おうまがタイムズ

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魔除け


怖い話ヨコハマタイヤみたいな気味の悪い笑顔

仲の良い友人と海外旅行をした時に、ある廃れた観光地で奇妙なバスに乗り合わせてしまったという報告者。バスは定時にはこない土地柄だったのだが、なぜかそのバスは定刻通りに現れたとか。後々、その土地では「定刻の針の上に訪れる者は禍を連れてくる」という言い伝えがあることを知るのだが、報告者が乗り合わせてしまったという不気味なバスの正体とは――!?(おうまがタイムズ)
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長くなるけど、ほんのりと投下。

我が家には、訳あって母の親友母子が一緒に住んでた。
子の名前をAとするが、Aと俺は本当の兄弟以上に仲が良い。
一緒にいると何かと頼もしいんで、先日二人で某国を旅してきたんだが、
その国の寂れた観光地で、妙なバスに乗ってしまったんだな。

その国ではバスは必ず遅れて来るものだが、それは定刻通りに来た。
それだけでも十分変なのに、中の様子はそれ以上におかしかった。
バスのいたるところに、季節外れのサンザシの花が飾られており、
それより気になったのが、乗客達の不自然な態度だった。
一方には酷く暗い顔をした人々がいて、俯いて身動き一つしない。
もう一方には明るい顔の非常に騒がしい人々。
ヨコハマタイヤみたいな気味の悪い笑顔を浮かべており、
歌ったり喋ったり踊ったりと、やたら陽気に騒いでいた。
楽しそうに見えなくもないが、どこか排他的な雰囲気を纏う人達で、
声をかけようなんて気には全くならなかった。

暗い人達は、彼らにちょっかい出されても身じろぎせず俯いていたが、
教会の前を通過する時だけ、弾かれた様に身を起し、一斉に十字を切ってた。

妙な雰囲気の中、しばらくは我慢して大人しく乗っていたものの、
段々気味悪くなってきて、俺は予定外の所で降車ブザーを押してしまった。
だが運転手に「まだだ!」と一喝されて、停留所を通過されてしまい、
英語わからん俺の代わりにAが抗議してくれたが、取り合ってくれないようだった。
Aが怒鳴ってても他の乗客の様子は全く変わらなくて、
俺はただ不気味に明るい人たちの顔を見るのが怖くて縮まってた。


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544: うしろにななしさん 2005/12/07(水) 00:34:03 ID:NZNHKwqA0

海怖 ロゴ

海怖「海辺の寒村、海を見ることを忌む日」

その村は海に囲まれ、どこかよそ者を受け付けない雰囲気のするさびれた村だった。ガソリンが切れかかった友人たちは仕方なくその村に立ち寄ったのだが――。 

普段付き合いのいい同僚が、何故か海へ行くのだけは頑として断る。
訳を聞いたのだが余り話したくない様子なので、飲ませて無理やり聞き出した。
ここからは彼の語り。ただし、酔って取り留めのない話だったので、俺が整理してる。

まだ学生だった頃、友人と旅に出た。
たしか後期試験の後だったから、真冬だな。
旅とは言っても、友人の愛犬と一緒にバンに乗って、
当てもなく走っていくだけの気楽なもんだ。

何日目だったか
ある海辺の寒村に差し掛かったころには、既に日は暮れてしまっていた。
山が海に迫って、その合間にかろうじてへばり付いている様な小さな集落だ。

困ったことにガソリンの残量が心もとなくなっていた。
海岸沿いの一本道を走りながらガソリンスタンドを探すと
すぐに見つかったのだが、店はすでに閉まっている。
とりあえず裏手に回ってみた。
玄関の庇(ひさし)から、大きな笊(ざる)がぶら下がっている。
出入りに邪魔だな、と思いながらそれを掻き分けて呼び鈴を鳴らしてみた。

「すんませーん。ガソリン入れてもらえませんかー?」

わずかに人の気配がしたが、返事はない。

「シカトされとんのかね」

「なんかムカつくわ。もう一度押してみいや」

「すんませーん!」

しつこく呼びかけると玄関の灯りが点き、ガラス戸の向こうに人影が現れた。


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