石じじい1


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昭和も終わりごろまで、河原から石を拾ってきて、それを道端で売って生計を立ててる人も普通にいたんだが、ああいう人たちって、どうやって災い除けをしていたんだろうな

石を拾ってくると起こる災いとは?

関連記事:山から石を持ち帰るとヤバい…そんな話を聞いたけど本当なの?
http://www.oumaga-times.com/archives/1069010277.html

実家の近くにも、一人で毎日石を並べて稼いだ金で建てた、石御殿って言われる家があるけど、当人が生きているうちに話聞いておけば、何か興味深いエピソードが発掘できたかもしれない


39 2015/10/25(日) 23:50:40.78
>>38
四国出身なのですが、身近に、その「石拾いビジネス」をやっていた人がいました。
すでに鬼籍に入られていますが、なかなか面白い話を聞けました。
彼は、高額で売ることのできる石を求めて、深山幽谷(といっても、四国の山は程度ものですがw)に分け入るのですが、石自身のみならず、その場所でも怪異に遭遇したとのこと。
四国は東西に何本も断層が走っていて、それを境にして東西に帯をなしてことなった地質体が分布していて、いろいろな石が採れるのだそうです。
花崗岩(御影石)、三波川の緑色岩、珪石(チャート)、火山岩、砂岩、泥岩、石灰岩、それに化石もたくさん見つかったとのこと。

「見る目があれば、金にはこまらんけんねぇ」というのが彼の主張。
「やまで、おかしなもんにつれていかれなんだら、だいじょうぶよ」



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石で生計をとるって石はなにに必要なの?御影石は墓石だっけ?大きな石?そんなのどう運んだの?


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>>42
「石拾いビジネス」のじいさん(故人)によると、珍しい石、形の良い石は、庭石として売れたり、石を愛でる愛石屋が高額で買い取ってくれるのだそうです。
墓石は、流通機構と石種が確立しているので、商売にはならないのだそうで。
山奥から持って帰れるようなサイズの石を選ぶのだそうですが、大きなものは、そり(この地方では、きんま、と呼んでいましたが)を木で作って引きずって何日もかけて運んだそうです。
ただ、持ってきて売れないと無駄になるのでそのようなことは、それほどなかったと。

重い道具も、それほど持って行かなかったそうです。長い金属の棒(バール)と石頭(せきとう)ハンマー、くさび、くらいで。基本的に割らないんですね。価値が下がるので。

足回りは、ゲートルを巻いて、地下足袋に自分で編んだわら草履を履いていました。
そうすると、沢の濡れた石の上でもすべ選らないとか。
わら草履は、すぐに腐ってダメになるので、数を編んで予備をもっていくこともあったそうです。
現地での食料、資材調達が基本で。



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>>48
悪い石とか呪われる石とかなかったのか?ときいたこともあるのですが。
「石拾いビジネス」のじいさん曰く、「そのような石はある」と。ただし、手を出さないようにすること。手を出していたら、今のわしはおらんかったけん。ということでした。

どんな石が「悪い」のか?
その場所には、普通に見られる石の種類があるらしいのですが、それらとはまったく異なって、一個だけぽつんと異質な石が転がっていることがあり、それには注意せよ。と、石じじいよりもさらに年配の先達から聞いたそうです。
色は関係ない。
表面の状態も関係ないが、なんか脂ぎっている石というのがあり、それも危ないとか。

どうあぶないのか?
現象はさまざまだとか。
持って帰るときに山の中で行き倒れて氏んでいる(通りがかりの猟師によって発見);持って帰ると本人が不審死;家族のものが不審死;手や腕が腐る;四六時中、石がしゃべりかけてきて本人発キョウ(これは順番が逆かも);石を売却すると、もらったはずの代金がいつのまにか消失(家族の犯行か?);購入した人も氏亡;石を拾ってきた人の家の前を通りがかった通行人が氏亡;など。



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>>48
なるほど勉強なります


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隕石なら持ち帰ってもいいのか?


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>>46
「隕石は落ちてないのか?」とたずねたことがあります。
おちていてもわからん。ということでした。
重くて磁石のくっつく石が可能性があるのだが、と言うと
磁石は持ってなかったとのこと。残念。
考えてみると隕石は、落下する時を目撃しないと、落ちていても日本みたいに草木が生えていると、見つかりにくいかもしれませんね。



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石じじい(妖怪の名前みたいですが)の話です。

「叫ぶ石」というのを見たことがあると言っていました。
なにそれ?という感じですが、或る日、それほど山奥ではないところで、ありふれた砂岩をハンマーで叩いたら、その石が叫び声を上げたとのこと。
長く尾を引いた「ぎゃぁーーーーーーーぅ」というような。
最初は、石とハンマーが出す音かと思ったそうですが、叩くたびに、その衝撃音と合わさって叫び声が聞こえるので、怖くなったと。

ハンマーというのは、新調すると、すぐに強く硬い石を叩くと縁が欠けたりするので、まず柔らかい石(砂岩や泥岩)や枯れ木などを叩いて、「慣らす」のだそうです。
そのときに起きた怪事でした。
ちょん、ちょんとこづいたくらいでは叫ばない。思いっきり叩くと叫ぶ。
男の声か女の声か区別できないような声だったとか。

その石はどうしたの?と訪ねると、そのまま置いてきたとのこと。
「そんな石、抱えてもってかえることができるか?」と。
その後、なにも祟りのようなものはなかったのか?とたずねたら。
「ああ、その後もなにも、叩いているときに鼻血が出始めて、とまらんでおじょうしたわぃ」






引用: 山から石持ち帰るとヤバい