432
生まれて初めて見た「村のお祭り」の記憶の中には
屋台も・にぎやかな音楽も・盆踊りも・花火も・そして照明も
そんなにぎやかな要素は一つもない
ほとんど暗闇のような中で行われる村祭り
そんなお祭りって多いのかな?今もやっているのかな?と
ちょっと気になったので書かせてもらおうと思う
(最後にチョットだけ不思議展開もあるよw)

その「お祭り」は、一言で言うと「キャンプファイヤー」
照明も何もない、ほとんど真っ暗な中で
大人の背丈ほどのたき火を囲んで参拝客が集まる
たぶん50人以上は居たと思う


433
点火するまでは暗闇の中みんな多少はザワザワしていた
でも点火した途端に参拝客は全員話を止め
境内には虫の声と薪が燃える音しか聞こえなくなった
燃え盛る炎に向かって、神職が祝詞をあげ始める

そこから少し記憶が飛んでいて次のシーンでは
火が、かなり小さくなっている
十二単のような着物の女の人が、紙のような物を捧げ持ってきて
それを勢いの弱まった火に落とす
それほど大きくない低い爆発音と強烈な閃光
一瞬、視界の全てが真っ白になるくらいだった
そして炎の上に光る人の姿が見えた


434
(記憶の捏造なのか記憶に残っているその姿は「キリスト像」のような感じw)
すぐに頭を押さえられて下を向かされた

それからたぶん20秒くらい静寂が続いた後、突然
参拝客が一斉に声を合わせてなにかを言った
それぞれが声の限りの大声で、それが数十人分揃って聞こえるので
かなり大きな声に聞こえた
(ちょうど「笑っていいとも」の「そーですね!」みたいな感じ)
何を言ったのかは覚えていないけど祝詞の一部のような
なんだかそんな雰囲気の言葉だったような記憶がある


435
そしてそれ(十数秒の空白と突然の大声)は、かなり不規則に何度か続き
たぶん最後の一言を言った後
特に何の合図もなく突然終わった

それまで、静謐・静寂といった雰囲気だった境内が
一瞬でガヤガヤとした雰囲気になり
石段に近い人達からゾロゾロと帰り始めた

以上が私の記憶に残る最古の「村のお祭り」の記憶です
たぶん5~6歳くらいの事なので記憶の改変等も多いとは思います
だいたい神社でキリスト像って…ww
雰囲気ブチ壊しですよねw


441
>>432
火の件で「新世界より」をなぜか連想した


436
>>435
静謐という言葉は初めて知りました
こういう単語を普通に使えるなんてすごいですね






引用:ほんのりと怖い話スレ その89