洒落怖火車

「火車っていう妖怪知ってる?地獄に魂を連れて行く妖怪それに近いモノ」洒落にならない怖い話

当時付き合っていた彼女の住んでいた部屋は 築年数もかなり経っていて安さ相応の場所だったのだが、そこに泊まりに行った時、隣人の声ではない不気味な声が聞こえてきて―― 

当時の彼女が住んでいたワンルーム。

安さだけで決めたというだけあって、壁は薄いし夏は暑くて冬は寒い。
おまけに築年数もかなり経っていて、トイレはお風呂場と一緒のタイプ。

玄関入ってすぐに狭くて細いキッチンスペースがあり、その先に8畳のリビングがあった。
角部屋だった為、外階段を昇り降りする音も聞こえてくる。

彼女はだいぶ図太い神経をしていたのか、全く気にならないと言っていた。
偽物ではない、本当にサバサバとした男友達のような性格に惚れて付き合っていたんだ。


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