時空のゆがみ

「繋がってしまったか」異世界に紛れ込んだ私を救った謎の男

某デパートの前で今ではすっかり見かけなくなったインスタントカメラの販売をしていた。すると、身なりがお世辞にも綺麗とはいえない年齢不詳の男が、周囲と逆行するようにそこに居た。誰も彼を認識していないようだが、もしかして彼は幽霊なのか、それとも――

今でもあれが何だったのか判らないし、もしかしたら夢だったのかもしれないけど
今まで生きてきて初めて体験した不思議な体験です。
ちょっと長くなりますが暇な方聞いてやって下さい。 

一昨年の冬、丁度これからクリスマスって頃、12月10~31日位の間、
主要駅に程近い場所にある某デパートの前で、最近めっきり売り上げを落としている
インスタントカメラの街頭販売を任されていた。
(当時派遣会社のバイトで直接はカメラ屋の店員ではなかったけど、街頭販売の人材として派遣されてた)

最近はすっかりデジカメに需要を乗っ取られて、このままじゃインスタントカメラは
いずれ滅びるなーなんて店長がぼやく中、責任感がそれなりに強かった私は、
自分がこれに携わったからには売り上げ伸ばしてやらなくちゃ、
なんて結構真面目に働いてた訳ですよ。


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