524 2018/08/07(火)
鬼太郎などで有名な小豆洗いだが、おれの地元の栃木北部の農村の山河にも、随分昔から目撃例がある。
コミカルなイメージの妖怪だが、こちらは洒落にくらい恐れられている。
地元民が釣りや川遊びで賑わうスポットだが、ある一角の河川敷は絶対に立ち寄るなとひい祖父さんや祖父さん、親父から教わった。
小豆洗いが川沿いに現れ、音に誘い出された人間を川に落として氏なせるという噂だ。
実際、当時中学生だった俺の親父と同級生達はジャリジャリジャリジャリという音を聞き、恐れおののいたという。
静止を振り切って二人の少年が妖怪を一目見ようと音の鳴るほうへ駆け寄った。
結果一人は川に流され行方不明。
おそらく滝壺まで堕ちたのではないか。
コミカルなイメージの妖怪だが、こちらは洒落にくらい恐れられている。
地元民が釣りや川遊びで賑わうスポットだが、ある一角の河川敷は絶対に立ち寄るなとひい祖父さんや祖父さん、親父から教わった。
小豆洗いが川沿いに現れ、音に誘い出された人間を川に落として氏なせるという噂だ。
実際、当時中学生だった俺の親父と同級生達はジャリジャリジャリジャリという音を聞き、恐れおののいたという。
静止を振り切って二人の少年が妖怪を一目見ようと音の鳴るほうへ駆け寄った。
結果一人は川に流され行方不明。
おそらく滝壺まで堕ちたのではないか。
生き残ったもう一人によれば、音の鳴る場所へたどりつくと、背丈の小さな四人の老人が笑いながら桶に入ったなにかをかき混ぜていたという。
少年に気づくと、四人が揃ってこちらを振り向き睨んだという。
その瞬間金縛りにあったかのように身体が動かなくなり昏倒し、頭をぶつけて気を失ったという。
もう一人の少年については不明で、気を失う前にバシャンという音を聞いたとの証言から川に落ちたと推測され、随分長いこと捜索されたが結局発見されず、滝壺まで流されたと結論づけられた。
当時の学校から自治体まで厳戒態勢でその場への立ち入りをきつく禁じ、その後は不幸は起きていない。
一度、某大学の民俗学の助教授が研究で視察に来たことがある。
結局、流れの強い河川敷の一角で、足をとられて流されやすい。それにその場所は通常の流れとは微妙に異なり、その区域の川音が違う何かと誤認識しやすいのではないかという結論だったという。
しかし、小豆洗いの伝承は地元では随分昔から言い伝えられたものであり、その四人の老人の目撃談 は強烈なインパクトを残し、今でも恐れられている。
おれは結局小豆を洗う音を聞くことがなかったが、おれの同級生や今の小学生に至るまで音を聞いたという話はあとを絶たない。
いつか真相を知りたいと思うが、恐ろしくてその河川敷には近づきたくない。
少年に気づくと、四人が揃ってこちらを振り向き睨んだという。
その瞬間金縛りにあったかのように身体が動かなくなり昏倒し、頭をぶつけて気を失ったという。
もう一人の少年については不明で、気を失う前にバシャンという音を聞いたとの証言から川に落ちたと推測され、随分長いこと捜索されたが結局発見されず、滝壺まで流されたと結論づけられた。
当時の学校から自治体まで厳戒態勢でその場への立ち入りをきつく禁じ、その後は不幸は起きていない。
一度、某大学の民俗学の助教授が研究で視察に来たことがある。
結局、流れの強い河川敷の一角で、足をとられて流されやすい。それにその場所は通常の流れとは微妙に異なり、その区域の川音が違う何かと誤認識しやすいのではないかという結論だったという。
しかし、小豆洗いの伝承は地元では随分昔から言い伝えられたものであり、その四人の老人の目撃談 は強烈なインパクトを残し、今でも恐れられている。
おれは結局小豆を洗う音を聞くことがなかったが、おれの同級生や今の小学生に至るまで音を聞いたという話はあとを絶たない。
いつか真相を知りたいと思うが、恐ろしくてその河川敷には近づきたくない。
525
そう言わずに生け贄になってきてよ
526
やだよ、怖いもん
532
大分には川に落とされてしまう伝承があるみたい
528
小豆洗いって、といだ小豆でぜんざい作って食わせてくれる、気のいい妖怪なのに…
人をころすような奴が小豆洗いだなんて嫌だな
人をころすような奴が小豆洗いだなんて嫌だな
530
>>528
そしてぜんざい食ってる内に川に落ちて溺れ死させられるんやで
小豆洗いは人を溺れ死させるためにあらゆる手段で川におびき寄せる
そしてぜんざい食ってる内に川に落ちて溺れ死させられるんやで
小豆洗いは人を溺れ死させるためにあらゆる手段で川におびき寄せる
531
>>530
怖いわ そんなの性格悪すぎ
何のためにそんなことをするのか
怖いわ そんなの性格悪すぎ
何のためにそんなことをするのか
533
妖怪だもの
面白半分にころしもするし
魂や血や内臓奪うためにころしもする
面白半分にころしもするし
魂や血や内臓奪うためにころしもする
引用: 死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?351
コメント
コメント一覧 (22)
小豆が好きなかわいいおっさんの妖怪かと思ってたのに
と言っても、誰か姿を見たとか水辺があるとか何か由縁があるとかそういう話は一切なく、ただ棚が並ぶ部屋のどこからかショキショキショキショキ…と粒の小さなものを水洗いしているとしか思えない音が聞こえてくるというだけのことで、異音の出所が分からず、いつの間にか、小豆洗いと言う話になったんだとか。
おまけに、この小豆洗いの音を聞いた人間には幸運が訪れるという話も出たそうで、もう、わや。
元から、いまいち何してるんだか(いや小豆研いでるんだろうけど)分からない妖怪だけど、この話が一番わけがわからなかったな。
あと小豆系妖怪色々居るから4人って事は他の種類も揃ってたとかかな
小豆洗いに会って死んだ人間が一緒に小豆洗わされてるとかだったら怖すぎる
だよね
昔っから音だけの謎の妖精みたいなのとコロコロしてくるってタイプの二通りの伝承がある
夜中に風呂からざばざば水音がして、ああ弟が風呂入ってんのかなと思ったら弟帰ってきてなかったり(居酒屋バイトなんで朝帰りがままある)、米を研ぐような小豆洗うような?音がしてかーちゃんがなんかやってんのかなと思ったらいなかったり
不思議と不気味さは感じないから何かの音を聞き違えてるんかなと思うんだが、何の音だかさっぱりわからんのよね…
強敵なんだぞ
平成になってから、混ぜこぜにされてるけど、生息地域も所行も正反対だ
祝い事を呼ぶ妖怪(小豆は慶事につかわれる)と人獲って喰う妖怪(タヒを呼ぶ)でまったく違う
コメントする