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2017/08/22 13:00(東京)

【8月18日 AFPBB News】故人が四十九日の間、そばに居てくれたら。懐かしい口ぶりや仕草をもう一度目にすることができたら──。大切な人を失った喪失感を、テクノロジーで癒やす「新しい弔い方」に目を向けたのはアーティストの市原えつこ(Etsuko Ichihara)さん(29)。ソフトバンク(Softbank)のヒト型ロボット「ペッパー(Pepper)」に、3Dプリンターで作成した面を装着し、動作や音声で故人の特徴を再現させる、その名も「デジタルシャーマン・プロジェクト(Digital Shaman Project)」だ。

■「体がないって、結構いいよ」

「生き返った。1か月ぶりの足だ」。「体がないって結構いいよ。けど体があるのも捨てがたい」。面をかぶったペッパーが、憑依(ひょうい)するかのように体を動かし、身ぶり手ぶりを交えながら、生前と変わらぬ口調で話し始める。

 身長121センチのペッパーはまるで人間。くしゃみなど、微細な仕草まで再現され、本人が目の前にいるような錯覚を起こす。プログラムに協力した起業家で脳科学者の藤井直敬(Naotaka Fujii)さんの音声がペッパーを通して冗談を言う。「この体になじんじゃってさ、生きているときとあんまり変わらない」

 プログラムは、49日が経過すると、お別れのメッセージとともに終了する。(略)

 市原さんがあえて期間を設定したのは、2015年1月に祖母を亡くした際、仏教の考え方に「優しさ」を感じたからだった。「四十九日」は仏教で、死者があの世へ旅立つまでの期間とされる。「だんだん亡くなった人と距離感ができていく設計が良くできている。死者と弔いを通して遠ざかっていくというシステムが必要だと思った」

「葬儀」というシステムは、残された者を癒やす先人の「知恵」に違いない。市原さんは、「亡き人の魂を呼ぶ」という東北地方の民俗的なシャーマニズム信仰「イタコ」に目をつけた。「電話も、今目の前にいない人を引き寄せる。魔術や呪術、イタコも、今いない人を出現させる」。「ペッパー」と「イタコ」が結びついた瞬間だった。

■「科学」が先行する社会への疑問

 開発当初は、SNS上のデータを解析し、人工知能を活用して本人の発言を再現しようと試みたが、見た目や発話などの表層的な部分が「ロボット」すぎたため、「故人」らしさとは程遠くなってしまった。試行錯誤の末、身振りや声質などの「ノンバーバル(非言語)の」情報の再現に力を入れた。「何を言うかよりも、雰囲気や声質、間の取り方がその人らしさを規定するんだと思った」

 もともとIT企業に勤務し、ペッパーのアプリケーション開発に携わっていた経緯もある市原さんだが、関心は常に「人間」に向けられている。「非合理的な呪術が人間にどう作用するのか」。市原さんを制作に突き動かすのは、その作用を解明し、テクノロジーで代替したいという思いだ。

「誰かが亡くなった悲しみや、自分が氏ぬかもしれない恐怖を、科学では根本的に解決できないところがある。それを担ってきたのが宗教。宗教がかつて担っていた領域を、テクノロジーを使って再輸入できないかと思った」と市原さん。

全文はURL先でどうぞ(動画があります)
http://www.afpbb.com/articles/-/3139511



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怖すぎ


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問題の顔を故人のものにするから、
ちょっと興味深くはある。
おまえらペッパーとちゃんと話したか?結構いい奴だぞ。


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ちびった (´・ω・`)コワイ


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こんなん家にいたら余裕でチビるわ


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仏教は哲学であって宗教でない


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デジタルイタコ


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使わなくなって処分しようとした時に話しかけてきたらどうする?
電源も入って無いのに・・とか


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>>20
電源OFFなのに・・・夜中に動き待って……PCの前で……


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>>35
×動き待って
◯夜中に動きまわって


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さぁ蘇るのだ!このペッパーで!!


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いたこペッパー
恐山に置いておこ


31
なんかだんだん「世にも奇妙な物語」の世界になってきたな


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仮に人間にしか見えない機械があったら分解しないかぎり機械だとは分からない
ちなみに人間にしか見えない人間を分解したらどうなるか?
それは氏体というべきか肉というべきか臓器というべきか細胞というべきか
少なくとも分解したらさっきまでそこにいた人間はいなくなる

人間とは洗濯機や掃除機などと同じ
洗濯機は洗濯する機能を有する構造体とすれば
人間は人間のように振舞う機能を有する構造体である
違いは機能構造を構築する物質の違いだけではないかな
その機能構造が忠実に再現されればそれは故人のように振舞うしそれは俺のように振舞うだろう
そこに同一性や連続性を当たり前に錯覚するだろうね

まぁ近い未来に膨大なエントロピーを再現できるとは到底思えんのだが


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投稿小説で一般の方が作った話思い出した
じいちゃんが亡くなって、主人公はじいちゃんの人工知能と会話してて(氏んだ人の知能転送が出来る近未来)
初めの頃は懐かしくて嬉しくてひたすら喜んでたのにいつの間にか人工知能が個別の人格持ち出してじいちゃんとかけ離れていって怖くなるストーリー

クローンだって双子だって別の人間だからその人特有の癖とか微妙に違うし全く同じ人間なんて出来ないのにこんな風に亡くなった対象いつまでも追い求めてると
いつかやっぱり違うことが許せなくて天馬博士みたいに息子は好きだけどどうしても愛せなくてでも似てるから辛くてもがき苦しみそう


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禁忌


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SF映画で良くある脳だけ生かしてるとか故人の意思をコンピューターに写すとかって世界になってくのかなぁ。


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故人とテレビ電話くらいなら数年後の技術で違和感なく出来るんだろうね。


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生きている内に生前声をバーチャル録音
プラスその人のクセや特徴、大局観を記録しておく。


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ペッパーで再現とかないわ
ホログラムにした方がなんぼか


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こんなのよりLINEとかのBOTのほうが需要あるんじゃね
氏んだ人間が生きているように装ってメッセージくれるやつ
地獄から送信とか


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てっきりゾンビパウダー的な粉末でも作ったのかと思った


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星新一のショートショートに出てくるような話だわ
なんか凄いオチがありそうな


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可視化しないと会話出来ないと思ってるのがダメ。そういうものじゃないだろ。


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こういうのをヒトが人工知能に乗っ取られたと言うんかねえ





引用: 【社会】故人がペッパーでよみがえり、テクノロジーで弔う「四十九日」