1
答えられる範囲で答えるで


2
鍼って実際どういうふうに作用して効果発揮してるんや?
ワイいまいち鍼打ってもらっても効き目感じないんや


3
>>2
現代医学の観点から答えたほうがええんか?



4
まあ取り敢えず肩こりを例にとって言うと

筋が緊張する⇒組織内虚血⇒代謝産物が溜まる⇒発痛(炎症)って感じの流れになるんやけど


鍼をさすことで知覚神経終末っていうところを刺激
          ↓
軸索反射(ここでCGRPっていう物質がドバーッ)
          ↓
コリン作動性っていう血管を広げる神経が活発
          ↓
アセチルコリンっていうのが遊離
          ↓
筋の血管が拡張して血流が増加して、痛みを出してる物質が除かれる



って感じやけど、こういう説明でええんか?



14
>>4
サンガツ!
言ってることの内容は難しいけどとりあえず患部にさして刺激与えて気持ちよくなるって言う単純な話やないことはわかったで!




5
なんかプロっぽいな
エネルギーワークとか分かる?


6
>>5
基本的に治療自体はがちがちの東洋医学スタイルで、患者さんに説明する場合に分かりやすいように生理学的観点から話す程度やで~
エネルギーワークはちょっとわからんわ
すまんな



8
>>6
ほなアンマやマッサージがなぜいいのか教えてクレメンス


17
>>8
按摩やマッサージ、いわゆる手技療法っていうのは体性感覚(触圧覚・痛覚・温度覚)に刺激を与えるんや
そうするとそれが脊髄通って大脳の感覚野に到達して、そっからまたUターンして各部位の筋肉とかに作用するわけや

つまるところ体性内臓反射っていうものを介してると思ってくれてええ



20
>>17
へー、筋肉ほぐす為のマッサージちゃうんや


23
>>20
結果的に筋肉をほぐすことにつながるやで~
けどそれだけじゃないってことや
慢性胃炎とか胃アトニーとかにも効果はあるんやで

ついでに言うと按摩と指圧とマッサージはそれぞれ別物やで厳密にいうと



29
>>23
違うのか


33
>>29
按摩:古代中国発祥で衣服の上から、心臓から遠く(四肢末端)に向けて

指圧:大正時代発祥でアメリカのスポンディロセラピー・カイロプラクティック・オステオパシーに日本の色々を取り入れて出来たもの

まっさーじ:古代ギリシャ・エジプト発祥で素肌の上から末端から心臓に向けてやる、ヒポクラテスも医師はマッサージ研究しろと言ってた



11
お風呂で暖めるのと効果に違いは無いんか?


18
>>11
お風呂は言わば全身への軽い温熱療法やね
あとで詳しく話すで



15
針さし失敗するとどうなるの?

後お灸も似たようなもの?


21
>>15
失敗っていうと折れたり抜けなかったりってことでええんか?



119
>>21
そう、さし所間違えたり折れたり


123
>>119
さし間違えは胸や首、背中の上以外なら、浅ければ特に問題ないで
効かないだけや(致命傷)

折れるのに関しては、昔は鍼を高圧滅菌して使うのが主流やったから金属疲労起こしてポキッってもの多かったけど
今は単回使用の使い捨てがデフォやから安心して、どうぞ
ワイもポキったことはない、なったとしたら悟られないようにリラックスさせてからピンで抜き取るやね



22
自分の神経のパワーを呼び覚ます感じやろか
そうだったら体が古くなってる老人とかにはもしかして効果は弱いんか?


25
>>22
あくまで現代医学観点からするとそういうこともあるやろな
さした後にその場所が赤くなることをフレア現象って言うんやけど、老いてる人は出にくいなあ



30
>>25
ふんふん、普段から健康な体を作っとくのは大事やね


36
易経と黄帝内経は必須科目なん?


39
>>36
本来はするべきなんだよなぁ・・・・易経から全ての理論始まってるのに
基本的に今の学校の教育は東洋医学:現代医学=1:9くらいの比率やで



42
>>39
やっぱりその2つは外せないんか


48
>>42
陰陽も五行の成り立ちも医学の理論も全ての中国哲学の元やしな
んでもはっきり言って鍼灸師で内経読んでるのなんて10%いくかいかないくらいやで
易経に立っては3%くらいやろなぁ
キリスト教徒が聖書読んでないのと同じやからね



38
肩と首と腰が痛いです
なんとかしてください


43
>>38
糞みたいな鍼灸院行くくらいだったら高濃度プラセンタ注射受けたほうがええで
安いし



47
>>43
首肩腰痛にプラセンタ効果あるんか…


50
>>47
あるで
言っとくけど、ワイは東洋医学は素晴らしいと思ってるけど、日本の東洋医学(漢方医・鍼灸師)の専門家と言われてる人間たちはほんまアカンと思うで
向上心ないやつ多杉内



52
鍼灸受けて気胸になった婆さん診たことあるぞ、
医原性に気胸作ったらあかんやろ……
確かに痩せた婆さんだったが


53
>>52
前胸部は気胸になるし小児の大泉門は危ないしな
ほんま注意せんとあかんで
お医者さんか?



55
>>53
せやで、西洋99.9%やね。
いや漢方薬も使うけど使い慣れてはいないからね


58
>>55
漢方使うなら弁証論治きっちりやってから使ってクレメンス・・・・
この病気ならこれみたいに使われたら持てる力の半分くらいしか出せないンゴ



69
>>58
せやね、それ出来たら強いわ……
一応添付文書的にそれっぽい人に出しとるけど、
一から学んどるわけやないからなぁ


54
ゴルゴにあった「効くけど近くにすごい危ないツボがある」ってヤツは実在するんか?
ゴルゴがその鍼の上を狙撃して深くさしてころすんやけど。
確か首の後ろの方にあったが。


57
>>54
?門のことやろか
昭和鍼灸の大家の人でそこをさした翌日にその患者が亡くなったってのはあったで
まあワイは2cm以上は刺さないけどな
現代人は天候や自然の影響もあって気が表面にあるから浅い刺鍼でも十分聞くし



56
なんか偉いやつも有名なやつもインチキばっかやんけ
あ、こいつインチキじゃないなってのは何を判断基準にしたらええんや


62
>>56
治るかどうかやろ
あとその後の転帰
医学なんて結局そこに尽きるで



66
>>62
かかる前に少しでも見分ける方法ないの?


73
>>66
でもそこはめっちゃ難しいねんほんますまんな
一つ言うと、鍼灸を取って言うなら関西の方が盛んやし、名人や一流って人たちも西の方に多くいるで



63
足が筋肉で太いんやけど細くシュっとできたりはせんの?


71
>>63
形成外科にいって、どうぞ



77
>>71
こういうのは専門外なんか
すまんな


88
>>77
専門的な話で悪いけど、痰湿とかが原因の浮腫で大きくなってるなら手の打ちようはあるけど
君のは普通に運動してマッチョになった結果やろ?文章見る限り



116
>>88
せやで
運動やってて止めたら上半身はやせるのに足だけ太くでバランス悪いんや


122
>>116
マジ?上半身に比べて下半身が強靭過ぎるやろ・・・
よく歩いたりとかするんか?あと体の一部をすごく使ったりするスポーツとか



127
>>122
今はもうほとんど運動しないで
ただ短パン履いたり海行ったりすると必ずなんか運動やてっる?って聞かれるンゴ
筋肉あることはええことやけどバランス悪いの嫌やからどうにか細くさせたいんや
東洋医学的な観点からアドバイスとかない?


128
>>127
それが自然でそうなってる以上はこの医学ではなんとも言えないンゴ
自然の摂理に任せるが大前提やから
ただバランスが悪いってことは、気滞や上焦(上半部)の循環が悪い、いわゆる偏りってことにもなるんやけど
下半身と上半身で肉のつき方以外気になることないんか?



142
>>128
上半身下半身というよりも
四肢が胴体に比べて太いってかんじや
腕も胴体に比べればたしかに太いンゴ
でも脚がそれより太いからぱっと見は下半身が太く見えるってかんじやな


154
>>142
うーん、聞いてるだけじゃわからないンゴ
バランスのええ体になりたいなら細いとこを強化するしかないンゴね
それともサブカルバンドのvoみたいに細身になりたいんか?



158
>>154
運動はもうできんから四肢のほうを胴体に合わせたいんや
サブカルバンドのvoくらい痩せてるんやけど腕と特に足が筋肉ついててバランス悪いんや
些細なことでもええからアドバイスくれたらうれしいで


161
>>158
くっそマジレスするんなら美容外科いくしかないと思うで
けどそれなりにリスクあるし筋量減るから慣れるまで大変野と思うけど
なんで運動できないんや?



168
>>161
もう美容外科の範囲になってしまうんか
まあワイもそこまで気にしとるわけやないからそれはやめとくわ
アドバイスありがとやで
あと気管支の病気になってしまって医者から運動は止められとるんや


89
病気の相談してるやつはやめとけっていうか無理やぞ
体の動かし方、くせ、生活環境、顔色、舌の状態とかで診断するから正確なアドバイスはさすがのイッチでも無理やと思う


91
>>89
サンガツ
初診だったら90~110分くらいかけて四診(診察)やって治療するからここでどうこう言われてもわからんわすまんな
問診だけでも情報は結構入るけど



93
そういや市販の千年灸って効くんか?


96
>>93
効くといえば効くし効かないと言えば効かない
ついでにいうと、この病気にはこのツボッ!なんてのはほんの少しの例外を除いてないで
ほぼほぼそんなんは嘘や



99
>>96
ツボ意味ないんか
合谷、肩井とかのドメジャーもか?


105
>>99
意味がないはないけど、医療のレベルになるとどの症状にどの深さでどの時間どの太さでってなってくんや
そうしないと治すレベルまでいかん



110
>>99
メジャーついでに言うと、合谷並みに有能な足三里ってツボがあるやろ?
昔松尾芭蕉は「ももひきの破れをつづり、傘の緒つけかへて、三里に灸すうるより、松島の月まづ心にかかりて……」
ていう歌を詠んだくらい三里は名穴やったんやけど今の人間は灸したらあかんで

当時は栄養が今より不足してたから、脾胃を補うって意味で三里が役になってたんや
今の酒ガッバー美食バクバクの現代人がやり続けたら内の熱が勝っておかしくなるで

時代によって体も経穴も変わるんや



111
>>110
はえ~足三里ダメなんすねぇ…


113
>>111
古典にこれで治ったからこのツボはこうだ!ではないとこが難しいンゴね
どの時代どの地域に住んでいたどういう体質の人がどういう症状でどのくらいの進行度合いで使ったか
くらいせんとほんとはいかんのよ



94
初診にそんだけかけれるのはうらやましいンゴねぇ……
10分くらいで終わらせないと外来終わらないンゴ……


100
>>94
医師で東洋医学やるってくっそ大変やと思うわ
一日何人みとるん?



104
>>100
ワイはまだ半人前やからあれやが、
ひどいと50人とかになるみたいやで。
ワイはまいても10分/人くらいはかかるンゴ……


106
>>104
うわぁ・・・・ワイは多くても10~くらいやわ
初診の人多かったらそれすら無理やけど



95
イッチが一番治すのに苦労した病気?とか症状ってどんなの?


98
東洋医学は厳密に言うと病気を治すもんじゃなくて患者を治すんや
だから結構食生活とかじゃね?病気云々より
>>95
よこからすまんが


101
>>95
↑の人が言ってくれた通り、あくまでワイらが見るのは「証」であって「病名」ではないねん

たとえば糖尿病があったとして

肌が渇く人・乾かない人
脈が速い人・遅い人
腹部に力がない人・ある人
舌の苔が薄い人・厚い人

これの他にもいっぱいカテゴリー分けしなきゃいけないんや
糖尿病一つとっても糖尿病A-1 糖尿病A-2 糖尿病B-1....
みたいなタイプわけをするんや
これを「弁証」っていうんや


まあ一番苦労したのはアトピーやな



114
スレの勢いも落ち着いてきたからつらつらと養生について語っていくで~


115
あ、基本的には完全に東洋医学の世界観なんで科学的なみたいなことは無しにしてクレメンス


117
「春の養生法」

春は発陳の季節や
冬が終わって動物たちが活発になり始め植物は芽を出すンゴ

春はちょい夜更かしをしてもええけど朝は早く起きる
起きたらゆったりと散歩して体をのびのびさせましょう
陰陽でいうと陽気が始まる(盛んになってくる)時期なので、春に芽生えた万物のようにイキイキするZO



118
「夏の養生法」
夏は蕃秀ゆうて、草木がもりもり成長する時期や
よく川辺とかみるとめっちゃのびとるやろ
それに従うように体内の陽気が最大になる時期や
だから適度に運動して汗を出すようにせんといかん
そうせんと体の中に陽気が籠ってだるくなったり熱の症状が出る

せやかというて出し過ぎもいかん、今度は陰(体液や気)が不足する
適度が一番
夜は遅めに寝て朝は日の出とともに起きる
カッカしたらあかんで、余計熱が籠るからな



120
「秋の養生法」
秋は収斂の季節や
万物が成熟の時を迎え、収穫される次期やね
風が強くなったり空気は乾燥してくる時や

鶏と同じように早寝早起きするべしやけどワイは鶏と生活したことないからわからん

あと精神を落ち着かせてゆったり生活するんや



121
「冬の養生法」
閉蔵の季節や
全ての動植物が活動を停止する時期で、一番陽気から遠ざかる時期やね
夜は早く寝て朝ははやめに起きるんや
寒いからと言ってだらけてはいかんで

達成感的なものを感じながら悠々とすごすんや、もうなにもかもやったかのような
体は温めて深くにある陽気を逃さないようにするが、暖め過ぎてもいかんで



124
円皮針ってやつ買って使ってみようと思うんやけど
効きやすくするコツとかあったら教えてや


126
>>124
痛いとこ周辺を探って、一番痛いところに貼るやで
5日くらいは持つやで
パイオネックスかなにか?



130
>>126
サンガツ
パイオネックスや
針が効く体質なのは分かってて自分でもやれる針があるって知ったから試したいんや
5日も貼りっぱなしでええんやね


131
>>130
こちらこそやで
他に養生やらなんやで聞きたいことがあるならどんどん聞いてクレメンス

入浴について説明はじめるンゴ



140
「入浴の養生法」

・入浴は度々するものやない、熱が過剰になって汗が必要以上に出て気が減るから(この医学では気=全てなので血・汗すべての液体は気からなる)
・肩までつかって長々入ってはいかん、肩まで浸かるならぬるめにするんやで
・眼病を患ってたり体が冷え切った人は熱湯いかんで。ぬるま湯がええ
・汗が出るかでないか程度で切り上げるのが一番ええ 上がった後にふらつくのは入りすぎや
・下痢や急な腹痛の場合は、少し暖かめの湯に入ると速攻で治るで



147
ちなみに140の、なぜ眼病が熱湯に入ってはいけないかというのを説明すると
この医学では目の病は外邪(外からの病気)や内側の陽気や熱が上にズドーンと逆流した結果なるという発想なんや
よくちょっと昔のアニメで起こったキャラがムキーゆうて顔が真っ赤になったりするやろ
あれをイメージしてほしい

要は上の部分に熱が籠ったりしてる時に熱湯みたいな余計血や熱を促進させるものに浸からさせたらあかんという話や

いうて疲れ目や目がしょぼしょぼするのは熱は熱でもその裏に過労や陰虚(浅黒かったり痩せてる、寝汗をかく)とかの症状がある場合は
ぬるま湯で気を補うのもええで



156
「散歩の養生法」
これはワイが一番おすすめするやで
朝晩食べた後(食べる前でも可)30分ほど歩くだけや

せかせか歩いたらあかんで、ゆったりのんびりあるくんや
これはどの体質の人でもおすすめやで
この医学では、消化は脾胃(脾臓・胃ではない、ここら辺説明するとめんどい)が担当するんやけど
「脾は四肢を主る」ゆーて、運動を主ってるんや

だから食後にのんびり体を動かすことで胃が脾に揉まれて、「食気(食後の気の痞え)」が取れて栄養が全身に回るってわけやね



137
「気」ってマジで分かるん?
鍼灸師やってたマッマがよく言ってたんやけど


143
>>137
名人はわかるらしいけどワイはぽっと「あ、今温もったかな」くらいにしかまだわからん
これは補法いうて、プラスの処置なんやけどな
難病に対しては寧ろ逆の瀉法が重要なんや
基本的に陰陽・虚実・寒熱の思想や

陰⇒月・女・下
陽⇒太陽・おとこ・上

虚(に対する補)⇒この風船ゆるいなぁ・・・・よっしゃ空気入れたろ!
実(に対する瀉)⇒これ破裂するやろ・・・・よっしゃ空気抜いたろ!

寒(に対する補)⇒このお湯冷たすぎやろ・・・・よっしゃ温めたろ!
熱(に対する瀉)⇒このお湯熱すぎィ!・・・・冷まさなきゃ(使命感)



138
ワイ蚊やダニに刺されるのがいっつもいっつも左脚(膝からした)なんやけど
そういうのも偏りっていえたりするのん?


144
>>138
蚊に能く刺される人は内に湿熱(粘っこい熱的なもの)がたまっとる人が多いで

・どちかというと色黒
・顔が熱くなる
・ニキビが出来たとしたら白よりは赤く治りにくい
・色素沈着しやすい

まあ上は内熱や?血って言ったほうがええか


ある特定の場所だけ捻挫する、こむら返りする、虫に刺されるみたいなのは確実に気が偏在してるか弱ってるかやね



165
>>144
そうかサンガツ
キチンとしたところにかかりたいがインチキばっかりてのがなあ…


178
>>165
ガッチリ東洋医学やるとこだと最初の診察に1~2時間は普通やから
そういうとこを探してくと搾れるで
あとその悩みが痛みなら、一回目の治療で確実にある程度は治せる人やね
少し痛くなくなったくらいは実力ない



139
なんか太極拳で教わることがちらほらでてるな


145
>>139
「太極」拳自体が易経の根源理論やしね
易に太極あり、これ両儀を生じ、両儀は四象を生じ、四象は八卦を生ずや



146
疲れ目に効くのあるんか?


149
>>146
曲池っちゅう肘を曲げたとこにできる皺の外端の経穴(ツボ)がある
ゆーてもここは、腎・大腸(腎臓・大腸ではない)からくる目のものなので、原因がそれでないなら効かせるのは難しい



150
今北&自語りになってしまうが 昔春と秋は1/3ぐらい学校行けないほど
喘息が酷かったが三田かどっかに芸能人もよく来るとかいう鍼灸の名医の
元に親が通わせてくれ治療を受け、言いつけを守った途端、一切
発作が出なくなったわ 理論は解らんが結果が完璧すぎて疑う余地がない


152
>>150
結局陰陽五行が日常にちょっと息づいてた昔と違って今の人に理論を一から説明するのは難しいやしね、簡潔に言うならできるけど
結果を示していくしかないわ

ついでに言うとその言いつけを守ったってとこがめちゃくちゃ重要やで
ワイらが出来るのは路面を整備して邪魔なものをどかすだけやからな、あくまで歩くのは患者本人や



160
鍼灸って痛そう


162
>>160
注射器の十分の一やで、ものによるけど
まあでも下手な人は痛いな、これ言ったら終わるけど
中国や韓国と違って日本は管の中に入れてやる方法が主流だから、比較的無痛で入るのがほとんどやで



166
>>162
前溜まった水抜くときに太い針の方が細い針より一点にかかる圧力は小さくなるから痛くないんやでって言われたけどアレやっぱり嘘なんかなぁ 鍼灸の針ってまぁまぁ細いんやろ?


178
>>166
もともと鍼は九種類あってな、今使われてるのは「毫鍼」っていう種類やねん
蚊の嘴ほどやで



171
経絡と気の流れとかやってる?
気功と合わせてワイの親戚が研究しとるんやけど


172
>>171
イマイチ言ってることがわからんけど、バリバリそれやで
気功はちょっとわからんけど



186
ゲンメン反応だっけ?
あれなんや


187
>>186
ちょっと戻ってきたら新しい質問来てたやね
メンケン(瞑眩)現象のことでええんか?

あれはヒーリングクライシスともいうやつで、言わば好転反応で一時的に症状が悪化するってやつや
風邪の場合だとかに、めっちゃ大量に発汗して熱が下がるみたいな感じやと思ってくれればええ



188
>>187
それや
あれなんで起きるんや


189
語源は「尚書」の、「薬瞑眩せずんばその疾癒えず」からきとる
ついでに言うと、江戸の名医で吉益東洞っていうのがおったんやけどその人の攻撃的な治療に会ってた言葉やから良いことみたいになってるけどいい反応なのかどうかはわからん

機序はよくわかっとらん

東洋医学的に言うと、陰極まれば陽に転ず(陰陽転化)っていうのがあって、いわば悪さが極まったら良くなるっていうことやね



190
>>189

サツ人しまくれば悪い奴もころすから良いやつ!みたいな?


191
>>190
雪山で遭難して、寒さが頂点に達すると逆に暖かくなってくるってよくいうやん?
寒すぎてかえって温かく感じるみたいなあれや
メーター振り切ると逆方向になる



194
>>191
はえー
悪くなってく一方か、良くなる前兆か、区別できんのか?


197
>>194
それを舌の状態・苔の有無・色・動きや脈診でみてくわけやね

一つこういう技能が無くても簡単に判断できる方法があるで
・ぱっとその人を見たときに、いつもより小さく(背とかじゃなくて)感じる
・末期だったり結構あぶなかったのに急に元気になる
・胃気がなかった(食べられない、もしくは消化ができなかった)のに急に食べ始めた

↑の3つは危ないで



192
>>189
ああ熱出たとき氏んだ親父が汗目一杯かかせられたけどそういうものか?好転反応みたいなもの?


195
>>192
せやで
↑で虚実について少し話したけどちょっと補足するわ

人体を普通に流れてるのが「正気」で、外からやってくる悪さをするのが「邪気」やねん

このとき正気が十分あって邪気とガンガンバトってる状態が「実」なんや
がんがん戦うからその場所は荒れに荒れて、発汗したり発熱したりすんねん

この正気が足りなくて邪気に押されてるのが「虚」の状態でもあるな
癌患者の末期の人とかもう見るからに弱り切ってるやろ?あれや



200
>>195
なるへそ 癌治療の免疫力みたいなものか


202
>>200
現代医学サイドの人たちに一番分かりやすく説明するならば免疫力やろね

灸の効能で、初期に好中球活性化、5日後にマクロファージ活性化とかライソソーム酵素活性化亢進の結果出てたし
あとは血液凝固系にも関与してるで



209
はっきり行って東洋医学信用していないんやけどあれキチンと根拠あるんか?


211
>>209
現代医学の観点から見た根拠の話か?それとも東洋医学の理論の話か?



212
>>211
現代医学やな
針や漢方とかお灸とか足ツボとか


216
>>212
説明するけど、その中で言うと足つぼは東洋医学全く関係ないで



217
>>216
これマジ?


220
足つぼ、リフレクソロジーはあれまったく東洋医学関係ないで
そもそも台湾式足つぼなんて始めたのスイス人の宣教師やし



222
>>220
ええ・・・
足ツボには根拠あるんか?


225
>>222
まず、いわゆる足つぼとリフレクソロジーでわけて説明してくで



228
いわゆる足つぼっていうのは、スイス人神父の?若石って人が、布教に来た際持病のリウマチが悪化してデタラメに揉んでたら治ったってのが始まりや


231
んでリフレクソロジー(反射区療法)はアメリカの医師ウィリアムなんとかが発端で発展した奴
イギリスだとガチガチに研究してるらしいけど詳細はしらん

ちなみに日本でよくみる英国式リフレクソロジーってのは、英国に教わりに行ったけど途中で投げ出した奴が日本に帰って勝手に言い出しただけのもの



233
>>228
>>231
割と最近なんやな
とりあえずなぜ効くかって調べられてはいるん?


236
>>233
エルンストとかサイモンシンって人らの発表では科学的根拠はないで片付けられとったね
そもそもワイも効くのかわからん



234
ただスイスとかの保護というか看護的な医療が盛んな場所だと結構論文とかもあるんじゃないかな
まあ言いたかったことは、いわゆる足つぼは東洋医学と何の関係もないで

そもそも基本となる経穴では足裏のツボは1個しかない



235
>>234
サンガツ
まあそれらが学術的に研究されてるならええかな


237
お灸すこ


238
ほんじゃ鍼灸の方の説明にいくで


239
1972年に、ちうごくとの関係を色々しにアメリカのニクソクソン大統領が訪中したんや
その際に鍼麻酔ゆーて、鍼で麻酔をかけて手術をするってのが世界的に話題になったんや
それから鍼の研究が飛躍的に進んだんや



240
ほんで今のところわかってるのが
[鍼]
軸索反射・体性自律反射による神経伝達物質放出による血管拡張・鎮痛
[灸]
血管透過性亢進
代謝亢進作用
マスト細胞活性化
皮膚血管拡張

これらが主なとこやね



241
くっそ簡単にまとめると、わざとほんの少し損傷させることで体に修復能力を促したり免疫系にもっと頑張んだよって鞭を振るってるってことやね


242
ほんで↑で言った鍼麻酔には
内因性モルヒネ様物質っていう、人体が出せるモルヒネみたいなのの影響で作用しとるってことや



246
ちなみに鍼麻酔は個人差あって出来ない・・・・できなくない?っていうのもあったけど
最近効果が出るのを阻害してる物質が分かって、それをどかすやつを飲めば個人差なくなるってのが明らかになったで

歯医者でも鍼麻酔してる人時々おるで



248
>>246
はえー……
薬出せるの?


249
>>248
D-フェニルアラニンってやつや
鍼灸師は投薬は無理やで、歯医者か外科でやってくれてんとちゃう?そういうのをやるとこは



247
正直現代医学的なメカニズム解明されてないと思ってたわ


249
>>247
日本はそもそも東洋医学自体の一般的な認識がね・・・・
アメリカと中国は勢いやばいで



252
あと気功ってどうなん?


254
気功はようわからん
中国では凄い人がおったらしいんだけど、一回共産党にそういう団体めちゃくそ弾圧されたんや



260
>>254
はえー
きちんと調べて欲しいわ


261
>>260
データ集めきれないやろなあ


183
ここら辺でええかな、みんな聞いてくれてありがとうやで!
ほなまた!







引用: 東洋医学(鍼灸師)やってるけど質問ある?