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うちのオカンは昔からいわゆる霊感的なものが強い。
最近はそんな話をする機会もあまりないのだが、
これはオレが幼稚園の頃の話で、経験したのはオレ、になるのか。
オレは三兄弟の長男で、当時まだ末っ子の弟は生まれていなかった。
たまにオカンの実家であるお寺に里帰りしていたのだが、
オカンは自分の生家であるにもかかわらず、
「ゆっくりしてけ」と祖母に言われても、泊まるということをしなかった。
どんなに遅くなっても日帰りだ。
でもある時、何かの都合で帰れなくなり、
オレたち兄弟ふたりとオカンは泊まることになった。
オレは初めてのことだったのと、
寝ることになった部屋が本堂へと続く廊下の手前だったので
なんとなく怖くてなかなか寝付けずにいた。
本当はサッサと眠りに落ちたかったのだが、
周りの人が眠りに落ち、寝息が聞こえ出すとますます落ち着かない。
寝よう寝ようと思う余り、気持ちが焦って余計に眠れない。
やがて眠りの縁からスーッと落ちていきそうになるが、
なぜかまた戻って来てしまい、暗い廊下の先を見やって
もう一度落ちていきますように、と願いながら布団を被る、
そんなことを繰り返していた。
最近はそんな話をする機会もあまりないのだが、
これはオレが幼稚園の頃の話で、経験したのはオレ、になるのか。
オレは三兄弟の長男で、当時まだ末っ子の弟は生まれていなかった。
たまにオカンの実家であるお寺に里帰りしていたのだが、
オカンは自分の生家であるにもかかわらず、
「ゆっくりしてけ」と祖母に言われても、泊まるということをしなかった。
どんなに遅くなっても日帰りだ。
でもある時、何かの都合で帰れなくなり、
オレたち兄弟ふたりとオカンは泊まることになった。
オレは初めてのことだったのと、
寝ることになった部屋が本堂へと続く廊下の手前だったので
なんとなく怖くてなかなか寝付けずにいた。
本当はサッサと眠りに落ちたかったのだが、
周りの人が眠りに落ち、寝息が聞こえ出すとますます落ち着かない。
寝よう寝ようと思う余り、気持ちが焦って余計に眠れない。
やがて眠りの縁からスーッと落ちていきそうになるが、
なぜかまた戻って来てしまい、暗い廊下の先を見やって
もう一度落ちていきますように、と願いながら布団を被る、
そんなことを繰り返していた。
【【戦慄】俺、“神” に目をつけられた?母の実家の寺で「長髪の白い着物の男」が俺を捕まえようとして絶叫…母「あんたは何も見てない!見るはずがない!!」】の続きを読む