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長距離トラックの運ちゃん(名前をAとしておく)から聞いた話。
真夜中の峠道。
・・・普段からよく通る道だったそうだ。
その道の途中のトンネルに差し掛かった時、Aはある異変に気付いた。
いつものトンネルの隣にもう一つ、同じ造り、同じ大きさの、謎のトンネルがあった。
昼夜問わず最低でも半月に一度は通ってる道だから、
新たに開通したトンネルなら、工事の時点で気付いてるはず。
しかしこれまでにその様子もなく、まるで鏡に映したかのようにそのトンネルは突然、そこにあった。
Aは霊感の類などまるでない男だが、この時は
「入っちゃいけない」
と直感したそうだ。
トンネルの出入り口付近の、パーキング?(広くなってて公衆電話とかある所)に車を停めた。
トンネルを越えないと今来た峠道を戻らなきゃならないし、かなりの遠回りになる。
気味が悪いが思い切って突っ切ってしまうべきか、遠回り覚悟で引き返すべきか、
Aはそのパーキングでしばらく悩んだらしい。
真夜中の峠道。
・・・普段からよく通る道だったそうだ。
その道の途中のトンネルに差し掛かった時、Aはある異変に気付いた。
いつものトンネルの隣にもう一つ、同じ造り、同じ大きさの、謎のトンネルがあった。
昼夜問わず最低でも半月に一度は通ってる道だから、
新たに開通したトンネルなら、工事の時点で気付いてるはず。
しかしこれまでにその様子もなく、まるで鏡に映したかのようにそのトンネルは突然、そこにあった。
Aは霊感の類などまるでない男だが、この時は
「入っちゃいけない」
と直感したそうだ。
トンネルの出入り口付近の、パーキング?(広くなってて公衆電話とかある所)に車を停めた。
トンネルを越えないと今来た峠道を戻らなきゃならないし、かなりの遠回りになる。
気味が悪いが思い切って突っ切ってしまうべきか、遠回り覚悟で引き返すべきか、
Aはそのパーキングでしばらく悩んだらしい。
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そうしていると、自分が今来た道を別のトラックが登ってきた。
そのトラックの運転手(Bとしておく)も異変に気付いたらしく、
同じようにパーキングへ車を入れてきた。
互いの運転席が隣り合うように停車して、窓を開けて話したらしい。
「長年運転手やってると、妙な事もいくつか経験するけどよ、
こんなのは初めてだ。悪いことは言わねぇ、引き返したほうがいい」とB。
見るからに年上でベテランのBの意見にAは従い、引き返すことにした。
車の向きがにすでに戻り方向を向いていたBが先にパーキングを出て、Aがそれに続く。
Aがパーキングを出て走り出した直後、一台の乗用車とすれ違った。
その乗用車はトンネルに向かっていくわけで、
Aはその車がどっちのトンネルに入るのか気になって、ミラーでその車を追った。
ミラーの中、二つのトンネルの明かりと乗用車のテールランプが見える。
(左右どっちのトンネルだったかはAからは聞かなかったが)
そして、乗用車がトンネルに入った。
そのトラックの運転手(Bとしておく)も異変に気付いたらしく、
同じようにパーキングへ車を入れてきた。
互いの運転席が隣り合うように停車して、窓を開けて話したらしい。
「長年運転手やってると、妙な事もいくつか経験するけどよ、
こんなのは初めてだ。悪いことは言わねぇ、引き返したほうがいい」とB。
見るからに年上でベテランのBの意見にAは従い、引き返すことにした。
車の向きがにすでに戻り方向を向いていたBが先にパーキングを出て、Aがそれに続く。
Aがパーキングを出て走り出した直後、一台の乗用車とすれ違った。
その乗用車はトンネルに向かっていくわけで、
Aはその車がどっちのトンネルに入るのか気になって、ミラーでその車を追った。
ミラーの中、二つのトンネルの明かりと乗用車のテールランプが見える。
(左右どっちのトンネルだったかはAからは聞かなかったが)
そして、乗用車がトンネルに入った。
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乗用車がトンネルに入る、その瞬間、Aには無線のノイズのような耳鳴りが聞こえたそうだ。
思わず体がビクっとするような音量で。
ミラーの中、乗用車は吸い込まれるようにトンネルに入って行き・・・直後、烈しく爆発した。
正確には、乗用車の入った方のトンネル全体が
マグマのように真っ赤に燃えた(ように見えた)のだという。
慌てて車を停めるA。
Bも異変に気付き、車を停めた。
彼らのトラックには消火器が積んであったし、
通報するにはさっきのパーキングの公衆電話が一番近い(当時携帯はない)ので、
またトンネル方向へ引き返す。(Uターンできないのでバックで)
しかし、あのトンネルに近づくにつれ、また異変に気付く。
・・・ない。
さっきは二つあったはずのトンネルが・・・・一つしか・・・ない。
トンネルの入り口まで行っても、あの乗用車の影も形もない。
不気味に静まり返ったトンネルが、
何事もなかったかのようにぽっかりと口を開けているだけだった。
思わず体がビクっとするような音量で。
ミラーの中、乗用車は吸い込まれるようにトンネルに入って行き・・・直後、烈しく爆発した。
正確には、乗用車の入った方のトンネル全体が
マグマのように真っ赤に燃えた(ように見えた)のだという。
慌てて車を停めるA。
Bも異変に気付き、車を停めた。
彼らのトラックには消火器が積んであったし、
通報するにはさっきのパーキングの公衆電話が一番近い(当時携帯はない)ので、
またトンネル方向へ引き返す。(Uターンできないのでバックで)
しかし、あのトンネルに近づくにつれ、また異変に気付く。
・・・ない。
さっきは二つあったはずのトンネルが・・・・一つしか・・・ない。
トンネルの入り口まで行っても、あの乗用車の影も形もない。
不気味に静まり返ったトンネルが、
何事もなかったかのようにぽっかりと口を開けているだけだった。
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そのトンネルを通る気にはならず、結局、二人は引き返して遠回りした。
後日、運ちゃん仲間にその話をしたのだが、
誰も似たような経験をした人はいなかったそうだ。
その峠自体、いわく付きとかでも何でもなく、日中はそこそこ交通量の多い場所らしい。
その後も同じような時間にあのトンネルを通っても(そこ通らないと仕事にならないらしく)、
またトンネルが二つ・・・って事は無かったと。
で、数ヵ月後にAは高速のSAでたまたまBと再会し、あの時の話になった。
話を聞くと、Bもあの無線のノイズのような耳鳴りを聞き、直後、真っ赤な光を見たらしい。
「まぁ、今となっちゃ何だったのか解らねえけどよ、あのトンネルはこの世とは別の場所に繋がってたんだろうよ。 おめぇも見ただろ?あの真っ赤な光。ありゃまるで・・・地獄みてぇだったなぁ。
俺はな、あのトンネルも、消えたあの車も、この世のもんじゃねぇと思う事にしたぜ。
だってよ、あの車がもし人間だったとしたら・・・・どうなったかなんて考えたくもねぇ・・・
俺たち二人、まとめて狸にでも化かされたんだよ。そういうことにしようや、なぁ(笑)」
そう言ってBが笑うので、Aもそういう事にしようと決めたんだと。
後日、運ちゃん仲間にその話をしたのだが、
誰も似たような経験をした人はいなかったそうだ。
その峠自体、いわく付きとかでも何でもなく、日中はそこそこ交通量の多い場所らしい。
その後も同じような時間にあのトンネルを通っても(そこ通らないと仕事にならないらしく)、
またトンネルが二つ・・・って事は無かったと。
で、数ヵ月後にAは高速のSAでたまたまBと再会し、あの時の話になった。
話を聞くと、Bもあの無線のノイズのような耳鳴りを聞き、直後、真っ赤な光を見たらしい。
「まぁ、今となっちゃ何だったのか解らねえけどよ、あのトンネルはこの世とは別の場所に繋がってたんだろうよ。 おめぇも見ただろ?あの真っ赤な光。ありゃまるで・・・地獄みてぇだったなぁ。
俺はな、あのトンネルも、消えたあの車も、この世のもんじゃねぇと思う事にしたぜ。
だってよ、あの車がもし人間だったとしたら・・・・どうなったかなんて考えたくもねぇ・・・
俺たち二人、まとめて狸にでも化かされたんだよ。そういうことにしようや、なぁ(笑)」
そう言ってBが笑うので、Aもそういう事にしようと決めたんだと。
引用:【ν速オカルト部】 山の怖い話
コメント
コメント一覧 (13)
不思議な体験は多々ありますよ
某県境深夜の峠道
脇道に入る部分だけ側溝に蓋してありますよね?
その蓋途切れたところから、作業服のおじさんが笑顔でヌッと出て来た
俺のトラックのライトが無ければ真っ暗な場所
通行車輌を驚かす目的だったとしても、殆ど通行車輌なしの時間帯
普通に笑顔だったのが印象的でした
今も通りますがそれきり見てない
とある神社の横に突如 鏡に映したようなソックリの神社が出現していて、そちらに入った子供が直後に海で亡くなった。という話があったが、
同じような現象なのかな…
こちらのお話でしょうか。
「地図にない鏡合わせの2つの神社は生臭い悪臭がした」洒落にならない怖い話
www.oumaga-times.com/archives/1060414152.html
宜しければご参照ください。
母、長男、長女の3人暮らしの家族。ある日 長男が仕事に出掛けたまま 深夜になっても帰らないので、母と長女が探しに行った。
仕事の帰り道を一通り探したが 見つからないので、一旦家に帰ると、長男は家の中でぼんやりと座っていた。
仕事場から家までは一本道のはず。「いつの間に帰ったの?」と長女が聞くと、
長男は「仕事の帰り道、気が付いたら見たことのないトンネルの中にいた。訳が分からず必死で出口に向かったら、いつの間にか家の前にいた」と話した。
母も長女も訳が分からず、とにかくその日は寝ることにした。
ところが、夜中に長男は布団の中で半狂乱で もがき出し、母と長女が慌てる間に息を引き取ってしまった。
更に気持ちの悪いことが続くんだが割愛。
最後に長女の「謎のトンネルに迷い込んだ時…既に兄は亡くなっていたのでしょう…」という独白で終わる。
※6 管理人様
※5です。そちらのお話に間違いありません。失礼致しました^^;
えいやっとばかりに右を選んで進んだら,橋などなくて川に落ちた。
まあロシア人はウォッカ飲んで車乗るのが基本だからの。
並行して二本のトンネルあるって思ってた所、ある日確認したら一本しか無かった
ただの勘違いだと思うけど気付いた時は狐につままれたようだった
へたくそなやつが書くとみるに堪えない。
不思議体験談が多いね。前後と上下で
何処かと繋がって居るんだね。🌊🐸
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