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自称霊感のあるうちのおかんが体験した話。
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うちのおかんは物心ついた時から色々な体験をしてきたそうだ。
で、今回の正月帰省した時に初めて聞いた話。
俺が幼い頃からおかんは食べ物を口に運ぶとき周りをキョロキョロ見渡す癖があった。
俺はそれを癖だと思っていたんだがどうも違うらしい。
今回の帰省時、あまりにもキョロキョロするため、こぼすぞって注意したんだ。
で、今回の正月帰省した時に初めて聞いた話。
俺が幼い頃からおかんは食べ物を口に運ぶとき周りをキョロキョロ見渡す癖があった。
俺はそれを癖だと思っていたんだがどうも違うらしい。
今回の帰省時、あまりにもキョロキョロするため、こぼすぞって注意したんだ。
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したらさ、「いや、念のためね、、、」なんて意味不明な答えが返ってきた。
別に毒が盛ってあるわけでもなかろうに。
詳しく聞いてみると、おかんが大学生の時からその現象は始まっていた。
確か大学の講義が長引き、遅めの夕食を食べていたとき。
作るのも面倒なんで冷奴を食べたらしいんだ。
別に毒が盛ってあるわけでもなかろうに。
詳しく聞いてみると、おかんが大学生の時からその現象は始まっていた。
確か大学の講義が長引き、遅めの夕食を食べていたとき。
作るのも面倒なんで冷奴を食べたらしいんだ。
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ふわふわとろとろの食感を期待して食べたら、口の中に違和感を覚えた。
何か鉄臭いんだと。当時から付き合っていた親父も一緒にいたらしいんだが親父が
食べても普通の豆腐だったらしい。最初は歯茎から血が出たと思い手鏡で確認したそうだ。
すると視界の隅に一瞬人影がよぎり、振り向くと部屋の隅に知らない人が蹲っていた。
何か鉄臭いんだと。当時から付き合っていた親父も一緒にいたらしいんだが親父が
食べても普通の豆腐だったらしい。最初は歯茎から血が出たと思い手鏡で確認したそうだ。
すると視界の隅に一瞬人影がよぎり、振り向くと部屋の隅に知らない人が蹲っていた。
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また、友人に誘われて飲みに行った時、その居酒屋というかバーは一階がバーで二階から普通のマンションみたいな作りになっていた。
甘党の母はベタ甘カクテルを飲んでいたらしい。
しかしそのカクテルが妙に酸っぱかった。
友人が飲んでも甘くて飲めないと言われ、おかしいなと感じていたらしい。
薄ら寒さを感じ、店内をキョロキョロ見回していると、
バーテンのおっさんが数ヶ月前三階で腐乱氏体が見つかったと笑いながら教えてくれた。
そんなこんなで今回帰省した時の話に戻る。
甘党の母はベタ甘カクテルを飲んでいたらしい。
しかしそのカクテルが妙に酸っぱかった。
友人が飲んでも甘くて飲めないと言われ、おかしいなと感じていたらしい。
薄ら寒さを感じ、店内をキョロキョロ見回していると、
バーテンのおっさんが数ヶ月前三階で腐乱氏体が見つかったと笑いながら教えてくれた。
そんなこんなで今回帰省した時の話に戻る。
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俺が帰ったことに気を良くし酒をたらふく飲んだおかんは急にプリンが食べたいと言い出した。
しょうがねえな。いい歳してそんな酔っ払うなよと思いながら立ち上がると、
一緒に行くとか言い出した。まあ年に2回程しか帰らないので親孝行のつもりで一緒にコンビニまで歩いた。
お目当てのプリンを無事発見し、さあ帰ろうと言った時おかんはプリンを食い始めた。
大人気ねえな。どんだけ食いたかったんだよと思いながら俺は「ほら、さっさと帰るぞ」といい歩きだそうとした。
しょうがねえな。いい歳してそんな酔っ払うなよと思いながら立ち上がると、
一緒に行くとか言い出した。まあ年に2回程しか帰らないので親孝行のつもりで一緒にコンビニまで歩いた。
お目当てのプリンを無事発見し、さあ帰ろうと言った時おかんはプリンを食い始めた。
大人気ねえな。どんだけ食いたかったんだよと思いながら俺は「ほら、さっさと帰るぞ」といい歩きだそうとした。
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その時、おかんは口にスプーンをくわえたまま、プリンの容器をまじまじと眺めていた。
また例の癖かと思って黙っていたら、おかんが「これ茶碗蒸しじゃないよね??」といった。
俺は「カラメルの入った茶碗蒸しは聞いたことないな」と笑いながら答えると「そうだよね、、」
と悲しそうな顔をした。一口もらって食べたが普通のプリンだった。
また例の癖かと思って黙っていたら、おかんが「これ茶碗蒸しじゃないよね??」といった。
俺は「カラメルの入った茶碗蒸しは聞いたことないな」と笑いながら答えると「そうだよね、、」
と悲しそうな顔をした。一口もらって食べたが普通のプリンだった。
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おかんはキョロキョロと見回す。「あ、これか」と母が指差すので目を向けると、
コンビニの駐車場の片隅に菊の花束があった。おかんは三つ買ったプリンのうちの一つを「これもらっていい?」
と聞いてきた。「いいけど何だよ」とイラっとして答えた俺に「子供」と一言だけ言い未開封のプリンを
花束の横に並べた。お供えを終えたおかんは、またプリンを食べはじめ、「んー!!おいしい!」と言いながら歩き出した。
コンビニの駐車場の片隅に菊の花束があった。おかんは三つ買ったプリンのうちの一つを「これもらっていい?」
と聞いてきた。「いいけど何だよ」とイラっとして答えた俺に「子供」と一言だけ言い未開封のプリンを
花束の横に並べた。お供えを終えたおかんは、またプリンを食べはじめ、「んー!!おいしい!」と言いながら歩き出した。
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その帰り道おかんに「さっきのは何だったんだ」と聞くと、自分の近くで人が
亡くなっていると食べ物の味が変わるらしい。
酔っ払ってる時に聞いた話だから真偽のほどは定かではないが、俺はおかんの変な癖を
幼い頃からずっと見てきていたため妙に納得した。
亡くなっていると食べ物の味が変わるらしい。
酔っ払ってる時に聞いた話だから真偽のほどは定かではないが、俺はおかんの変な癖を
幼い頃からずっと見てきていたため妙に納得した。
引用: 死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?317


コメント
コメント一覧 (13)
美味しいものがまずくなるとか本人からしたら迷惑な能力だろうねw
闇子
が
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闇子
が
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闇子
が
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食うもの食えずに死んで、それで浮かばれないでいる魂は珍しくはないらしい
この人施餓鬼供養の才能がありそうだね
闇子
が
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闇子
が
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あくびが移る共感覚みたいなモンなんだろうか、興味深い話やなぁ。
霊の人達は供えられた食べ物の「気」みたいなモノを食べるって言うね。で、食物はお供えされた後は急速に味が落ちたり萎びたりするそうで。
週末は墓参りしてきますぜ。
闇子
が
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闇子
が
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闇子
が
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この能力が本物だとしたら、報告者の母ちゃんスゲー気の毒。
闇子
が
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酸っぱいとかそういうレベルじゃないんじゃ・・・
拒食症になるよね。
闇子
が
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闇子
が
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闇子
が
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