『裏S区』 2014年11月25日 カテゴリ:怪談 『裏S区』 九州のある地域の話。仮だがS区という地域の山を越えた、裏S区って呼ばれてる地域の話。現在では裏とは言わずに「新S区」って呼ばれてるが、じいちゃんばあちゃんは今でも裏S区と呼んでる。まぁ、裏と言うのは良くない意味を含んでる。この場合の裏は、部落の位置する場所を暗に表してる。高校時代は、部落差別の講義も頻繁にあるような地域。そこでの話。(あくまで体験談&自分の主観の為、部落差別、同和への差別の話ではありません) 【『裏S区』】の続きを読む タグ :#裏S区#怖い話#有名
『パンドラ 禁后』 2014年11月25日 カテゴリ:怪談 『パンドラ 禁后』 私の故郷に伝わっていた「禁后」というものにまつわる話です。 どう読むのかは最後までわかりませんでしたが、私たちの間では「パンドラ」と呼ばれていました。 私が生まれ育った町は静かでのどかな田舎町でした。 目立った遊び場などもない寂れた町だったのですが、一つだけとても目を引くものがありました。 町の外れ、たんぼが延々と続く道にぽつんと建っている一軒の空き家です。 長らく誰も住んでいなかったようでかなりボロく、 古くさい田舎町の中でも一際古さを感じさせるような家でした。 【『パンドラ 禁后』】の続きを読む タグ :#パンドラ#禁后#怖い話#有名
『リアル』 2014年11月25日 カテゴリ:怪談 『リアル』 何かに取り憑かれたり狙われたり付きまとわれたりしたら、マジで洒落にならんことを最初に言っておく。 もう一つ俺の経験から言わせてもらうと、一度や二度のお祓いをすれば何とかなるって事はまず無い。 長い時間かけてゆっくり蝕まれるからね。 祓えないって事の方が多いみたいだな。 俺の場合は大体2年半位。 一応、断っておくと五体満足だし人並みに生活できてる。 ただ、残念ながら終わったかどうかって点は定かじゃない。 【『リアル』】の続きを読む タグ :#リアル#怖い話#有名#とり憑く
『ヤマノケ』 2014年11月25日 カテゴリ:怪談 『ヤマノケ』 一週間前の話。 娘を連れて、ドライブに行った。 なんてことない山道を進んでいって、途中のドライブインで飯食って。 で、娘を脅かそうと思って舗装されてない脇道に入り込んだ。 娘の制止が逆に面白くって、どんどん進んでいったんだ。 そしたら、急にエンジンが停まってしまった。 山奥だからケータイもつながらないし、 車の知識もないから娘と途方に暮れてしまった。 飯食ったドライブインも歩いたら何時間かかるか。 で、しょうがないからその日は車中泊して、 次の日の朝から歩いてドライブイン行くことにしたんだ。 車内で寒さをしのいでるうち、 夜になった。夜の山って何も音がしないのな。 たまに風が吹いて木がザワザワ言うぐらいで。 で、どんどん時間が過ぎてって、娘は助手席で寝てしまった。 俺も寝るか、と思って目を閉じてたら、何か聞こえてきた。 【『ヤマノケ』】の続きを読む タグ :#ヤマノケ#怖い話#有名#山
『八尺様』 2014年11月24日 カテゴリ:怪談 『八尺様』 親父の実家は自宅から車で二時間弱くらいのところにある。 農家なんだけど、何かそういった雰囲気が好きで、高校になってバイクに乗るようになると、夏休みとか冬休みなんかにはよく一人で遊びに行ってた。 じいちゃんとばあちゃんも「よく来てくれた」と喜んで迎えてくれたしね。 でも、最後に行ったのが高校三年にあがる直前だから、もう十年以上も行っていないことになる。 決して「行かなかった」んじゃなくて「行けなかった」んだけど、その訳はこんなことだ。 春休みに入ったばかりのこと、いい天気に誘われてじいちゃんの家にバイクで行った。 まだ寒かったけど、広縁はぽかぽかと気持ちよく、そこでしばらく寛いでいた。そうしたら、 「ぽぽ、ぽぽっぽ、ぽ、ぽっ…」 と変な音が聞こえてきた。機械的な音じゃなくて、人が発してるような感じがした。 【『八尺様』】の続きを読む タグ :#八尺様#怖い話#有名