島根県にある、加賀の潜戸(かかのくけど)、賽の河原(さいのかわら)。
加賀の潜戸は死者の入り口といわれ、新潜戸、旧潜戸があります。
旧潜戸は仏潜戸(ほとけのくけど)と呼ばれているようです。
仏潜戸は、生命絶えた幼子の魂が集まる「賽の河原」と言われ、
(賽の河原とは、三途の川に存在するとされる河原のこと)
この賽の河原には無数に小石を積み上げた、石の塔があります。
この石の塔にはこんな話があります。
石の塔は時化で全部崩れても一晩中かかって泣きながら積みなおすと言われています。
この話を信じなかった男がいました。
全部積みなおせるものなら積みなおしてみろといわんばかりに、
男は石積みを全部崩したそうです。
その夜、男は怪奇現象につきまとわれることとなります。
夜中じゅう子供の走る足音を聞かされたり、また、男が乗った船は海で沈んでしまったという。
一命をとりとめた男は、これは祟りだと予感し潜戸へ行ってみると、
崩した石積みが元通りになっていたそうです。
男は恐れ、自分のやったことを悔い、地蔵を建てたという話があるそうです。
また、こんな話も。
朝日の昇らない内に賽の河原へ行くと、 浜には夜の間に来て石を積んだといわれる子供の霊の足跡があるそうだ。 足跡は片足のみで、土のやわらかい所に点々とついている。その足跡は朝日が昇るとともに綺麗さっぱりと消えてなくなってしまうそうだ。
現地には案内板があるそうで、それには『賽のかわら伝説』がこう書かれているようです。
太古の昔、海人族の女神たちが此処で子供達を産み育てた場所といわれています。
幼くして生命絶えた我が子を埋め小さい石の塔を積んだのが始まりとも云われています。
現在は、全国の亡き幼児の魂の魂の集まる場所と云われています。

