【衝撃】テラフォーミングされた『火星』、地球とそんなに変わらなかったwwwwww
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火星の環境を変化させ、気温を上げて人類がより住みやすい環境に変えるテラフォーミングの構想は、現代の技術力では実現性に乏しいことが研究者の調査により明らかにされました。
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論文を発表したのは、コロラド大学ボルダー校Laboratory for Atmospheric and Space Physics(大気宇宙物理学研究所)のブルース・ジャコスキー氏と、北アリゾナ大学Department of Physics and Astronomy(物理天文学部)のクリストファー・エドワーズ氏の2人。両氏は、NASAの火星探査計画「MAVEN」とESA(欧州宇宙機関)の探査機「マーズ・エクスプレス」などから得られたデータをもとに分析を行いました。なお、ジャコスキー氏はMAVENプロジェクトの主要計画者に名を連ねています。
これまでに得られたデータをもとに火星の土壌に含まれる物質の成分を分析したところ、テラフォーミングに重要な役割を果たす二酸化炭素が必要な量の50分の1程度しか生成できないという計算結果が導き出されたとのこと。また、土壌に取り込まれている二酸化炭素はアクセス性が低い(=取り出しにくい)ために、やはりテラフォーミングのために大気に放出させることは容易ではないことも明らかになっています。
By European Space Agency
この状態でも火星の大気中に二酸化炭素を放出することは可能であり、温室効果は生じるものの、気温の上昇幅は10度程度にとどまるために氷の状態で存在している水を液体に変えることは不可能であると論文では述べられています。
このような状況を踏まえ、論文は「現代の技術では火星をテラフォーミングすることは不可能である」と結論付けています。もちろんこれは1つの科学的見地であるために、絶対的な答えというわけではありませんが、人類が火星に住むことが容易ではないことをまた新たに裏付ける内容といえそうです。
GIGAZINE
https://gigazine.net/news/20180731-mars-cannot-be-terraformed/
東京大学大学院理学系研究科の関根康人准教授や野田夏実氏らの研究により、約40億年前の火星に大量の酸素が存在していたことが分かった。
米航空宇宙局(NASA)の火星探査機「キュリオシティ」が収集したデータの解析で明らかになった。
大量の酸素の存在と同時に、40億年前の火星大気に占める二酸化炭素(CO2)の量が酸素の数十分の1で、厚いCO2の大気が火星を覆っていたとの通説を覆した。
地球の酸素の由来は植物だが、火星における大量の酸素の供給源などについて関心を集めそうだ。
関根准教授らはキュリオシティが、大気中の酸素濃度が高い時に生成するマンガンの酸化物を砂岩中で見つけたことに着目し、マンガンの酸化実験と生成物の分析を実施。
火星の砂岩中の成分から当時の火星の環境を実験室レベルで再現したところ、火星で見つかったマンガンの酸化物が生成するには、今の火星大気の数百倍以上の酸素が必要なことが分かった。
40億年前の火星の酸素濃度は、20億年前以降の地球の大気における酸素の量に匹敵する。
これは地球の生命が酸素で呼吸するために必要な最低レベルを満たしている。
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写真:火星探査機「キュリオシティ」
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http://www.nikkan.co.jp/articles/view/00422302?twinews=20170327