恐竜絶滅 隕石

恐竜絶滅の原因は、「惑星衝突」や「火山噴火」といった説が有力視されていますが、そのどちらか一つが原因ではなく、両方が同時期に起こったという説が米大学の研究チームによって発表されました。恐竜が地球上を支配していた時代は長く、その時期は2億年に近いと言われていますが、その恐竜を滅ぼしたと言われる「火山噴火」と「惑星衝突」。まるで、宇宙と地球が強制的にリセットをかけたような恐ろしさを感じます。



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【AFP=時事】約6600万年前に起きた大規模な小惑星衝突が激しい火山噴火を連続的に誘発し恐竜の絶滅につながったとする研究結果を1日、米大学の研究チームが発表した。

恐竜絶滅の原因をめぐっては、科学者らの間で多くの議論が交わされてきたが、米科学誌サイエンス(Science)に発表された米カリフォルニア大学バークレー校(University of California, Berkeley)の 最新研究結果は、小惑星衝突か火山噴火の一方ではなく、両方の事象が原因だとしている。

同大の研究チームは、インドにある火成活動の痕跡「デカントラップ(Deccan Traps)」の溶岩流を調査し、これまでで最も精度の高い年代測定を行った。
その結果、地球上で起きた最後の生物大量絶滅の引き金となった小惑星もしくは彗星(すいせい)の衝突と非常に近い時期に、溶岩の噴出量が倍増していたことが分かった。

研究を率いたカリフォルニア大のポール・レニー(Paul Renne)教授(地球惑星科学)は「今回の溶岩の年代測定結果に基づくと、噴火と衝突が大量絶滅の5万年間のうちに起きたことは、まず間違いないと考えられる。
そのため、どちらか一方だけが生物の氏滅に作用したと考えるのはやや不自然。両方の現象は明らかに同時期に作用したわけだ」と説明する。
(略)
この壊滅的状況から地球と陸や海の生物が再生するまで、約50万年を要したと思われる。

http://a.msn.com/01/ja-jp/AAf1tiJ


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