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807 2018/10/03(水)
どこに書けばよかったのわからなかったのですが、実体験なのでここに。
心霊やお化けとかではなく、自分自身の頭がおかしくなってしまったという話です。
たぶん。
もう十年以上前のこと。私は、とある広告制作会社で働いていました。
同じような業界の方はご存じだと思いますが、制作系の会社では終電帰りは当たり前。
徹夜が2〜3日続くようなことも珍しくありませんでした。
そんな状態だったので、身も心も常にギリギリ。
唯一、自分の救いとなっていたのが、大学時代から付き合い、
社会人になって同棲を始めた当時の彼女でした。
普通の会社の人からは決して理解してもらえないようなブラックな働き方にも、
「若いうちはしょうがないよ」と理解を示してくれる彼女に対して、
私は結婚するならこの人しか有り得ないと考えていました。
そんなある日のこと。
前日は徹夜で働き、その日も、家に帰ったのは深夜2時を過ぎていました。
そんな時間ですから、もちろん彼女は寝ています。
疲れ果てていた私は、夕飯を食べる元気もなく、シャワーだけ浴びて寝室に直行。
寝ている彼女を起こさないように、ベッドに潜り込みました。
そして、翌日のアラームをセットしようと携帯電話の画面を開いた時、
横を向いて寝ている彼女の顔がうっすらと暗闇に浮かび上がりました。
「えっ!」と、思わず声を漏らしたのは私です。
心霊やお化けとかではなく、自分自身の頭がおかしくなってしまったという話です。
たぶん。
もう十年以上前のこと。私は、とある広告制作会社で働いていました。
同じような業界の方はご存じだと思いますが、制作系の会社では終電帰りは当たり前。
徹夜が2〜3日続くようなことも珍しくありませんでした。
そんな状態だったので、身も心も常にギリギリ。
唯一、自分の救いとなっていたのが、大学時代から付き合い、
社会人になって同棲を始めた当時の彼女でした。
普通の会社の人からは決して理解してもらえないようなブラックな働き方にも、
「若いうちはしょうがないよ」と理解を示してくれる彼女に対して、
私は結婚するならこの人しか有り得ないと考えていました。
そんなある日のこと。
前日は徹夜で働き、その日も、家に帰ったのは深夜2時を過ぎていました。
そんな時間ですから、もちろん彼女は寝ています。
疲れ果てていた私は、夕飯を食べる元気もなく、シャワーだけ浴びて寝室に直行。
寝ている彼女を起こさないように、ベッドに潜り込みました。
そして、翌日のアラームをセットしようと携帯電話の画面を開いた時、
横を向いて寝ている彼女の顔がうっすらと暗闇に浮かび上がりました。
「えっ!」と、思わず声を漏らしたのは私です。
なぜなら、横に寝ている彼女の顔が、私のまったく知らない女性の顔だったのです。
いやいや、そんなはずはない。きっと疲れているせいだ。
そう思い、もういちど携帯の光を彼女の顔に向けました。
けれど、やはりそこにあるのは、見たこともない女性の顔。
それは、髪型を変えたとか、いつもと違う化粧をしているとか、そんなレベルの話ではありません。
完全なまでに、全くの別人です。
いやいや、そんなはずはない。きっと疲れているせいだ。
そう思い、もういちど携帯の光を彼女の顔に向けました。
けれど、やはりそこにあるのは、見たこともない女性の顔。
それは、髪型を変えたとか、いつもと違う化粧をしているとか、そんなレベルの話ではありません。
完全なまでに、全くの別人です。
808
驚いた私がベッドから起き上がろうとすると同時に、携帯の光と振動で隣に寝ている女性も目を覚ました。
そして、混乱する私をよそ目に、「おそかったねぇ、おかえりー」と何事もなかったかのような反応。
その、あまりにいつも通りの反応が、私をかえって混乱させました。
「ふざけるな、おまえは誰だ!」と怒鳴りつける私に、
「え、ちょっと、なに言ってるの、K(彼女の名前)だよ、Kだよ」と逆に向こうが怯えている様子。
もう何がなんだか分からなくなった私は、ベッドが飛び出し、急いで部屋の明かりを付けました。
ベッドの上に座っているKだと名乗る人物は、やはり私の知っている彼女ではありません。
「顔が全然違うじゃないか!」と怒鳴る私に、 その女は、
「何言ってるの、私はずっとこの顔だよ」と言ってきます。
確かに、その声や言葉遣いは、私の知っているKです。
その後、少し冷静になった私は、自分の記憶にあるKと、
今、目の前に座っている女性の顔が全然違うということを素直に告白してみました。
私が激務で頭がおかしくなったと思ったのでしょう。
彼女は泣きながら、これまでの二人の思い出をいろいろと語り出しました。
そして、自分がKである決定的な証拠として、これまで一緒に取った写真を出してきたのです。
その中にいるのは、間違いなく、いま目の前にいる女性でした。
彼女がした思い出話にも、なんらおかしな点はありません。
けれど、その共通の思い出の中で、私が思い浮かべる彼女の顔は、
まったく別の女性のものなのです。
結局、その日は、私が疲れすぎているということで話は落ち着きました。
その後、共通の友人にあっても、誰も今のKを不思議がる人はいません。
そして数年後、私は彼女と結婚し、子どもも産まれました。
けれど、あの日以前の記憶の中にいる彼女は、今でも別の顔の女性のままです。
そして、混乱する私をよそ目に、「おそかったねぇ、おかえりー」と何事もなかったかのような反応。
その、あまりにいつも通りの反応が、私をかえって混乱させました。
「ふざけるな、おまえは誰だ!」と怒鳴りつける私に、
「え、ちょっと、なに言ってるの、K(彼女の名前)だよ、Kだよ」と逆に向こうが怯えている様子。
もう何がなんだか分からなくなった私は、ベッドが飛び出し、急いで部屋の明かりを付けました。
ベッドの上に座っているKだと名乗る人物は、やはり私の知っている彼女ではありません。
「顔が全然違うじゃないか!」と怒鳴る私に、 その女は、
「何言ってるの、私はずっとこの顔だよ」と言ってきます。
確かに、その声や言葉遣いは、私の知っているKです。
その後、少し冷静になった私は、自分の記憶にあるKと、
今、目の前に座っている女性の顔が全然違うということを素直に告白してみました。
私が激務で頭がおかしくなったと思ったのでしょう。
彼女は泣きながら、これまでの二人の思い出をいろいろと語り出しました。
そして、自分がKである決定的な証拠として、これまで一緒に取った写真を出してきたのです。
その中にいるのは、間違いなく、いま目の前にいる女性でした。
彼女がした思い出話にも、なんらおかしな点はありません。
けれど、その共通の思い出の中で、私が思い浮かべる彼女の顔は、
まったく別の女性のものなのです。
結局、その日は、私が疲れすぎているということで話は落ち着きました。
その後、共通の友人にあっても、誰も今のKを不思議がる人はいません。
そして数年後、私は彼女と結婚し、子どもも産まれました。
けれど、あの日以前の記憶の中にいる彼女は、今でも別の顔の女性のままです。
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異世界に来ちゃったねぇ
あいつら来るよ?家に
あいつら来るよ?家に
引用: 【実体験】 怖い話 【限定】
コメント
コメント一覧 (25)
闇子
がしました
顔じゃなくて中身で愛してたってことだよね
闇子
がしました
闇子
がしました
私の亡くなった弟も激務で精神をやられた頃に人の顔を認識できなくなっていたよ
本人は相当辛かったみたいだけど報告主は今大丈夫なのかな?
闇子
がしました
彼の場合は多少パーツが似てたから、私が平行世界へ来たんだと思う。ある日もらった写メが雰囲気が別人で、会ったら中身も変わってた。
良い意味で中身が変わってたから、今は気にせず付き合ってるよ。
闇子
がしました
闇子
がしました
パラレルワールドに来ちゃったんじゃなくて、ただの病気かもよ
闇子
がしました
闇子
がしました
鏡を見たら自身の姿がまるで違う者になってるかもしれんしw
闇子
がしました
一緒に平和に暮らせなきゃ意味ないんだからさ
そんなん本当に見つけるの大変なんだから
闇子
がしました
入院して帰ったら妻だという人が部屋にいてって話もあったし
でも良く結婚できたなこの人
闇子
がしました
闇子
がしました
↑の`あいつら`って何?
闇子
がしました
闇子
がしました
爆笑もんだいのタナカに似てるって友達に言われて以来タナカ顔にしか見えなくてうけるんだけど
そういう系の事案?
闇子
がしました
闇子
がしました
人の顔が見分けつかない顔認識機能
その日を境に顔の認識の仕方と記憶との齟齬が生じたって感じかな
闇子
がしました
奥さんと帽子を間違える人もいるくらいなんだからこういうこともあるでしょ
そこまで人を追い込む会社が悪いよ
闇子
がしました
普通は戻ると思うんだが、戻ってないとこ見ると一歩間違えれば…だったかも。
CTとか撮ったら痕跡が見つかるんじゃないかね。
闇子
がしました
まあただ老けただけなんだろうけど
闇子
がしました
女房子供に迷惑掛ける系のヤクザな夫が
仕事から戻って来たら顔が別人になってて、女房子供や知人にすら
本人だと解って貰えなかったエピソードがあった気がする
「ええ、@@は確かに夫の名ですが。貴方ではありません」
闇子
がしました
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