小学生の頃、都市伝説や不可思議な噂話、次元を渡る方法などのオカルトに詳しい同級生Aがいた。ある日、忘れ物をしたオレは教室にそれを取りに戻ったのだが、そこには何かを探している様子のAがいて――(おうまがタイムズ)
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つまらん話で申し訳ないが、小学校の頃、
オカルトマニアのようなクラスメートがいた。Aとしよう。
静かで根暗っぽいが友達は普通にいるタイプだった。
いろんなワケのわからん噂話や今でいう都市伝説に詳しい奴で、
時には呪術が使えるとかそんな噂も流れていた。
月並みな能力だが、やはり次元を渡るっていうのか、
別世界に行くっていうか何かそんな呪術も知っていたとか言われていた。
で、あるとき、放課後、忘れ物をして教室に戻ると、Aがいた。
何か失くしたようで、探していた。
オレはAとはちょっと言葉を交わす程度でそこまで親しくはないが、
その時はなぜか声をかけていた
俺「よう、A。何やってんの?」
A「ちょっと、あるものがなくなっちゃったんだ」
俺「何?」
A「あれがないと元の世界に帰れないんだ」
俺「何?もとの世界って」
A「ボクが前いたところ」
俺「ふーん。お前って転校してきたっけ?」
A「違うよ。世界そのものだよ」
俺「せ・・・世界!?世界だと!?」
スケールの大きい話に俺はついていけなかった。
A「とにかく探すの手伝ってくれたら、お礼はするよ」
と言って、なくしたという石?みたいなものの特徴を聞いた。
俺「あ、それならさっきどこかで見たぞ」
教室に来る途中の廊下の隅に転がっていた
妙な石みたいなオブジェみたいなものを思いだし、Aに教えた。
A「これだよ!サンキュー!」
俺「で、礼って何くれんの?ゲームか?」
A「もっといいものだよ」
そして時代は一気に20年後に・・・
【【時空移動】「世界自体が崩壊にむかっている、キミもこの世界に嫌気がさしたら別の平行世界へ行けるよ」】の続きを読む
オカルトマニアのようなクラスメートがいた。Aとしよう。
静かで根暗っぽいが友達は普通にいるタイプだった。
いろんなワケのわからん噂話や今でいう都市伝説に詳しい奴で、
時には呪術が使えるとかそんな噂も流れていた。
月並みな能力だが、やはり次元を渡るっていうのか、
別世界に行くっていうか何かそんな呪術も知っていたとか言われていた。
で、あるとき、放課後、忘れ物をして教室に戻ると、Aがいた。
何か失くしたようで、探していた。
オレはAとはちょっと言葉を交わす程度でそこまで親しくはないが、
その時はなぜか声をかけていた
俺「よう、A。何やってんの?」
A「ちょっと、あるものがなくなっちゃったんだ」
俺「何?」
A「あれがないと元の世界に帰れないんだ」
俺「何?もとの世界って」
A「ボクが前いたところ」
俺「ふーん。お前って転校してきたっけ?」
A「違うよ。世界そのものだよ」
俺「せ・・・世界!?世界だと!?」
スケールの大きい話に俺はついていけなかった。
A「とにかく探すの手伝ってくれたら、お礼はするよ」
と言って、なくしたという石?みたいなものの特徴を聞いた。
俺「あ、それならさっきどこかで見たぞ」
教室に来る途中の廊下の隅に転がっていた
妙な石みたいなオブジェみたいなものを思いだし、Aに教えた。
A「これだよ!サンキュー!」
俺「で、礼って何くれんの?ゲームか?」
A「もっといいものだよ」
そして時代は一気に20年後に・・・