66
流れ豚切りします。急に思い出したので投下。
今から8年前、命に関わる職場いじめに遭い、
同時に自分の人格全てを否定された私は、自サツを決行しました。

遺書と遺言(保険証書の置き場や貯金の渡り手等)を財布に入れ、
セキュリティの甘い古いマンション(賠償金が安いかと思った)の最上階の通路にいました。

酒と睡眠導入剤のおかげでラリって変なテンションで
「さぁ飛ぶぞ!」と身体を乗り出した時、ふと下を見たら…

いました。先客。

でもおかしいのです。
今の私と同じ髪形。同じ服。
今私が着ている服は、非売品なのです。
同じ服を着ている人などいるはずがありません。
「あの世」という新天地を求めて飛ぼうとする、高揚した気持ちが一気に冷めました。




68
「先客?誰?ってか何かおかしい!」

と思いながら、下をよく見ました。
氏体は有り得ない方向に足を曲げ、背中から背骨を飛び出し、頭からは脳が出て…
とにかく「醜い」状態でした。
血生臭い匂いと、何か焦げた様な匂いもしました。
下の匂いが届く筈もないのに。

「アレは数分後の私だ!」と気付き、「あんな姿になるならやめよ…」と自宅に帰りました。
帰ったら母が「お帰り。間に合ったね。」と言いながら頭をなでてくれました。


73
最後。
母は何か知っている様子でした何も語りませんでした。
その後、職場イジメは急激に軽度化すると同時に私の仕事が認められ、
味方や友達も出来、円満退職しました。

今でも、私が飛び降りるより先に死体になっていた「私」の正体はわかりません。
ですが、「早まって自サツした私」の姿を見たおかげで今も私は生きていられます。

オチなくてごめん。






引用: 死ぬ程洒落にならない怖い話をあつめてみない?148