなり引き上げようとした時、誰かが肩に触れたような気がした。
驚いて振り返るが当然誰もいない。
気のせいと思って再び戻ろうとすると今度は足を引っ張られたような感じがした。
これは変だ、何かあると思い(不思議と怖さは感じなかったと言う)もう一度潜って注意深く水底を見ると人のシャツのようなものがある。
結果、事件とは無関係であったが別の水氏体を発見したと言う。
もしかしたら近くまできてくれたので気がついて欲しかったのだろうか?


50
間違えた。
14弾じゃなくて13弾だった。orz
今日はもう疲れたから明日レスするです。


49
まてまて!! 13弾書いてくれ!!お願いします!!


51
>>49
じゃあ、お詫びついでにオカルトまで行かないけど不思議な話。

事件があるとまず鑑識は何をするか?
現場保存と指紋の検出です。
で、この指紋、円形やら馬蹄やら弓状やらいろいろあって一致する人物は居ないとされている。
ところが指紋の無い人間も存在するのである。
指紋がないというのはいささかオーバーだけど指紋の形をしていない、ただの点の集まりと言う人がいるのである。
しかし、この指紋の持ち主は元警察官。
すでに引退されております。
ちなみにこの点の指紋は他には例が無いそうです。

それでは


52
あなたの話がお気に入りで、このスレ楽しみにしています
今日はお疲れ様でした、明日は13弾からお願いしますw


58
13弾が飛んだのには、実は、ある凄惨な因縁があった・・・


81
警察オカルト第十三弾

昨日13をすっ飛ばしたので今日は13にこじつけてみた。w

13と言う数字は忌み嫌われることが多い。
13日の金曜日、タロットカードの13枚目(死神)など、理由としてはキリストが処刑されたのが13日の金曜日、キリストを裏切ったユダは13番目の弟子と言ったのがあげられている。
そして死刑囚が上る絞首台の階段は13階段。
まあ、絞首台ってのは都市伝説で実際に階段は無いけど。
今回はそんな死刑囚の話。(こじつけられたかな?)

1972年、日本を震撼させる事件がおきた。
浅間山荘事件である。
連合赤軍が浅間山荘に立てこもった事件。
繰り返し山荘突入の映像が放映されているので事件があったことは知っている人も多いと思う。

概要は連合赤軍メンバーが狩猟店を襲って銃を奪って山荘に立てこもったものであるがメンバー逮捕後恐ろしい事実がわかった。
彼らは「総括」「自己批判」と称して分かっているだけで仲間12人をリンチでコロしたのである。
供述どおりに発掘された遺体はリンチの凄惨さを物語っていた。
肋骨を何本も折った遺体、男か女かも分からないくらいに腫れ上がった顔、中には自分で舌を噛み切っていたものもあった。
さらにメンバーの供述によると3人兄弟の長男を弟二人に命じ一日中休むことなく交互に殴らせ氏に至らしめたと言う。

結果、最高幹部の森恒夫、永田洋子、坂口弘ら17名が逮捕され永田洋子、坂口弘は死刑判決。
森恒夫は獄中で自サツした。(革命のため自ら命を絶ったということになっているが死者の幻覚みて精神錯乱状態に近かったとも言われる)
そしてこの二人は死刑を執行されること無く 
正直なところ、なぜ法務大臣は死刑執行をしないのだろうか?
私にはそのこと自体が理解しがたくオカルトである。

と、当時事件に応援で借り出された知り合いは話していた。


永田洋子死刑囚についての補足
複数のリンチ・サツ人で死刑が確定していたが、執行前の2011年2月5日に東京拘置所で脳萎縮、誤嚥性肺炎のため65歳で獄死。



83
とりあえず警察オカルトシリーズはこれで終わりにします。
(話せる話がだいぶ少なくなったので・・・)
また機会があったらレスします。

おまけ
死刑は拘置所で刑務所では行いません。
で、東条英機で有名な巣鴨拘置所跡地は今はサンシャイン60がたっております。






引用:あなたの職業に関するオカルトな裏話2