139 2014/03/26(水)
去年の夏に職場の仲間4人と丹沢湖に行った。
車で行き、貸しキャンプ場をベースにして釣りとハイク程度の山歩きが目的。
3泊4日の3日目だったはず。
そろそろ釣りも飽きてきたんで、午後から林道の横の細い道をぶらぶら歩いてた。
林道はたぶん不老山方面に抜ける道じゃないかと思うけど、
山までは行く気がなくて途中で引き返す予定だったんだ。
しばらくして仲間の一人が「あっ、熊だ」って横の繁みを指さした。
見ると10メートルくらい向こうにいるのは確かに熊なんだが・・・変なんだよ。
普通の熊よりずっと明るい茶色をしてて、顔はゆるキャラよりはリアルだったけどどう見ても作り物の熊。
それが四足で歩いてたんだ。
「なんだあれ、着ぐるみじゃないか。変わったやつがいるな」程度の会話をしたけど、
その熊が道のわきの藪の中をずっとついてくる。
「何してんですかー」と声をかけたんだが返事はなし。何かの撮影とかしてるわけでもない。
かなりぶ厚い着ぐるみだったから声が出せないのかもしんないけどな。
それが約20分くらいにわたって俺たちの横を見え隠れしながらついてきた。
考えられないだろ。そんな草丈はなかったけど藪の斜面だし四足なんだから、
普通の人間の体力が持つわけがない。
あまり変なんで、途中で4人で走ったりもしてみたんだよ。
そしたら熊もついて走ってくる。動物の走り方とは違ってたけどな。
意を決して皆で近づいて見ようとした。すると熊の上の方の木の葉がザザザッと揺れて、
俺らが側に行く前に、峪のほうにダイブして行ったんだ。
なんとか藪に入って上から探しても姿は見えずなんだよ。変だろ。
車で行き、貸しキャンプ場をベースにして釣りとハイク程度の山歩きが目的。
3泊4日の3日目だったはず。
そろそろ釣りも飽きてきたんで、午後から林道の横の細い道をぶらぶら歩いてた。
林道はたぶん不老山方面に抜ける道じゃないかと思うけど、
山までは行く気がなくて途中で引き返す予定だったんだ。
しばらくして仲間の一人が「あっ、熊だ」って横の繁みを指さした。
見ると10メートルくらい向こうにいるのは確かに熊なんだが・・・変なんだよ。
普通の熊よりずっと明るい茶色をしてて、顔はゆるキャラよりはリアルだったけどどう見ても作り物の熊。
それが四足で歩いてたんだ。
「なんだあれ、着ぐるみじゃないか。変わったやつがいるな」程度の会話をしたけど、
その熊が道のわきの藪の中をずっとついてくる。
「何してんですかー」と声をかけたんだが返事はなし。何かの撮影とかしてるわけでもない。
かなりぶ厚い着ぐるみだったから声が出せないのかもしんないけどな。
それが約20分くらいにわたって俺たちの横を見え隠れしながらついてきた。
考えられないだろ。そんな草丈はなかったけど藪の斜面だし四足なんだから、
普通の人間の体力が持つわけがない。
あまり変なんで、途中で4人で走ったりもしてみたんだよ。
そしたら熊もついて走ってくる。動物の走り方とは違ってたけどな。
意を決して皆で近づいて見ようとした。すると熊の上の方の木の葉がザザザッと揺れて、
俺らが側に行く前に、峪のほうにダイブして行ったんだ。
なんとか藪に入って上から探しても姿は見えずなんだよ。変だろ。
140
その夜、最後の一泊だからって、テントをやめてロッジを借りて食事も頼んだ。
実はキャンプの管理棟に行ったときに熊の話をしてみたんだが、首を傾げられるばかりだった。
10時頃かな。皆酔っ払ってかなりgdgdだったけど、
昼に見た熊の話をしてた。「ありえねえよ」ばっかりだったけどな。
一人が外のトイレに行くって出てったんだが、
5分くらいしてロッジに駆け込んできた。
「熊だよ、あの熊がいて正体は女だった」って言うんだよ。わけわかんねえだろ。
面白そうだからまずそいつと一緒に外に出たが、熊がいたっていう共同炊事場には何もいない。
「何だよ」とか言ってロッジに戻ってそいつの話を聞いたら、
「炊事場の屋根の下に、熊がうつ伏せになってた。
うつ伏せのままかなり苦労して背中のチャックらしいのを開けた。
んで背中からハ夕"力の女が出てきた。女は髪が長くて眉が太い、昭和風の?美人だった。
こっちに気づくとニヤッと笑ってから着ぐるみを持ってすごい速さで走り去っていった」
こんな感じだった。
酔っ払って幻を見た、というのは簡単だけど昼間の奇妙な熊は俺らも見てるし完全否定もできない。
キャンプ場の区画の外は真っ暗闇なんで探しにいくわけにもいかんし、
そのまま1時過ぎまで酒のんで寝た。朝まで特に何もなかったと思う。
4日目はボートで釣りをして昼過ぎに帰ってきたんだが、
女を見たやつはずっとぼーっとした、心ここにあらずという感じだったな。
実はキャンプの管理棟に行ったときに熊の話をしてみたんだが、首を傾げられるばかりだった。
10時頃かな。皆酔っ払ってかなりgdgdだったけど、
昼に見た熊の話をしてた。「ありえねえよ」ばっかりだったけどな。
一人が外のトイレに行くって出てったんだが、
5分くらいしてロッジに駆け込んできた。
「熊だよ、あの熊がいて正体は女だった」って言うんだよ。わけわかんねえだろ。
面白そうだからまずそいつと一緒に外に出たが、熊がいたっていう共同炊事場には何もいない。
「何だよ」とか言ってロッジに戻ってそいつの話を聞いたら、
「炊事場の屋根の下に、熊がうつ伏せになってた。
うつ伏せのままかなり苦労して背中のチャックらしいのを開けた。
んで背中からハ夕"力の女が出てきた。女は髪が長くて眉が太い、昭和風の?美人だった。
こっちに気づくとニヤッと笑ってから着ぐるみを持ってすごい速さで走り去っていった」
こんな感じだった。
酔っ払って幻を見た、というのは簡単だけど昼間の奇妙な熊は俺らも見てるし完全否定もできない。
キャンプ場の区画の外は真っ暗闇なんで探しにいくわけにもいかんし、
そのまま1時過ぎまで酒のんで寝た。朝まで特に何もなかったと思う。
4日目はボートで釣りをして昼過ぎに帰ってきたんだが、
女を見たやつはずっとぼーっとした、心ここにあらずという感じだったな。
141
そいつが、帰って来てからも土日ごとに丹沢に行くようになった。
一緒に行こうかと言っても首を振る、そのうち年休をとって山に入るようになったんだ。
何やってんだって聞くと「あの熊ー女を探している、すごい筋肉の尻が忘れられない」って言うんだ。
んで12月の月曜に、職場で顔を合わせたときに「仕事辞める」って言い出した。
「山で女と暮らす」って。それで次の日から所在不明になってしまった。
アパートとかも引き払ってあるんだよ。そいつの実家から親も出てきて警察にも捜索願を出した。
警察署に行って丹沢に始終行ってたという話はしたから捜索したかもしれないがよくわからん。、
今もって行方知れずだ。
一緒に行こうかと言っても首を振る、そのうち年休をとって山に入るようになったんだ。
何やってんだって聞くと「あの熊ー女を探している、すごい筋肉の尻が忘れられない」って言うんだ。
んで12月の月曜に、職場で顔を合わせたときに「仕事辞める」って言い出した。
「山で女と暮らす」って。それで次の日から所在不明になってしまった。
アパートとかも引き払ってあるんだよ。そいつの実家から親も出てきて警察にも捜索願を出した。
警察署に行って丹沢に始終行ってたという話はしたから捜索したかもしれないがよくわからん。、
今もって行方知れずだ。
142
何とも不可思議
143
>>141
山の中で、二人で幸せに暮らしてる悪寒
山の中で、二人で幸せに暮らしてる悪寒
144
その後山中でつがいの着ぐるみクマが目撃されるようになるんですね
145
正体は不明だけど、魅入られたんだろうな・・・
146
丹沢湖って母子無理心中とかいろいろあって怖いとこだぞ
147 2014/03/26(水)
グリム童話かなんかの、正体を隠すために
動物の皮着て化身するお姫様の話を彷彿とさせますなあ…
>>144的な結末というか、幸あれと祈りますよ。
動物の皮着て化身するお姫様の話を彷彿とさせますなあ…
>>144的な結末というか、幸あれと祈りますよ。
529 2014/05/19(月)
子供の頃に、ユースホステルのキャンプに放り込まれたことがある
最終夜に肝試しがあって、その前に一般宿泊客も参加した怪談の会があった
そこで一般客の、大学生のお兄さんが披露した話
彼の田舎は海のなし県の山間部にある。近くには手軽に上れる山があって、他県から登山に来る人も多いという
その山には、大昔から女神が住んでいると言う。一つの山とその周囲のいくつかの山が女神が守る山だという
彼女の夫は人間で30年~50年位で代替わりしていく
女神は人間に姿を見せないのが決まりで、移動するときは獣の皮を被って姿を隠すそうだ
夫選びの時も、獣の姿になってつかず離れず、その人の後を突いて回って人柄を見極める
そして、折を見て獣の皮を脱いで姿を見せる
夫に選ばれた男は一度は里に帰るものの、結局は何もかも放り出して女神の夫になる
里に帰ってきてから山中であった美女の話をして、仕事も親も捨てて山に戻ってしまう
30年~50年位の割合ででそういう特徴的な失踪者が出るので、地元では夫が変わったと判る
夫に選ばれた人の残した話では、ものすごい美人だそうだ
最終夜に肝試しがあって、その前に一般宿泊客も参加した怪談の会があった
そこで一般客の、大学生のお兄さんが披露した話
彼の田舎は海のなし県の山間部にある。近くには手軽に上れる山があって、他県から登山に来る人も多いという
その山には、大昔から女神が住んでいると言う。一つの山とその周囲のいくつかの山が女神が守る山だという
彼女の夫は人間で30年~50年位で代替わりしていく
女神は人間に姿を見せないのが決まりで、移動するときは獣の皮を被って姿を隠すそうだ
夫選びの時も、獣の姿になってつかず離れず、その人の後を突いて回って人柄を見極める
そして、折を見て獣の皮を脱いで姿を見せる
夫に選ばれた男は一度は里に帰るものの、結局は何もかも放り出して女神の夫になる
里に帰ってきてから山中であった美女の話をして、仕事も親も捨てて山に戻ってしまう
30年~50年位の割合ででそういう特徴的な失踪者が出るので、地元では夫が変わったと判る
夫に選ばれた人の残した話では、ものすごい美人だそうだ
532
>>529
このスレでちょっと前に、その“女神の夫”に選ばれたらしき人の話なかったっけ?
このスレでちょっと前に、その“女神の夫”に選ばれたらしき人の話なかったっけ?
533
>>532
>>139だな
山姥の類かと思ったが神様だったか
>>139だな
山姥の類かと思ったが神様だったか
538
>>533
山姥かもしれないよ
信仰を失った女神の零落した姿が山姥だそうだから
山姥かもしれないよ
信仰を失った女神の零落した姿が山姥だそうだから
引用元: ∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part73∧∧



コメント
コメント一覧 (45)
山の神は美人なんだろうけどなんか怖い
山姥は人を食う
しばらくしたら着ぐるみの子グマも増えて3匹になって倒れてそう
神さんも近代化してるんやろな
女が山に入ると嫉妬して災いを起こすくらい。
その性格を逆手にとって、カサゴの干物をたくさんの紙で包んだものを奉納する。この中にとても醜いものがありますよと言うと、山神は中身を見たがる。
山に入る人々は入る前にカサゴの紙を一枚だけ剥がす。紙にはお守りの力が込められていて山にいる間災いから身を守ってくれるそうだ。
富士山の神はコノハナサクヤヒメらしいので美人。もとい美神。
あるいは見る者の現実認識によって見え方が変わるのかも
山の女神なら山そのものとも言えるし、見えてた肉体も仮のものだったりして
草
良く見れば整った顔してるし?
昔は獣の皮で、今はファスナーつきの着ぐるみってあたり、現代の流れに合わせる努力が垣間見えて好感がもてるわw
>残念ながら山神は醜女とされている
山神の容貌には変化はないのだが、人間社会の美女の基準が大幅に変化したということでは?
色白・切れ長の一重瞼・下膨れが美女とされていた時代に、日焼けした肌に目鼻のはっきりした野性的な顔立ちの女性は、醜女扱いでも不思議じゃない。
女性は
くやしいがその気持ちはよくわかる
山の暮らしに慣れなくて早死にするのか
飽きた山姥=女神に喰われるのか。
婿になったからといって
寿命が伸びたり不死不老になったり
神々の仲間入りをするわけでもないということは確か。
ご褒美は引き締まった尻だけ。
ひょっとして、手縫いなんだろうか、で、昔はしとめて、皮をはげば作れたから楽だったとか(w
”次”の時は、完全にゆるキャラ化してたりして
面白い
そうでもないんじゃないかな?
妙齢(二十歳前後)を捕まえたとして30年~50年=50歳~70歳
ましてや現代の充実した医療もない昔話、50年も連れ添ったら立派な夫婦やろ
By love land island 山下達郎
人間離れした動きの ちいたんの中身は女神かもね
いっそコスプレ擬人化的な「熊耳娘」だったりして
熊耳に熊っぽいヒ"キ二衣装で「がおー♪」って
……そこまでいったら神様必死杉だがw
友人:すごいおしり
逆に生々しい。
魅入られたヤツかわいそうに
大きな母熊の姿をしていると考えていたらしい
醜女って言われてる所の方は、もしかしたらそうなのかもな・・・としか
魅入られて消えた人の共通の、ものすごい美人&忘れられないものすごい筋肉の尻、確かにそんな女神様と30~50年過ごせるなら一小市民である限り可処分所得もほぼ無い上に中抜き屋や寄生虫だけのうのうと肥え太る江戸時代の農民もかくやの下界生活なんぞ一生送り続けるより、遥かに仕合せなのかもしれないね・・・
くまモンは男の子やで・・・
山の中で好きな女とお金のかからない生活も楽しいかもよ。
女の尻も筋肉質が好きですか…
白土三平が漫画で描いてたアイヌ神話かなんかにあったな
昔から、牝鹿は禁猟対象になってる。
人生の全てを捨てて自分を愛してくれる=信仰してくれる男がいる。
それに満足しているのなら女神でいられる。不満を持ったら山姥に堕ちて全てを失う。
人には寿命があるから代替わりは仕方ないやね。
すごい筋肉の尻www
女神様も四足歩行するのに大変な苦労をされてるのねwww
最初は筋肉痛になったりしたのかな?
温泉とかでマッサージしてたりね。
しかし完全な両思いでよかった。
お互いに恋い焦がれて嫁ぐ(この場合は婿入り)するのが今も昔もベストだもん。
そのうちすごい筋肉の尻をした親子連れの熊一家が歩いてるかもねw
でも、そうやって焦がれた同士の間に出来た子は幸せだよ。
女神様とその夫に多くの幸あらんことを。
これって山神(♀)からするとひどい風評被害だよな
かの浮世絵師喜多川歌麿の美人画に、「金太郎と山姥」のシリーズがあるんだが、
このヤマンバがまさに太い眉に立派なお尻のナイスバディな美女なんだよなぁ。
なんかロマンだね。
って話がまんが日本昔ばなしにあったと思う
30~50年連れ添ってくれるのか
山神様は情深いな
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