百人一首 怖い話

百人一首とは、100人の歌人の和歌を、一人一首ずつ選んでつくった秀歌撰です。この百人一首の中の2種(権中納言敦忠、右近)には、怖くて奇妙な物語があるといいます。百人一首に込められた怨念の物語とは、はたして――(怖バナ速報)
※あくまでスレ主の体験談ですので、百人一首の曰く話として必ずしも正しいとは限りません。 
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百人一首の中の2首について奇妙な話を先生からこの前聞いた。

どういう話かというと、

『あひみての 後の心に くらぶれば 昔は物を 思はざりけり』

という詩がある。
これは権中納言敦忠という人が詠ったもので、意味は

「ゆうべ、あなたとふたりきりでお会いしたあとの、今のこの苦しさにくらべたら、会いたい会いたいと思っていた
頃の恋のつらさなんかなにも物思いをしないのとおなじようなものでした。」

ということらしい。
そして権中納言敦忠は右近という人と恋に落ちていて、その時詠んだのがこれだった。
その右近の詩も百人一首の中にある。

『忘らるる 身をば思はず ちかひてし 人のいのちの 惜しくもあるかな』

意味はというと、

「忘れられる我が身は何とも思わない。忘れないと誓った人の命が、神の怒りにふれて
失われるのが惜しいことです。」

らしい。。
先生によると、敦忠はあれだけかっこいいことを言っといて浮気したらしい。
その時ほったらかしにされた右近はその思いを詩にしたらしい。



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