712
十年くらい前、俺の親父がインドネシアに出張した時の話
親父は語学堪能な方だから、現地のガイド、
中国支社の人、日本の同僚の三者通訳みたいな感じで行ってた
郊外の工場行った帰り、夜になってきた頃にスコールにあって、
街灯もガードレールもなく舗装もされてない山路を車で走ってたらしい
二台に分乗してて、親父は後続の方に乗ってた
すると前の車がスリップ、親父の乗ってた車もそれ避けようとして横転
前の車は山肌を回転しながらズルズル落ちて
みんな骨折してたり手足ザックリ切ってたり
死人はいないけどかなり酷い状態だったそう
後続の方もガラスはめちゃくちゃで、負傷っぷりはおんなじ感じの中、
親父だけが奇跡的に右手の側面を削っただけで済んで、血もそんなに出てなかった
ガイドが言うには歩いて二十分くらいのところに集落があるらしく、
親父は仕方なく一人で集落へ向かった
一本道だから迷いはしなかったと言ってた
んで、とりあえず集落の人に事情を話して金を握らせて車出して貰い、
怪我人を運んで来てもらう事に成功
親父は語学堪能な方だから、現地のガイド、
中国支社の人、日本の同僚の三者通訳みたいな感じで行ってた
郊外の工場行った帰り、夜になってきた頃にスコールにあって、
街灯もガードレールもなく舗装もされてない山路を車で走ってたらしい
二台に分乗してて、親父は後続の方に乗ってた
すると前の車がスリップ、親父の乗ってた車もそれ避けようとして横転
前の車は山肌を回転しながらズルズル落ちて
みんな骨折してたり手足ザックリ切ってたり
死人はいないけどかなり酷い状態だったそう
後続の方もガラスはめちゃくちゃで、負傷っぷりはおんなじ感じの中、
親父だけが奇跡的に右手の側面を削っただけで済んで、血もそんなに出てなかった
ガイドが言うには歩いて二十分くらいのところに集落があるらしく、
親父は仕方なく一人で集落へ向かった
一本道だから迷いはしなかったと言ってた
んで、とりあえず集落の人に事情を話して金を握らせて車出して貰い、
怪我人を運んで来てもらう事に成功
713
親父はその間、集落にもしかしたら医者がいるかもと探してたが、
シャーマンみたいなのしかいなかった
シャーマンて結構気難しい人が多くて、この集落にいる奴も、
最初は外国人は帰れって感じだったらしい
でもシャーマン、なんとなく親父の何かが気になったらしく
親父の持ち物を全部見せれば他の怪我人をそれなりに治療してやるし、
朝一で街の病院へ連れてってやるって言い出したんだと
これは身ぐるみはがされるかなと親父は思ってたらしいんだが
(インドネシアに限らず、日本製の物とか日本人が不用意に持ち歩く多額の現金目当ての奴らなんかはいっぱいいる)
他人の大事には変えられないんで了承
別室に連れて行かれ、ポケットの中身を全部出させられた
あ、この時点で親父は雨と泥でめちゃくちゃになったスーツは既に脱いで手に持ってる状態、
本人は下着だけだったらしくオマケでやられるかもとかビクビクしてたらしいwww
結局そんなことはなかったんだが、シャーマンの目にとまったのが定期入れ
日本で通勤してる時に使ってる定期しか入ってないんでおかしいなと思ったそうだが
中身を見せろと言われたので見せた
そしたら、シャーマンは定期の後ろに入ってた俺の写真を持って、
これのお陰だと言い始めたんだと
そもそも、親父の怪我だけが不自然に軽いので、
シャーマンは何か強力なお守りを持ってると思ってたらしい
シャーマン曰く、国ごとってか地域ごとに神様とか悪魔は違ってて
日本(ていうか親父の住んでる付近)では俺の写真はただの俺の写真にすぎないが
たまたま事故った場所にいる悪魔が俺に近い波長を持つやつだったと
それで、その悪魔は俺の写真から感じる波長を仲間だと思い込み
親父の怪我は結果軽く済んだって事らしかった
俺は小さい頃、親父の仕事の関係でインドネシアに長いこと住んだことがあるから
そういう波長になったのかもって言われたらしい
まあその後親父の同僚さんたちや現地ガイドさんも病院に送ってもらって順調に回復したらしいし、親父も実家でピンピンしてるが
異国の悪魔に間違えられた俺は、未だにこれを素直に喜べずにいるわwww
シャーマンみたいなのしかいなかった
シャーマンて結構気難しい人が多くて、この集落にいる奴も、
最初は外国人は帰れって感じだったらしい
でもシャーマン、なんとなく親父の何かが気になったらしく
親父の持ち物を全部見せれば他の怪我人をそれなりに治療してやるし、
朝一で街の病院へ連れてってやるって言い出したんだと
これは身ぐるみはがされるかなと親父は思ってたらしいんだが
(インドネシアに限らず、日本製の物とか日本人が不用意に持ち歩く多額の現金目当ての奴らなんかはいっぱいいる)
他人の大事には変えられないんで了承
別室に連れて行かれ、ポケットの中身を全部出させられた
あ、この時点で親父は雨と泥でめちゃくちゃになったスーツは既に脱いで手に持ってる状態、
本人は下着だけだったらしくオマケでやられるかもとかビクビクしてたらしいwww
結局そんなことはなかったんだが、シャーマンの目にとまったのが定期入れ
日本で通勤してる時に使ってる定期しか入ってないんでおかしいなと思ったそうだが
中身を見せろと言われたので見せた
そしたら、シャーマンは定期の後ろに入ってた俺の写真を持って、
これのお陰だと言い始めたんだと
そもそも、親父の怪我だけが不自然に軽いので、
シャーマンは何か強力なお守りを持ってると思ってたらしい
シャーマン曰く、国ごとってか地域ごとに神様とか悪魔は違ってて
日本(ていうか親父の住んでる付近)では俺の写真はただの俺の写真にすぎないが
たまたま事故った場所にいる悪魔が俺に近い波長を持つやつだったと
それで、その悪魔は俺の写真から感じる波長を仲間だと思い込み
親父の怪我は結果軽く済んだって事らしかった
俺は小さい頃、親父の仕事の関係でインドネシアに長いこと住んだことがあるから
そういう波長になったのかもって言われたらしい
まあその後親父の同僚さんたちや現地ガイドさんも病院に送ってもらって順調に回復したらしいし、親父も実家でピンピンしてるが
異国の悪魔に間違えられた俺は、未だにこれを素直に喜べずにいるわwww
714
それで思い出したが、現地にない食べ物をシャーマンのところに持っていくと嫌われることがあると聞いた
内陸部で魚が捕れないところだと、魚の干物で精霊が逃げたりするとか
臭いか、それそのものが効力発するのかわからん
内陸部で魚が捕れないところだと、魚の干物で精霊が逃げたりするとか
臭いか、それそのものが効力発するのかわからん
721
シャーマンの理屈とか、なかなかおもしろい
たしかに霊的な世界では国境などで実際にテリトリー的な縛りがあるらしいね
たしかに霊的な世界では国境などで実際にテリトリー的な縛りがあるらしいね
715
>>713
コンゴトモヨロシク・・・
コンゴトモヨロシク・・・
720
>>715
“異国の悪魔”って表現がメガテンぽいね
“異国の悪魔”って表現がメガテンぽいね
引用:不可解な体験、謎な話~enigma~ Part91
コメント
コメント一覧 (19)
人間に害が及ぶことを『悪』とするなら、自然だってエネルギーが大きすぎると人間にとっては大災害になる。だからこそ恐れ、そして敬う…。
日本人が抱く悪魔の概念は欧州…キリスト教の影響なのかな?
悪魔の概念はもともとはあまりなさそう
悪魔呼ばわりはカワイソス
守護してくださるんだからありがたい存在だね。
写真だけでも存在を知るなんて、スゴイな
本職のシャーマンお墨付きで貰えてうらやましい。
実際に憑いてしまったりしたら大変なことになりそうだけどw
もし良い存在だったらシャーマンも精霊的な表現したんじゃないかな
助けることもあるけど人間にとって悪い部分を多く持つ存在だから悪魔って言ったんじゃないかと思った
何でも神様扱いするアニミズムは日本だけじゃなく世界中どこにでもあるし、日本でも都合の悪い神様は零落させて妖怪扱いしたりもしてるよ
daemonも訳語は小神、悪魔、精霊、霊と色々あるから、シャーマンがevilの意味を持つ単語として使ったかどうか自体わからんよ
アフリカとか特に酷い
あの出雲大社や北野天満宮を始め、祟神を「どうか暴れんといて!」という感じで祀ってる神社はいっぱいあるよ。きっとそんな神様だったんだろう。
なんか蟲師でそんな感じのあったな~生まれ育った場所の作物を食べると良いみたいな
すべて魔るっとお見通しだ!!
その土地の産土を体内に取り入れてたともいえる
気まぐれで加護を貰える条件としては十分だと思う
顔の細長い神様というのは奪う神様で。顔の丸い神様は与える神様。なんていう話もあり。
奪う神様系の顔、つまり細長い顔で地元の人っぽい顔の写真を見つけた、と。
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