665
4、5歳の頃、家のすぐ近所で知らないおばあさんに
「さゆりちゃん!大きくなったねぇ。」と話しかけられた。

私の名前はさゆりじゃないので、ちがうよ、といい返しおばあちゃんから離れた。
しかし、中学校に上がるまで、忘れた頃に知らないおばあちゃんに「さゆりちゃん」と話しかけられることが続いた。

社会人になり、地元(東北の田舎)から離れ、東京での生活に慣れ始めた頃、
住んでるアパートのそばで、知らないおばあちゃんに
「さゆりちゃん!大きくなったねぇ!」と手を取り握られた。

幼い頃からの記憶が残ってたため、ゾッとして
「すみません、人違いですよ。」と言ったが
「さゆりちゃんでしょう。だってあなた、さゆりちゃんよ?」
と優しい笑顔で言われた。
「人違いです!」と言ってその場を離れた。

優しそうなおばあちゃんだったため、逃げるように去ったことに罪悪感はあったが、
ひどく嫌な気持ちだった。




666
その2年後、東京を離れ地元に戻った。

実家で暮らし、仕事から帰ってきて寛いでいたら、
知らない市外局番の電話番号から、携帯電話に着信があった。
間違い電話だろうと思い、何の気なしに出たら

「さゆりちゃん!おばあちゃんよ~。今度、遊びにいらっしゃいよ。さゆりちゃんね、その時、お母さんに~~~うんたらかんたら~~ 」

私は心底ゾッとして、「間違い電話ですよ!!」と言って、電話を切った。

それ以来もうここ数年、さゆりちゃんと間違われることはないけど、
私は今も誰かのさゆりちゃんなんだろうか。
それとも、話しかけてきたのは、全部違うおばあちゃんだったので、みんな亡くなったりしてしまったんだろうか。

私の、ほんのり怖くて、心底ゾッとする経験です。


697
>>665は本当はさゆりちゃんなんだよ


703
>>665 は本当にさゆりちゃんなんだよ。ただし「別人格」の…。


695
違う老婆が揃いも揃って「さゆりちゃん」と言っているのが妙に怖い。






引用: ほんのりと怖い話スレ その82