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ちょっと長くなりますが、書き込みたいと思います。

私が大学院生になりたての頃、キャンパスが変わるので大学の近くにアパートを借を借りました。
隣の住人は男性の大学生に入学したばかりの男性でした。
長身でさっぱりした格好をしてるけど、不良みたい怖い感じ…。
私が挨拶しても、チラッと会釈をする程度。
昼からカーテンを閉めて何をしてるか良く解りませんでした。
夏の初めくらいから郵便物が盗まれたり、
無言電話が掛かってきたり、ゴミが荒らされたりと気味が悪いことが起こり、
もしかしたらストーカーされてるのかもと思い始め、引越しも考え始めました。

ある朝、7時にゴミを出して学校に行く準備を始めていたら
部屋の隅に出し忘れたゴミ袋がありました。
収集車が来る寸前だったので慌ててアパートの裏にあるゴミ置き場に行くと、
隣の大学生が私のゴミをあさっているのを見つけました。
怖くなってその場から逃げ出し、慌てて学校に行きました。
そしてその夜は友達の部屋に泊めてもらいました。




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次の日、学校が終わり夕方になって部屋に帰るわけですが、
尾行とか待ち伏せには十分注意して人通りの多い道を選んで帰りました。
特に変わった様子も無くアパートの階段を昇っていると踊り場に座り込んでいる人影が…。
その人影は隣の長身の男性でした。
目が合った瞬間、凍りつきましたがダッシュで階段を駆け上がろうとした時、
男性が何かを叫びましたが、必死の私には聞こえませんでした。

何とか自分の部屋の前までたどり着いて鍵を開けようとしましたが、震えて鍵穴に入りません。
やっと鍵が入った瞬間、追いついてきた男性に腕を捕まれてしまいました。
もう怖くて何かを叫んでしまい、全身の力が抜けて座り込んでしまいました。
しかし、男性は私の叫びより大きな声で私に言ってきました。


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「さっきの部屋に入っていった男は知り合いか!?」

恐怖のあまり質問の意味が解らない私に男性はまた聞いてきました。

「さっき、アンタの部屋の鍵を道具を使って開けていた男は知り合いか?」

どうやら男性は私に乱暴をしたり脅したりする様子ではなさそうでした。
少しだけ落ち着きを取り戻した私は、そんな人は知らないと言いました。

「さっきアンタの部屋に30代のくらいの男が入っていった、彼氏じゃないのか?
「し、知りません。そんな人はいません…」
「そうか、なら警察呼んだほうがいい。アンタの部屋に入り込んだ男がいる。」
「はい??誰かいるんですか??」
「だから、アンタの部屋の鍵を変な道具を使ってこじ開けて、侵入した奴がいるんだ。警察を呼んだほうがいい。」

正直、侵入者よりもこの男性の方が怖いので男性の言う通りに警察を呼んだ方がいいと思いました。
そうすればこの男性も納得してくれると思って、訳も解らぬまま携帯電話を取り出そうとした時、
私の部屋のドアがものすごい勢いで開きました。


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部屋の中から飛び出してきたのは見知らぬ男でした。
部屋の外で、しかも大きな声で『侵入者がいるから警察を呼ぶ』と会話していれば部屋の中にいる侵入者にも聞こえるはずです。

侵入者は勢い良く飛び出して来て男子学生とぶつかり2人とも倒れこみました。
早く起き上がったのは男子学生のほうで、起き上がるや否や侵入者に飛び掛りました。
侵入者は頭が薄い中年でしたが、背が高く男子学生と同じ180cm台。
私は携帯で110番通報をしながら一階まで逃げてしまいました。

その後、警察が来るまで男子学生と侵入者との戦いは見ていません。
3分後、パトカーが来て3人の警察官と一緒に部屋の前まで行くと侵入者を押さえ込んでいる男子学生がいました。


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押さえ込まれた侵入者は顔面血まみれ、男子学生も口から血を流していました。
警察官が侵入者を確保して救急車を呼び、私と男子学生はパトカーで警察署に行きました。

簡素な感じの応接室で事情を説明しました。
男子学生の話によると、夕方5時ごろにドンドンとドアを叩く音が聞こえたので窓から廊下を覗くと、
私の部屋を無理やり開けようとする男がいて、
最後はピッキングで鍵を開けて部屋に入って行ったそうです。
おかしいと思った男子学生は、
私が部屋に入る前に話を伝えようとするために踊り場で待っていたそうです。

そして昨日の朝、男子学生が私のゴミを荒らしていた事も私の誤解でした。
男子学生がゴミを捨てに行ったら侵入者の男によって私のゴミ袋が荒らされていたそうです。
散乱するゴミを見た男子学生は、そのゴミを拾って掃除していたとの事でした。
私は助かった安心感と、自分の情けなさに涙が出てずっと泣きっぱなしでした。


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乙…・゚・(ノД`)・゚・
あなた自身にケガがなくてなによりです…。
怖い思いしたね…。


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実は他にストーカーがいたってわけかあ。
怖いね






引用: 一人暮らしで体験した怖い出来事・3部屋目