581 2018/03/09(金)
何年か前に太陽光発電所の夜間工事中の体験を書いた者です
昨日、同じように太陽光の夜間工事で見てしまったので書き込みます

今回は福島の小さな山の一部を切り開いて作った太陽光発電所の出直し工事にきています
山と言ってもさほど高いわけでも鬱蒼と木が繁って人気もないような場所ではないです
車も余裕ですれ違える舗装された道が走って民家もちらほらあり、
現場からも何軒か民家が見えています

舗装された道から脇道に入って登って行くと
すぐ現場がありますが現場のすぐ手前に墓地があるのと外灯が一切なくて
夜になると真っ暗なのがやや不気味なところ
ここで昨夜、夜間作業をしていた時の話です

現場は登ってきた道からさらに脇道を登った高い所にあり、
作業をしてる場所からはこの道がよく見渡せました
とは言え雨のせいで月明かりもなく本当に真っ暗だからうっすらとしか見えないんですけどね
車のライトを点けて頭にヘッドライト、
雨も降って寒い中で仕事を頑張りながら一休憩入れようとした時、それが見えました

自分が登ってきた道の入り口から真っ白な人影が歩いてきたんです
真っ暗なのにはっきりと、光っているわけでもなく、ただただ真っ白な人影
輪郭ははっきりしてて人の形はしてるんだけど人ではない何か
ヤバイと思ったけど距離があるので思わず凝視していると
そいつと目があった…ように感じました

顔なんかないのっぺらぼうの白い人影になぜそう感じたかは分からないけど
あいつに見られた、認識されたと、確かに感じたんです
車に乗って逃げるか…でも現場から出る道は狭くその人影を轢かないと出れないし
反対側に登っても道はすぐに行き止まりになってる
どうしようか悩んでる間にもそいつはゆっくりとした動きで道を登ってきて
現場に入る脇道の所でぴたりと止まった
どうするつもりか見ているとまたそいつがこっちを向いたように感じた

こっちにくる…
そう思って前の時とは違い恐ろしさを感じて車に向かおうとしたその時のことだった
こっちに登ってこようとしたそいつの動きが唐突に止まった





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どうしたのかと思ってよく見ると人影が増えていた
真っ白で暗闇でもなぜかはっきり見えるそいつと違い
薄ぼんやりとしか見えない人影が白い奴の行く手を遮るように立っていた

何が起きてるのかさっぱり分からずに見ていると
不意に低い男の声でお経みたいな唸り声がが響いた
本気でビビって車に逃げ込んでしばらく震えてた
車の中までその声は聴こえてきて、早く消えてくれって祈って…
どれくらいの時間が過ぎたかは分からないけど不意にお経が止んだ
どうなったか確かめたかったけど怖くて…しばらくためらってたけど外に出て
あいつらがいた場所を見ると人影はいなくなってた
真っ白な奴も薄ぼんやりとした人影も

慌てて片付けて宿に帰ったんだけどなかなか寝付けず、
それでも疲れのせいかいつの間にか寝ていたみたいで無事に朝を迎えた
白い人影も含めて正体は分からないけど今になって落ち着いて考えると
あのお経を唱えていたと思える人影は俺を助けてくれたんじゃないかな
現場近くに墓地やお地蔵様があったりするのはよくあって、
そんなとき俺はいつも工事前に手を合わせご迷惑をおかけして申し訳ありませんと、と祈る習慣がある
そういうのがひょっとして何かに通じていたのかなって
さあ、これからまた同じ現場で夜間仕事です



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>>581
前の書き込みってこれかな

2016/02/27(土)

怖くも何ともない話なんだがちと不可解なことがあったので。

仕事がちと忙しくてこの間の日曜から月曜、火曜から水曜と徹夜仕事をしてたんだ。
現場は森と畑が隣接した場所で、森をほんの少し切り開いたところに太陽光発電所を作ってた。
森と畑の境界に何とか車がすれ違えるくらいの道があって、
その道に対して畑の真ん中をつっ来た道がぶつかってT字路になってる。
そのT字路の部分に現場に入る私道、
元々は森の奥に行く管理用の道路らしい舗装もされてない道がぶつかって
十字路になってるような感じ。
一応現場から200m程度離れた所に民家も一軒あるんだけど
畑の中という立地上、周辺には外灯の一つもなく夜になるととにかく真っ暗。

そんな中、ヘッドライトを付けて現場入口の電柱に電線の固定やら何やら作業をやっていた夜中の3時頃のこと。
不意に足音が聞こえたんだ。
時間帯も場所もあいまってすごく静かだった空間にやたらと響いたんで
視線を横に向けると畑の中の道をこちらに向かってゆっくり歩いてる人影が一つ。
40~50m程度は離れてたしヘッドライトの光量じゃ真黒な影にしか見えなかったんだけど、
最初は近所の老人が散歩でもしてるのかって思った。

でも近くに家なんか一軒しかないし、
外灯もなくて足元もろくに見えない闇の中、
そいつは懐中電灯の一つも持ってなかった。
何より、不意に足音が響いて見たからその人影に気付いたんだけど
そいつは一体どこからきたんだ?
足音がして見た時には畑の真ん中の道にそいつはいたんだ。
単に足音に気付かなかったんだろう、なんてことは絶対にない。
本当に突然、そいつはそこに現れたんだって、そうとしか思えない状況だった。


ひょっとして見ちゃいけないものを見てるのかな…
なんて思ったけど仕事に追われてたから2、3度ちらちら見たけど
後は極力無視して仕事をしていた。
まあ電柱の作業はほとんど終わりだったのですぐに終わらせて、道の方に出てみたんだ。

さっきそいつがいた道には誰もいない。
左右に伸びる道を見ても誰もいなかった。
数100m先の道路にある外灯と月灯り、
そう遠くまでは照らせないヘッドライトのか細い光量でしか見てないけど、
人影があったとして分からないほどではなかった。
見通しもよくて姿を隠せるわけもない。
ちらっと見た時のゆっくりした動きから、
電柱から降りて確認しに行くまでの短い時間にいなくなることなんか不可能だった。
それに、これは後で考えて思ったことなんだけど…
あれだけ響いた足音が途中から全く聞こえていなかったように思える。

ただそれだけのことで、朝を迎えるまでの間に何かあったわけでもない。
だけど夜が明けてから応援にきてくれてる元請の若い職人にこの話をしたところ

霊能力のある友人がこの間電話をかけてきて
「今どんな現場に入ってるのか?」と先日聞かれたと話してくれた。
「何かよくない場所だと思う、体調が悪くなったりしてないか?」などと聞かれたらしいのだが、特別そういったことはなかった。
強いて言えばうちの職人が鼻がひどくなってたがあれはおそらく花粉症だろう。


だがもう一つ職人が話してくれたこと。
現場の入口脇にある小さなプレハブ小屋の話が気になった。
現場は道路から私道に入ってほんの10m程度入った所にあったけど
その手前側に小さなプレハブ小屋があった。

ボロボロで物置か何かだろう程度にしか思ってなかったんだけど
話によるとそこには人が住んでいたらしく、
近づいて見てみると確かにそんな痕跡はあった。
窓も壁も壊れてボロボロだけどテレビと棚と小さなソファ、
それだけでいっぱいの6畳あるかどうかの小さな小屋。
キッチンも風呂も何もない、どういう生活をしていたのかは分からないけど
確かに人が住んでいただろう小屋。

誰かがくつろぎ空間として使っていただけかも知れないけどそれにしては気になる点が一つ。
「火伏般若」「魔除仁王」
…そんな文字とそれぞれ般若、仁王の絵が描かれた2枚の御札。
まあ火難除けと災い除けの御札だろうけど、
住居でなければそんなものを貼ったりはしないんじゃないかなって思う。
で、そこに住んでいた住人がどうやら行方不明らしい。
小耳にはさんだ話で詳しくは知らないようだけどね。

それを聞いてさ、ひょっとしてあの夜中の人影は
その住人が帰ってきたんじゃないか、なんて考えたりした。
まあこの話も先の霊能力のある友達の話にしろ若い職人の冗談なのかも知れないけど。
さらに翌日の徹夜仕事の最中にも謎の発光現象や音がしたりもあってさ。
自分としては初の霊体験なのかなと

それにしても太陽光発電設備ってそういうのが出やすいのか
変なエネルギーが吹き溜まったりしてとかで


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>>585
よく見つけてくれました
正直あれ以降も墓場の脇の現場とか何件かやったけど変なのに遭遇したことはなかったです
でも太陽光発電設備で出やすいかっていうのはあるかも知れません
今の会社の社長と元同僚数人が俺が入社する前に
霊園脇で工事してた時にはヤバかったらしいですから
ある場所だけ異様に寒いとか霊園をうろつく人影を見たとか
一部の人間にだけ歌声が聞こえてたとかでgkbrだったとか
今回の俺のもかなり怖かったけど




引用: 不可解な体験、謎な話~enigma~ Part105