「稲荷祭りで平行異次元世界に閉じ込められ14日間も神隠しになっていた話」
近所の稲荷祭りに友達と出かけた。お好み焼きも食べ、今年も夜遅くまで居座って楽しい祭りの余韻に浸っていた。けれど、「さぁ、帰ろう」と言うおいちゃんの声に返事をしたものの、おいちゃんはまるで目の前の私たちが見えていないかのように私たちを探し続けていた――
いまだに不可解な体験をひとつ。
私が中学生の頃、友達と一緒に、近所の稲荷祭りに出かけました。
小さい境内に似合わず、人もたくさんくる賑やかなお祭りで
準備はもちろん、出店もほとんど、近所の人たちでやっているので
少しくらい帰りが遅くなっても大丈夫なので(最後には誰かしら一緒に帰ってくれる人がいる)
私は毎年遅くまで居座っていました。
その年も、夜9時くらいにお祭りが終わり、近所に住む友達と一緒に
後片付けを手伝っていたのですが、最後に、残った生地でお好みを焼いてもらったので
お稲荷様におすそ分けして、友達とお社のまえに設置された椅子に座って、わいわい食べていると
「○○(私)ちゃん○○くん、そろそろ帰るべし、いっしょにあんべ~」と呼ばれました。
はーいと返事したのですが、呼んでくれた近所のおいちゃんは気付かず
私たちの名前を呼び続けていました。




