
海の怖い話『もう海には行けない…沖から向かってくる色彩のない人々に沈められる』
子供の頃、親戚のA子ちゃんと家族みんなで海に遊びにでかけた。ちょっとした穴場だったのか、水も透明で美しく人も全然来ない素敵な海だったのだが、沖の方を見ると人間とは思えない異様で不気味なモノ達がこちらに向かってきて――
私は泳ぎがめっちゃ得意なんだけど、
海では波打ち際の腰ぐらいの深さのところで
しかも人がわんさといるとこでチャプチャプするくらいしか出来ないので
家族からも 子供達からも笑いものになっています。
けど海では泳げません・・・子供の頃の凄く怖い目にあいました。
長文で信じられない話ですので読みたい人だけ読んで下さい。
その頃、私は10歳で親戚の2歳年上のA子ちゃんと、私の家族、
A子ちゃん家族、その他の親戚のオッチャン達、
総勢11人くらいでD県の某海岸に泳ぎに来ていました。
そこはいわゆる穴場で、
交通の便が悪いのと回りに人家が無いために砂浜なのに人が全く来ず、
お陰で水の透明度は抜群!
水中メガネでちょっと下を覗けばウミウシがごろごろ居るのと
海草群が足元で一面にユラユラしているのさえ我慢したら、
遠浅の泳ぐには最高の場所で
親戚の叔父さんはそこに一軒家を海の家と買って
初めて使う年にA子ちゃんと私達親子を海開きとして招待してくれたのです。