『リョウメンスクナ』
2005/09/21
俺、建築関係の仕事やってんだけれども、
先日、岩手県のとある古いお寺を解体することになったんだわ。
今は利用者もないお寺ね。
んでお寺ぶっ壊してると、同僚が俺を呼ぶのね。
「~、ちょっと来て」と。
俺が行くと、同僚の足元に、黒ずんだ長い木箱が置いてたんだわ。
俺「何これ?」
同僚「いや、何かなと思って・・・本堂の奥の密閉された部屋に置いてあったんだけど、
ちょっと管理してる業者さんに電話してみるわ」
木箱の大きさは2mくらいかなぁ。
相当古い物みたいで、多分木が腐ってたんじゃないかな。
表に白い紙が貼り付けられて、何か書いてあるんだわ。
相当昔の字と言う事は分かったけど、凡字の様な物も見えたけど、
もう紙もボロボロで何書いてるかほとんどわからない。
かろうじて読み取れたのは、
「大正??年??七月??ノ呪法ヲモッテ、両面スクナヲ???二封ズ」
的な事が書いてあったんだ。