850 2013/07/15(月)
よくある話をひとつ。
最近おばあさんがガンで氏んだ。

おばあさんはおじいさんのことが大好きで、おじいさんもおばあさんのことが大好きだった。
今年の2月におばあさんのガンが見つかってから、認知症だったおじいさんは施設に言った。
おばあさんはガンだってことを知らされてなくて(うすうす勘づいていたとは思うけど)
「病気が治ったらじいさんを迎えに行きたい」といつも言ってた。
おじいさんもおじいさんで、ボケてるなか施設で毎晩ばあさんの名前を呼んでた。




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おばあさんが亡くなって、棺に入る前家の床に寝かせていたとき、おじいさんと対面させた。
おじいさんはおばあさんが亡くなっているのがわからなくて、枕元の線香を「なんだこれ」と言っていた。
その日の夜、ひ孫が夢をみた。
彼がおばあさんに末期の水をしようとしたら、氏んでいるはずのおばあさんが棺桶から出てきたらしい。
婆「おじいさんはどこにいるの?」
ひ孫「施設にいるじゃん」
婆「そうだったっけ。会いたいなあ…」
そう言っておばあさんは家から出て行ったらしい。


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それを聞いた親戚一同は、火葬の前におじいさんとおばあさんを会わせることを決意した。
おじいさんは棺に入ったおばあさんを見て泣きながら「ありがとう、ありがとう、さようなら」と叫んだ。
ボケたじいさんはどこにもいなかった。

嘘のようなほんとの話、おじいさんがお別れを言うとおばあさんの顔が緩んだ。
少し口角があがったんだ、まじで。
おばあさんが荼毘に付されて、みんながバスで自宅に帰ってくると、家の真ん前に大きな虹が出てきた。
ほんとうに綺麗な半円の虹。しかも三重だった。
おばあさんが「あわせてくれてありがとう」と言ってる気がした。
っていう話です。ながながとすまんね。


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>>850
すごくいい話。
うらやましくなった。
そんな結婚がしたい。






引用: 最近あった不思議な出来事を書き込むスレ