244: 本当にあった怖い名無し 2013/03/22(金) 16:51:16.00 ID:+1iMXpbL0
実怖「ゾッとする 指差す方向に進んでいたら私は今頃…」
5年ほど前、某県某所、知る人ぞ知るどころか、
最も有名と言っても過言ではない某心霊スポットに行った時の話。
当時の私は大学一年。
文芸サークルに所属していて、某県を訪れた理由はそのサークルの合宿。
文芸サークルの合宿だから親睦旅行みたいなものだ。
観光地として有名な土地だから、日中は観光して夜は宴会。
何故かその手のサークルにしては人数が多かったので、
観光はグループに分かれての自由行動だった。
私がその心霊スポットに行こうと決めたのは、
「まあ、一回ぐらいはそういう体験をしておくのも」と考えたから。
文芸部員として色々な小説に挑戦してみたいという気持ちもあり、
霊感なんて微塵にもないけれど、以後役に立つ経験が出来るかもとも思っていた。
仲の良い怪談好きの先輩もサークル内にはいたし、
その人との話のネタにもなるから一石二鳥。
尤も、私は実際には小心者で臆病者で、
当日まで行くかどうかは迷っていたのだけれど。
その日は夏だったが都合の良い事に薄曇りで暑くはなかった。
午前中に目当てにしていた古書市を回った後、
その他の観光地をいくつか巡っていざ某心霊スポットへ。
合宿前に事前に調べておいたバスに乗って、
最寄りの停留所についたのは午後4時頃だった。
夏なのでとても明るい(暗いと怖いから)。
ところが、バスを降りて早々問題が発生する。