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974 2017/08/21(月)
夏は、遊ぶ=海で泳ぐくらいしか、勉強以外にする事がないド田舎が実家。
進学で地元を離れたまま、就職、結婚して、初めて子を連れて帰省した夏の話。
昼間、明らかにはしゃぎ過ぎて、早々に子どもは寝ちゃって、両親と夫はまったり晩酌。
私は一人で「親になって帰省した私」に浸りたくて、ぶらっと散歩に。
(ここよりは)都会で、優しい夫と可愛い子どもに恵まれ、頑張ってる私。
この海の町は青春時代のまま…
などと派手な勘違いにドップリ浸かりつつ、よく泳いでいた浜に向かった。
テトラポットにもたれ、星を愛でる私…を精一杯演じて、
謎の満足感を味わい、帰ろうかと正面に向き直ったとき、
テトラポットの影に何かいるのを目の端で察知。
犬猫サイズじゃない。
小学生くらいの背丈。
ガチャピンを雑にしたみたいなシルエットで、一瞬で背中が冷たくなった。
その得体の知れない雑なガチャピンは
「私っち、もんてきたんけ、ほーけ。わしはいぬるぞな。ほいたらの。」
(私っち、帰って来たのか、そうか。わしは帰るよ。またね。)
と呟いて居なくなった。
【【正体は!?】帰省した田舎の海で “ガチャピン” を雑にした変な河童?が現れ「私っち、もんてきたんけ、ほーけ」と話しかけてきた。実は、その河童・・・】の続きを読む
進学で地元を離れたまま、就職、結婚して、初めて子を連れて帰省した夏の話。
昼間、明らかにはしゃぎ過ぎて、早々に子どもは寝ちゃって、両親と夫はまったり晩酌。
私は一人で「親になって帰省した私」に浸りたくて、ぶらっと散歩に。
(ここよりは)都会で、優しい夫と可愛い子どもに恵まれ、頑張ってる私。
この海の町は青春時代のまま…
などと派手な勘違いにドップリ浸かりつつ、よく泳いでいた浜に向かった。
テトラポットにもたれ、星を愛でる私…を精一杯演じて、
謎の満足感を味わい、帰ろうかと正面に向き直ったとき、
テトラポットの影に何かいるのを目の端で察知。
犬猫サイズじゃない。
小学生くらいの背丈。
ガチャピンを雑にしたみたいなシルエットで、一瞬で背中が冷たくなった。
その得体の知れない雑なガチャピンは
「私っち、もんてきたんけ、ほーけ。わしはいぬるぞな。ほいたらの。」
(私っち、帰って来たのか、そうか。わしは帰るよ。またね。)
と呟いて居なくなった。