
海怖小話『遊泳禁止区域』『決して覗かないように』他2話
家族でキャンプ。とても心躍る楽しいイベントだ。まさかあんなに恐ろしい目にあうなんて。海には異形のモノがいていつでも人間を狙っているのかもしれない――。
580 :第一話 :2005/08/11(木) 10:20:35 ID:HtQfAGgu0
もう25年前の話だ。
当時私たち家族(両親、兄、私、弟)は毎年、和歌山にキャンプに行っていた。
恒例行事だ。
キャンプ最終日には五色浜に寄って帰阪するというのがパターンだった。
その年は寄ったのが夕方近くで、
海からの涼風を受けながら貝殻を拾ったりしていた。
浜には迎盆のためのピンクや緑の砂糖菓子や、
ろうそくが供えられており、物珍しさからそれらを見て歩いた。
夜になろうとしていた。
五色浜は波が高いことで有名で、遊泳禁止だった。
昼でも怖い高波は子供の目に恐ろしく映り、波打ち際から遠くを歩いていた。
(変なはなし、水泳は得意だが、海は昔から嫌いだった。水面下を想像して怖いから)

